第51号 2011年9月発行
「この夏のプレゼント」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

9月初旬に日本列島を縦断しながら大きな被害をもたらした「台風12号」
その被害に遭われました皆様、心よりお見舞い申し上げます。
各メディアから伝わってくるその被害の大きさに、心を痛めております。
3月11日の東日本大震災もそうでしたが、
改めて自然の恐さを、まざまざと痛感しております。

今回の台風12号は、こちら高知にも上陸をしましたが、
どくだみ畑や工場、その他の施設も大きな被害は無く、無事でございます。
ご心配していただきました皆様、ありがとうございました。

その台風が去ってから、こちら高知は朝夕が、ぐっと涼しく感じるようになり、
7月8月の暑さを少しずつ忘れさせてくれるようになりました。

今年の夏は、昨年ほどの暑さは感じなかったものの、やはり夏!暑かった!
その暑さのせいで、我家では男チームと女チームの熱いバトルが繰り広げられました。

一般的に、男性と女性とでは、体感温度が違うのでしょうか?
それとも、我家だけ特別なのでしょうか?

私と長男(8歳)の男チームは、非常に暑がりで、お風呂は水風呂でのザバッと、
寝る時は扇風機の強さは「中」から「強」。
妻と長女(10歳)の女チームは、寒がりで、お風呂は温めてゆっくりじっくり、
寝る時はは網戸のみ。という状態です。

こういった状態ですから、お風呂はどっちのチームが先だとか、
寝る時は扇風機をどの程度の強さにするとか・・・・
最初は、同じ部屋で枕を横にしていたものの、
女チームは男チームの扇風機の強さに付き合いきれず、
最終的には、別々の部屋で朝を迎える事になりました。

一番、傑作なバトルは、長男は気を利かしたつもり、
長女が喜ぶと思って、浴槽に水を張って水風呂にし、
「お姉ちゃん、今、ちょうどいい感じぃ~」と言って、長女に風呂を勧めたものの
その湯船(水船と言った方が適切かも・・・)に、ざっぱぁ~~~~~~ん、と
勢い良く飛び込んだ長女の悲鳴と怒りの声は、
我が町内を揺るがす相当なものでした。

これから季節は秋に移り、過ごしやすい気候になります。
やっとここで、約2ヶ月程続いた男チームと女チームのバトルが
停戦状態になると思うと、 心なしか、ほっとしております。

今回は、そんな今年の暑い夏を振り返り、
我が家の”ハッピー☆メッセージ”、嬉しい夏の思い出話をさせて頂きます。

事の起こりは、1年半程前にさかのぼります。
長女のお友達がダンススクールに通ってまして、その発表会を鑑賞してきました。
そのすばらしさ、楽しさ、華やかさに心を大きく動かされたのか、
長女:「私もダンスがしたいっ!」と急に言い出す騒ぎとなりました。

私と妻は、時間が経てば、長女の気持ちも変わるだろうと、
そっとしておりましたが、 日を増すにつれ、長女の気持ちは高ぶるばかり、
口を開けば、ダンスの話ばかりです。

そこで、我が家で緊急の閣僚会議を開き、
長女をダンススクールに通わすかどうか討論をしました。

★財務大臣(妻):「(*_*(0=(`-‘)=0)+o+)!!」
★国土交通《送迎》大臣(妻):「(*_*(0=(`-‘)=0)+o+)!!」
★文部科学大臣(妻):「(*_*(0=(`-‘)=0)+o+)!!」

などなど、各大臣らの多くの意見(=ご想像にお任せします。。)はありましたが、

★総理大臣(私):「この件は、却下っ!」

ところが、さすが私の娘!そんな事であきらめようとはしません。
来る日も来る日も毎日のように、「ダンスに行きたい!!」とデモ抗議活動に入りました。
あきらめが悪い、私のDNAは、しっかりと受け継いでいるようです。
(=よく言えば、一本貫き通す性格、とでも言わせてくださぃ~~~)

そんなある日の事、私は運動不足解消にと、近くの県営プールに泳ぎに行きました。
コースロープを挟んだ横で、音楽をかけて水中でダンスをしている
小学生から高校生のグループに出くわしました。

もう皆様、ご想像がつくと思います。
彼女達はシンクロナイズドスイミングのグループだったのです。

長女は保育園の頃からスイミングスクールに通って、近頃は競泳の大会にも出ており、
水の中はわりと得意な方でして、その得意な水の中での演技(シンクロ)となると、
通常の陸上での演技(ダンス)よりも、長女にとって一日之長があるのではないか?
ふとそのような事が頭に浮かびました。

数日後、我が家で緊急閣僚会議を開き、
「シンクロナイズドスイミング」の新提案が討議されました。
情報収集してみると、どうやら、水中での練習に加え、バレエレッスンにも通うとのこと。
最初は何やら、不思議がっていた長女も、バレエレッスンがあることを伝えると、
目を輝かせ始めました。

そこで、長女に「お試し体験」を薦めたところ、
二つ返事で行ってみるとの事。

これまで励んできた競泳も無駄にせず生かしながら、
本人のやりたいこと、ダンス(バレエ)もできる、
ということで、妻もシンクロナイズドスイミングなら了承。
こうなれば、後はそのお試し体験で長女が
シンクロナイズドスイミングを気に入るかどうかの一点です。

それで、「お試し体験」をした長女に感想を聞いてみると・・・・
長女:「楽しいぃぃぃぃい!シンクロしたいっ!」との事。

その日から約一年半、週4~5回・土曜日曜は、
朝から晩までの厳しい練習にも一生懸命取り組んできました。
練習の遅い日は、長女が家に帰ってくるよりも、
私が布団に入る方が先の日もありました。
屋外プールでの練習もありますから、体は真っ黒、
顔はパンダのようにゴーグル焼けしています。
本人も大変だったと思いますが、送り迎えの妻も大変だったと思います。

それで今回、長女や仲間全員の頑張りと、そして運にも恵まれ、
お陰様で、予選の中国・四国大会を突破し、
全国大会への切符を手にする事となりました。

迎えた全国大会当日、大勢の観客が一点に見つめるメインプールに、
長女の姿がありました。
見ている親の私達のほうが、緊張していたくらいで、
当の本人は、堂々たる姿で緊張感を力にかえて演技をしているように見えました。

大勢の観客の中、しっかりと自分の演技を魅せ、
一回りも二回りも大きく成長した長女の姿に、
とてもとても、涙を押さえる事ができませんでした。

長女をここまで、指導して頂いたコーチの皆様、
関係者の皆様への心からの感謝の気持ち。
そして、ともに厳しい練習にも励んできた先輩、後輩や仲間達の有難さ。
「努力」「勇気」「希望」「感謝」・・・言葉では表現できない程の、
たくさんのありがたい前向きな気持ちや思い・感情を
長女は、私や妻にプレゼントしてくれました。

この大きなプレゼントをしっかりと胸にし、
私もこれまで以上に頑張らねば!!という熱い熱い思いがこみ上げてきました。

それでは、失礼します。

細川 泰伸