第78号 2013年12月発行
「今年一年本当にありがとうございました!」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

師も走るほど大忙しの12月!いよいよ今年もあと残りわずかとなりました。
やはりといいましょうか、さすがといいましょうか、
12月に入ると、「うぅ~寒ぅ~い!」ですね。 今年の夏は記録的な酷暑で、
10月になっても暑さが残る日が続いておりましたので、
もしかしたら、そんなはずはありえませんが、夏が異常なだけあって・・・・
冬は来ないのかも・・・? そんなありえないおかしな事をふと考えたりもしましたが、
やはり、そんな事はありませんね、当たり前のようにしっかりと冬がやって来ました。

黒潮町のどくだみ畑にも冷たい風が吹き抜け、いよいよ冬の到来です。
畑を見渡すと、どくだみ達も私達のように、冬支度を始めたようです。

どんな冬支度かといいますと、土の上には、どくだみは顔を出してはいません。
少し掘ってみると・・・ いました!いました! いました! どくだみの根が!
酷暑、猛暑を乗り切り、しっかりと土の中に凛としたどくだみの根がいました。
これからこの寒い冬に、しっかりと力を蓄え、
春にはゆさゆさとその葉を大きく揺らす事でしょう。

そんな冬支度のどくだみ達をみていると、
厳しい冬があるから、豊かな恵みの春がある。過酷な夏があるから、実りの秋がある。
何か自然の摂理といいましょうか?
自然の原理といいましょうか?
自然の流れといいましょうか?

自分を振り返ってみて、とかく結果をすぐに求めたりします。
何にでも冬はあるんだ、冬が厳しければ厳しい程、豊かな春が必ず訪れるはず、
結果を急がず、慌てず、焦らず、騒がず、心に余裕を持って、
何にでも接していければいいなぁと、
どくだみ畑は心に大きく感じる何かを教えてくれるような気がしました。

さて、来年の話を今からすると。青鬼赤鬼に大笑いされるかもしれませんが。
2014年1月になりますと、私ども食援隊は、お蔭様で8歳を迎えます。
妻と二人で小さな事務所を借りて立ち上げた会社も
それなりの事務所に移転し、工場や畑を所有し、社員も増え、
携わって頂いている農家さんも増えました。

会社を立ち上げた当初は、まさに極寒の真冬で、
本当にどうしようか?と肝を冷やす思いがしましたが、
多くの方々のお力を頂き、今があるように思います。

発売開始の際は、特に妻や子供達に励まされ、大きな力を頂きました。
学校帰りの通学路、道端で摘んできた「どくだみ」を
花束にしてうれしそうに持ち帰ってきてくれた長女
初詣で「どくだみがうれますように」と手を合わせてくれた長男
本当にお客様に買って頂けるかどうか分からない十黒梅(じゅっこくばい)の
初回製造分の大量の山を見て、「私達が一生飲む分はあるわね!」と笑ってくれた妻
本当に大きな心の支えとなりました。

そして、何よりも今があるのは、
十黒梅(じゅっこくばい)を永くご愛飲頂いていらっしゃる皆様のお蔭でございます。
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

ご愛飲の皆様から、
「祖母もびっくりしていて、あの十黒梅はすごいネと言っていました。」
「おかげ様で私も元気になり、主人も元気で過しております。」
「十黒梅は神です」「この十黒梅で生き返りました。」
「魔法のお酒があればもう大丈夫、そんな安心できる気持ちを頂きました。」
「もうひとつ良い事は、水泳の距離が、これ迄の倍以上に伸びた事です。」
「真摯な対応が本当に嬉しく思います。」
「私にとって、十黒梅は生涯手離せなくなりました。」等々
嬉しいお声をたくさんたくさん頂き、私どもが作った十黒梅(じゅっこくばい)が、
皆様のお役に立てる事ができるこの幸せは、この上ありません。
心より熱く熱く厚く感謝申し上げます。

皆様から頂く嬉しいメッセージは、毎朝の朝礼にて社員全員で拝読させて頂いております。
その時間は、一日の中でも一番の幸せな時間で、とても楽しみにしております。

今回の手作り新聞では、私どもの一日のスタートの「朝礼」を少しご紹介させて頂きます。
創業当初から、私どもの朝は、まず一番に掃除から始まります。
掃除をする事で身の回りをキレイにし、心をキレイにし、
気持ちのいい環境で仕事に取り組めるようにしています。
もちろん、トイレも毎朝しっかり掃除をして気持ちのいい毎日を過ごせるようにしています。

その後、全員で「朝礼」に入り、その日一日の打ち合せをしてから、
「クレド」と呼んでいる私どもの信条ともいうべきものを全員で確認しております。
「クレド」というのは、ラテン語で「信条」「志」「約束」等を意味する言葉で、
いわゆる企業理念ともいうべきモノを、より具体的に全員で理解しやすくしたものと、
私は考えております。

創業する際、自分達の会社を、こんな会社にしたい!という強い思いで、
妻と二人で何日もかけて練り上げて15項目を作成し、
創業当初より、毎朝欠かさず、この「クレド」を一項目ずつ全員で確認しております。
その15項目ある「クレド」の中から、
私どもが一番大切にしている1項目目をご紹介させて頂きます。

私達は、「人を良くする食を通じ毎日のイキイキ生活を応援します」を
合言葉に「お客様にお役立てする事」を使命とします。
かかわる全ての人が商品の良さをしっかりと理解し、
商品説明やアフターフォローなど、誠実・真心の精神で
プロフェッショナルとしてお客様に感動して頂けるよう全力で努力します。

書いている事は当たり前の事かもしれませんが、このクレドを徹底する事で、
どくだみの栽培・搾り加工・酒造等、製造に関わる者は、お客様の事をしっかりと考え、
製品作りに誠実・真心の精神で取り組む事ができます。
販売を担当する者は、しっかりと商品の事を学び、正しくお伝えし、
誠実・真心の精神でお客様に接する事ができます。

この当たり前の事を当たり前にやる「凡事徹底」をこの8年間、
毎朝欠かさず徹底して参りました。

今年一年を振り返ってみますと、同じ食を天職とする者の偽装事件に耳を疑いました。
私どもは、最初に自分たちの「クレド」を決め、
それを大切に毎日全員で共有してきた事が、 本当に良かったと感じております。

これからも信念をもって、取り組んでいきたいと思っています。
2014年も、皆様のお役に立てますよう、社員全員で精一杯頑張って参ります。
今後とも何卒、どうぞよろしくお願いいたします。

今年一年、本当にありがとうございました。重ねまして心より感謝申し上げます。
皆様にとりまして、2014年が良き年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

それでは、失礼します。

細川 泰伸