第45号 2011年3月発行
「東日本大震災の被災者の皆様、心よりお見舞い申し上げます。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

先日の3月11日(金)に発生しました東北地方太平洋沖地震には、
ただただ驚いております。
各メディアから伝えられる惨劇の様子に、
本当に本当に本当に胸の痛む思いをしております。
被災者の皆様に謹んで心よりお見舞い申し上げます。

また被災地以外の方でも、この大地震の影響で大きな被害に遭遇された方々も
大勢いらっしゃると思います。重ねて心よりお見舞いを申し上げます。

言葉足らずで、本当に申し訳ございませんが、
被災地の一刻も早い復興を、そして被害に遭われました皆様の
ご無事とご健康を心より切にお祈り申し上げます。

また、この地震の影響により、運送会社様より、
配送が不可能な配送制限のでている地域があり、
商品のお届けに影響がでております。
ご迷惑をお掛け致しますが、何卒どうぞよろしくお願い致します。

こちら高知も当日は、大津波警報が出ており、一時は騒然としました。
一部の沿岸部では、津波の影響で大きな被害がありましたが、
私どもの工場、畑、事務所等は、幸い無事でございます。

改めて、十黒梅をご愛飲の皆様に、私どもの無事をお伝えするとともに、
2月末現在の「どくだみ畑」の様子をご案内致します。

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先月2月中旬の事、黒潮町にあります「どくだみ畑」に足を踏み入れた時の事、
冬の間は、雑草の姿が見えなかった畑に、ポツリポツリと雑草が見え始めていました。

その雑草を引くと、雑草の根と一緒に土もボコッと一緒に取れ、小さなくぼみができました。
そのくぼみには、冬の間、土の中でじっと寒さを耐えてきたどくだみが、
あと1週間程で、土の上に顔を出しそうな勢いで、恥かしそうに芽を出していたのです。

「勢い」と「恥かしい」という言葉を並列に並べみて、なんだかおかしな気がしますが、
元気いっぱいに芽を出していて、それでいて、ちょっと控え目な可愛らしい芽でした。

そして、さらに掘ってみると、根をぎっしりと縦横無尽に伸ばしているではありませんか、
寒い冬をじっと耐えたのではなく、この寒い冬の間に、
見えないところでしっかりと力をつけてきたと言った方が適切です。
改めて、どくだみの逞しさ、力強さを肌で感じました。

こちら黒潮町で、どくだみを栽培して頂くようになった当初から、
栽培に積極的に頑張って頂いていらっしゃる農家さんより、
「草は、小さいうちに引いちょった方がええ」とご指導を頂きましたので、

日を改めて2日後、鍬を片手に、どくだみ畑に入りますと、
ポツリポツリとしか生えてなかった雑草が、畑のいたるところで、
大切などくだみの芽の上に、覆いかぶさるように、その勢力を拡大しておりました。

たった2日で、ここまで生えるとは!!!!!
引かれても、踏まれても、どんなにされても、どんどん生えてくる雑草の力や恐るべし!

畑の上に腰を落とし、雑草を一つ一つ引き抜くと、2日前と同じように、
雑草の根にくっついた土が一緒にボコッと取れ、小さなくぼみ、
そしてそこには、たった2日ではありますが、しっかりと成長したどくだみの芽が!

春を迎え、夏がはじまる収穫期には、このどくだみ畑が大豊作となり、
皆様のお役に立てるかと思うと、この上ない喜びでいっぱいです。
今から、収穫が本当に楽しみで、畑の手入れ(草引き)にも力が入ります。

そんなワクワクとした気持ちで、雑草をどんどん抜いていきますと、
ある事に気づきました。

これら雑草、簡単に抜けないのです。
土の中深く根を張っているものや、広範囲に張っているもの、
さらには、根が柔らかく細く、無理に抜くと、根が途中で、あっさりと切れてしまうもの、
必ずといっていいほど、 完全にきれいに全部の根まで全て抜けた!
という雑草がないのです。

雑草は、私に「絶対にあきらめない」「どんな環境でも生き抜いてやる」
「こっちもどんどん進化してやる」とメッセージを発信しているように感じました。

以前、大変お世話になった方から
「学びは、本や人からだけではなく、自然から得る事も大きい」と教わった事があります。
教えて頂いた時は、あまり私の芯には響かなかったのですが、
今回、雑草の根性そして進化に、その意味が少し分かったような気がしました。

私と雑草との格闘は、長期間に及び、最後は、
お世話になっている農家さん4人が応援に駆けつけて頂き、ラストスパートです。
農家さんの手際の良さに、「プロには敵わない」と痛感しながらも、
農家さん:「細川君、ようここまで草を引いたねぇ」と褒めて頂いたのが、
何だか誇らしい気持ちになりました。

最後は、畑に霜よけの不織布のシートを被せて、第一段階の手入れは終了です。
(数日経ったら、雑草がまたしっかりと生えてくるので、その時はまた格闘です。。)

十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲の皆様、
こうして、今年もしっかりとどくだみが収穫できそうです。
どうぞ、ご安心下さいませ。

それから最後に、お知らせがございます。
弊社宛てのFAXは、今まで通常の回線(088-854-5506)を使用しておりましたが、
お客様に電話通信料のご負担のないフリーダイヤル回線を増設致しました。

FAXでの「ご注文」「ご感想」等、
是非、こちらのフリーダイヤルをご利用くださいませ。

FAXフリーダイヤル(通信料無料)
0120-149-565

これからも皆様のお役に立てますよう、頑張って参ります。
これからも、十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲頂ければ幸いです。

それでは、失礼します。

細川 泰伸