こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。
「1月は行く、2月は逃げる」と昔からよく言われるように、
2014年は、あっという間の2ヶ月が過ぎ、暦は3月に入りました。
「3月は去る」とも言われていますので、きっと今月もあっという間に過ぎ去る事でしょう。
その3月!私どもにとりましては、非常に重要で大事な月になります。
と、いいますのは、この寒い冬の間、じっと土の中で力を蓄えていた「どくだみ」達が、
いよいよ、意気揚々と地上に芽を出そうとしているのです。
冬の間は、芽を出してなかった畑には、
ちらりほらり!と可愛らしい新芽が見えていました。
(どくだみの新芽)
今年も、しっかりとちゃんと芽を出してくれた「どくだみ」達を見ると、
ほっ!と安心すると同時に、しっかりと頑張らねば!という強い気持ちになります。
これから収穫までの間、しっかりと草引き等の畑の世話をして、
昨年のように大豊作の収穫につなげたいと肚の芯に決意をしました。
(昨年のどくだみ畑、お陰様で豊作でした。)
それから、その可愛らしい「どくだみ」の新芽は、
私にこう語ってくれたようにも感じました。
「大丈夫!」「春は必ず来るから」「ちょっとした事でくよくよするなよ」と・・・・・
振り返れば、昨年のこの時期も、どくだみの新芽に心を躍らせ、心を強く持ちました。
その時から、一年があっという間に過ぎ、この一年は、本当にいろいろな事があり、
心躍らせる嬉しい事や、心を痛める悲しい事もありました。
前者に直面した時は、楽しく迎える事ができるのですが、
後者に直面した時は、本当にどうしていいのか、心穏やかではありません。
くよくよしたり、ふさぎ込んだり、不安な気持ちでいっぱいになったり・・・
しかし、過ぎてみれば大した事ではなかったようにも思えますし、
その私の悩みなど、どくだみを育む大地の恵み、普遍の春夏秋冬の大自然の流れ、
そして、この一年間の大いなる地球の自転・公転と比べると
本当にちっぽけ過ぎて、お話にならないと思えてしょうがありません。
特に昨年は、記録的な猛暑・酷暑の夏がありましたので、
もしかしたら、この春、どくだみは芽を出してくれるのだろうか・・・?
という心配はありましたが、
そんな私の心配は、小さ過ぎ・つまらなすぎのよう、今年もしっかりと芽を出してくれました。
毎年、どんな事があっても、しっかりと逞しく新芽を出してくれる「どくだみ」達
振り返ってみて、「どくだみ」は1000年も前の平安時代からずっと、
多くの人々に永く愛されてきたという事は、
その前から、ずっと毎年毎年毎年毎年、この季節に新芽を出してきた事でしょう。
どんな事があっても、命は取られず、永い歴史を行き抜き繋いできました。
そんな大地から芽生える「どくだみ」達の逞しい姿は、
私にある大事な事を思い出させてくれました。
それは数年前、ご縁がありまして、
比叡山延暦寺の光永覚道大阿闍梨にお会いできるチャンスがありました。
その頃、私は独立・起業したばかりで、
意気揚々とした気持ちと不安な気持ちに大きく揺れ、
その不安な気持ちを掻き消したく、質問をさせて頂きました。
私:「会社を立ち上げたばかりですが、立ち行かなくなったらどうしたらいいですか?」
すると、にっこりと穏やかなお顔で
大阿闍梨:「命だけは取られんやろ」とおっしゃって頂きました。
その頂いた教えに、本当に心が救われる思いがした事を昨日の事のように覚えています。
しっかりと芽を出した「どくだみ」達は、私に
「ボク達は、どんな事があっても生き抜いてやる!命は取られないぞ!」と
力強くメッセージを発しているようにさえ感じました。
改めて、どくだみの逞しさと自然の恵みに感謝し、
何事にも、大きな心で接したいと、寒風吹き抜ける、
早春のどくだみ畑の上で心に感じました。
(どくだみ畑の上で、私一人でニンニンしている姿は、他の人から見ると・・・
きっときっと、おかしな人に見られていたと思います。)
季節はこれから春に向かって寒暖の変化の大きく、衣服の選択に困る季節です。
お風邪など召さぬよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。
それでは、失礼します。
細川 泰伸