第85号 2014年7月発行
「木の上に立って見る」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

7月に入り、こちら高知は、いつ梅雨が明けるのか?
晴れ間が待ち遠しい毎日が続いております。
とはいえ、その梅雨が明けると・・・
本格的な夏!夏!夏!夏!の到来っっっっつ♪
私は根っからの「汗かき男っ!」 (自慢してもしょうがないのですが、、、)
この暑い夏の季節が大の苦手です。

しかしっ!今年の夏は、いつもの夏と違います♪
今年の夏は、非常に楽しみな夏なのですっ♪♪♪
なぜならっ、長男が今年、小学6年生となり、
2年生から始めた「少年野球」では、 主力の学年となり、
グランドで頑張っている姿に、一喜一憂っ!
思いっきり楽しんでおります。

私は根っからの野球オンチ!(またまた自慢してもしょうがないのですが、、、)
中学高校時代、クラブ対抗のソフトボール大会でメンバーが足らず、
強制的に駆り出されて外野の守備についても外野フライすら取ることができません。
私のそのプレーのせいで、何度負けたことか、、、
(そのせいで、何度ボコボコにされた事か、、、、)

弁解する訳ではありませんが、球勘がないというか、
ピッチャーの投げたボールをバッターが打って、
そのボールがどの辺りに落ちてるくるか?
その判断能力、運動能力に欠けているのだと思います。

幼い頃より、目が極端に悪く、
動体視力が全く無いことも原因の一つでもあったかとは思いますが。。。
ただ、1回だけ、大まぐれで取った事があります。
(ここだけ、まじめに自慢させて下さい)

1学年先輩の大レフトフライを、たまたま走って行った方向が良く、
たまたま上に差し出したグラブの中に、たまたまスッポリ収まり、ゲームセット!
今でも、鮮明に覚えている、私の今までの人生の中での大大大ファインプレーでした。
(その夜は、その先輩に、ボコボコにされましたが、、、、)

先日、たまたま、子供たちのバッティング練習に、
外野の守備が不足していましたので、 形だけ左手にグラブを!
そして、心は「私の所に飛んでくるなっ!」でポジションにつきました。

そんな時は、飛んで来るんです。私のところに・・・・・
、、、っで!、、、っで!、、、っで!、、、っで!
どうだったかといいますと、、、、
やっぱり、取れません。ホント野球って、やっぱり難しいです。

そんな私の息子ですから、野球ができるのか?心配をしておりましたが、
私がダメでも、妻のほうが良かったようです!
はいっ!守備はショートで上位打線で頑張っております。
練習や試合で、悔しくて泣いて家に帰ってくる時もありましたが、
長男を含め、子供たちのハツラツとしたプレーをスタンドから見ると
手に汗握る思いで、本当に楽しませてもらっています。

長男が、小学2年の時に「野球部に入りたい!」と言い出した時は、
本当にどうしようか?と思いました。
なぜなら、その時はまだスイミングで競泳をやっていましたし、
野球部にまだ2年生が誰も入っていなかったこともあります。
そして、私が野球オンチ。

それから、保護者のお手伝いが父母共に非常に大変、
という事を伝え聞いた事があったからです。
練習や試合のお茶当番、試合会場への送迎や、 グランドの設営等々、
(特に大変なのは、雨でグランドの水たまりをスポンジで吸い取る整備です。)
どうしても大人の協力がないと少年野球は成り立たないそうで、
土日祝日は全て、子供の野球一色になってしまうということでした。。。。。。

しかし、子供のやりたい意思を私達親の都合でやめさせるのもどうか?
親は、書いて字のように「木の上に立って見る」と。
そして、息子の意思を再度確認し、
子供がやりたい事は子供のやりたいタイミングでやらせようと、
野球部に入部させることにしました。

振り返ってみて、大変な事はたくさんありました。
しかし、野球をやらせて本当に良かったと思っております。
息子の引退まであとわずかですが、
今現在、思った事をご紹介させて頂きます。

●助け合う精神が育った
野球は、チームプレーではじめて成り立ちます。
ワンマンプレーでは通用しません。
大人になり、社会に出たとき、ここで育んだ助け合う精神は、
必ずモノをいうと思います。

●やればできる!向上心が育った
取れなかった打球が取れたり、届かなかった所に投げれるようになったり、
打てなかったボールを打てるようになったり、
できなかった事ができるようになるということを体感できたと思います。
このやればできるという向上心は、大人になった時、
必ずぶつかる壁に対し 乗り越える事のできる大きな要素だと思います。
大切な心が身についたと思います。

●逃げない精神が育った
野球は、どんな大ピンチの時でも、その場を逃げる訳にはいきません。
それから、ヒットが打てて、いい結果が出る時もあれば、
凡打で悪い結果になる時もあります。
どんな結果であれ、自分の出した結果、その結果から逃げる訳にはいきません。
大人になり、社会にでると、いい結果を出さないといけないと思い、
時には悪い結果を恐れるあまり、チャレンジするべき時にチャレンジしなかったり、
悪い結果には責任回避したり、隠れたり、逃げたり、
(そんな嫌なニュースをよく耳にします)
この少年野球で培った逃げない精神は、大きな財産になると思います。

●心が強くなった
現代の子供は、近所のおじさんに叱られた事がないとよく聞きます。
そのせいか、大人になった時に、打たれ強くないともよく聞きます。
また、大人になり、社会にでると、理不尽な事で心を悩ませる事が多々あります。
監督、コーチに叱られ、思いっきり家で泣いていた事も何度かありました。
その分、必ず心が数段強くなったと思います。

●感謝の心が育った
先日、試合が終わった時、長男から
「お父さん、野球をやらせてくれてありがとう」と言われました。
私は、思わずジーンときてしまいました。
ほとんどの部員のお父さんは、野球経験者という方ばかりです。
長男なりに、野球ができないにもかかわらず、
毎回手伝いに来てくれ、見に来てくれ、保護者会長を務めてくれ、
私の協力を心にしっかりと受け止めているのだと思いました。
(こっちこそ、ありがとう)

かくいう私も、長男の少年野球のお陰で、成長した事もあると思います。
今の6年生で、一番早く入部したのは、私の長男ということもあり、
一番お世話を頂いている事で、
今年度の保護者会の会長を務めさせて頂いています。

考え方や性格、環境が違う人達が集う一つの会をまとめるというのは、
本当に大変な事で、毎年の事、保護者会の会長はなかなか決まらない、
というのが常のようでした。

しかし、前述しましたように、
長男が一番お世話を頂いているという気持ちもありましたので、
昨年のこの時期に、私は野球は全くできませんが、
役を快く引き受けさせて頂きました。

この一年を振り返ってみて、会長の大役は確かに大変ではありましたが、
私は、本当に運のいい男だと思います。
ほとんど全員の保護者の方々にいつも積極参加して頂き、本当に助かりました。
多くの皆さんのご協力で、この大役が無事にこなせそうです。

ともあれ、今年の夏は、長男の少年野球の最後の夏!
8月で引退ですので、残りわずか一ヶ月となりました。
現在進行中の試合では、順調に勝ち進んでいます。
長男には思いっきりプレーしてもらいたいのと同時に、
妻と私、思いっきり親バカになって、楽しみたいと思います。

季節はこれから、夏に向けてギアをトップに上げ、エンジンフルスロットル!
暑い暑い暑い夏は、もう目の前です。
体調管理には、くれぐれもお気をつけくださいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸