第2号 2007年8月発行
「子供と初キャンプ、自然の学びは大きいなぁ~」

こんにちは、失礼します。
食援隊の細川泰伸です。

いつも生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)を
ご愛飲頂きまして、本当にありがとうございます。
皆様の「イキイキ元気」のお役に立てれば幸いです。

7月21日(土)22(日)と
高知県西部の黒潮町というところに
キャンプに行ってきました。

黒潮町は、昨年、大方町と佐賀町が合併して誕生した町です。

テントを張ったところは
国の名勝指定もされている「入野松原」の中にあるキャンプ場
目の前には、白浜の美しい入野海岸が広がり
サーフィンを楽しむ方で賑わってました。

最初は、6歳の長女と4歳の長男が
「キャンプに行きたい!キャンプに行きたい!」と
あまりにもせがむもので、しょうがないなぁ~と
思って計画をしたのですが

テントやバーベキューの準備をしているうちに
私や妻の方がだんだんと楽しくなり
友人も誘い、合計7人でのキャンプとなりました。

初日は、釣りイカダで魚を釣り
それを夜、バーベキューで焼いて食べる計画です。

今まで、同じような計画は何度かあったのですが
どれも魚が釣れず、結局、魚を買う事になったのですが
今回は、どうでしょうか?

港から小さい船に乗り、約10分
すこし沖に、プカンと浮かぶ釣りイカダに向かいます。

船頭さんの話では、前日は
アジが20匹ぐらい
20cm前後のチダイが40~50匹
そして、そして!
50cmの大きなマダイが2匹
釣れたのことで、期待がパンパンに膨れ上がります。

イカダの上に乗り、まずは長女の仕掛けを作り
釣りのスタート!

と、思いきや!
いきなり、長女の竿が「ググっ」と引いています!
「どうしよう、どうしよう」という顔の長女
ゆっくりリールを巻くと。。。

アジです!
それも20cm前後のちょうど塩焼きサイズ!
早速の晩御飯!

その後、長男の竿には、チダイが釣れ
2人とも大喜びです。

その後も、続々と
うるめイワシとかカンパチの子供とかも釣れ
大漁!大漁!クーラーはいっぱい
バーベキューで焼く分に、十分です。

イカダでの釣りは、子供と一緒にできるので
お子様がいらっしゃる皆様
本当におすすめです。

その後は、以前より
懇意にさせて頂いている方が
「カブトムシをつかまえちゅうき、よったやぁ~」
とお声掛け頂いてましてので
お言葉に甘えてお伺いすることにしました。

伺うと、見事なカブトムシが4匹!

子供にしたら、
カブトムシは、売っているものと思っていたので
「どこで、買こうてきたがぁ~?」という始末、
「山におったがでぇ~」という声に
「へぇ~~~」と目をキラキラさせてました。

そして、場所をキャンプ場に移し
テントを張ってバーベキューです。

入野のキャンプ場は、ちゃんと区画されていて
地面に番号札が立ってました。
私達が割り振られた場所は
なかなか絶好のポイントでした。

洗面所、手洗い、シャワーも近く、
石で囲った釜戸もあり、木のテーブルもあり。。。
もういう事無し、文句無しです。

それから、このキャンプ場、
もう一つ、気に入ったところがあります。

なぜか?「蚊」がいないんです。
ウソみたいな本当の話です。
もしかしたら、
「蚊」は松林の中では住めないのでしょうか?

はじめてのキャンプ場だったので
いろいろと心配をしておりましたが
予想以上、大満足の状況に
テントを張る作業も軽やかです。

長女の方は、妻と一緒に釣ってきた魚を刺身に捌き
目をルンルンとさせていました。

その刺身の美味しい事といったら、もう!
さらに、アジの塩焼きなんて、最高です!
身がふわっと柔かいのにしっとり。。。

長女や長男も、自分が釣った魚を刺身や
焼いて食べるわけですから
その味は口では言い表せなかったのでしょう
いつもはご飯を残すのですが
「おかわり!」の元気な声、連発です。
家族や仲間とのバーベキューの味は本当に格別です。

夜もふけると、今度は砂浜に出て
花火におおはしゃぎ
なんだか、子供より私の方が喜んでいたようです。

星を数え、初めての家族でのテント泊まり
朝から晩まで自然を満喫しました。

次の日は、海水浴をして
私と子供の体は、真っ赤赤!!!!!!

家に戻った時は、本当にぐったりでしたが
「また今度連れてってぇ~」と
子供はいろんな経験ができ
本当に楽しかったようです。

今回、自然の中で丸2日過ごしたわけですが
改めて、こうした自然の中での学びは大きいなぁ~と思いました。

例えば、魚にしても、魚屋さんで
刺身の状態でいつでも売っています。

自分で釣って、自分で三枚におろして食べるという経験をすれば
魚屋さんに、「ありがとう」という気持ちも感じると思います。

お米を作る体験をさせてあげれば
きっと、お百姓さんに、
「ありがとう」という気持ちも芽生え、
ご飯をおいしく食べる事もできるでしょう。

今、「食育」という言葉が、必ず新聞のどこかを賑わせてます。
食べ物を作って頂いている方に、
感謝して「ありがとう」の気持ちで食べる事を教える。
これも「食育」の一つではないか?
それには、実際に、体験する事がいいのではないか?
そう心に強く感じた2日間のキャンプでした。

それでは、失礼します。

細川 泰伸