こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。
こちら高知は、8月に入るなり台風12号の影響で、
記録的な大雨が続いております。
私の記憶でも、これだけ強い雨が長く続いた事は、
今までなかったように思います。
ニュース等でご存じかと思いますが、一部の地域では、
浸水等の大きな被害が出ております。
知人で、浸水の被害に遭われた方がいらっしゃいまして、その方がおっしゃるには、
「水がどんどん上がってくる、その恐怖は言葉で言い表せない」との事。
改めて、自然の怖さを感じざるを得ません。
この新聞を執筆しているのが、8月5日でして、次の台風(11号)が
8月8日もしくは9日頃に、高知に接近しそうで、
被害がさらに広がらないよう祈っております。
8月5日現在ですが、私どもの本社・工場・畑等は、
無事で特に被害は出ておりません。
どうぞ、ご安心下さいませ。ご心配を頂きました皆様、
本当にありがとうございました。
今回の大雨で、自然の力の前では、
人間は無力だという事が改めて身に染みました。
と同時に「どくだみの逞しさ」と「まじめにやる事の大切さ」という事も感じました。
まず、「どくだみの逞しさ」ですが、、、、、
今回の大雨の被害から免れた「どくだみ畑」は、
7月の暑い中、社員達のがんばりで雑草退治が無事に終わり、
元気にどくだみが葉を広げています。
農薬は使わずに栽培しておりますので、
雑草退治は、1本1本手で抜いていく作業になります。
陽射しも強く、30℃を超える気温の中、みんな、本当によく頑張ってくれました。
お陰で、来年の収穫も期待が持てそうで、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
そのどくだみ達を見て改めてその逞しさを感じました。
ちょうど、長男が小学6年生ということで、日本の歴史の勉強をしており、
私も時々ではありますが、テスト問題の出題者としてその勉強に付き合っております。
小さい頃に覚えたはずの年号や、事件は、遠い遠い遠い記憶の中で、
「大化の改新」「六波羅探題」「建武の新政」「御成敗式目」「参勤交代」等々
そういえば、そんな事も習ったなぁ~と、
聞き覚えのあるキーワードに心を躍らせています。
どくだみの歴史は古く、中国から伝わってきたと言われ、
中国の古典『名医別録(483~496)』に記されています。
2014年ー483年=1531年! 少なく見積もって、1500年もの間、
途中、想像を絶する自然災害があったことでしょう。
途中、想像を絶する人的災害もあったことでしょう。
それでも、力強く生き抜いてきた「どくだみ」達、
永い永い永い歴史を生き抜いてきたその逞しさを考えると、
非常に感慨深いものがあります。
そして、そのどくだみ達は、時には薬草として重宝がられながらも、
概ね、常に嫌われ者の雑草として扱われてきました。
嫌われて1500年!!!!
嫌な事もグッと堪え、へこたれずに生き抜いたその精神力の強さ、
その逞しさには、ただただ頭が下がる思いです。
私の身に時々降りかかる不快な思いは、その「どくだみ」からすれば、
ミクロいやナノ、いやいやピコ、フェムト、アト、それよりも小さい話でしょう。
少々、嫌な事があっても、思い通りにならない事があっても、
腐らず、腹を立てず、へこたれず、辛抱強く、
前向きに逞しく頑張っていきたいと強く思いました。
次に、「まじめにやる事の大切さ」は、、、、
大雨で、高知市に避難勧告が出た8月3日(日)は、
亡き祖父の一周忌にあたる日でした。
祖父は、戦争をそしてシベリア抑留をも経験し、
あの極寒の地の強制労働を逞しく生き抜いた人でした。
もし、祖父が極寒の不毛の地で、力尽きていたならば、
私は、この世に生を受ける事などありません。
祖父のお蔭で、そして、祖母、両親のお蔭で、、
今の私があると心より感謝しております。
その祖父が、私が小さい頃によく教えてくれた事があります。
「まじめにやらんといかん」と、、、
まじめにやっていたら、いつか誰かが認めてくれる。
まじめにやってなかったら、みんなが遠のいていく。というのです。
昨今のニュースを見ますと、「偽装」「捏造」「改ざん」・・・
耳をそして目を疑うような話ばかり出てきます。
最近では、チキンナゲットの賞味期限切れ肉の再使用問題で、
同じ製造業者として憤りを感じております。
祖父の教えの「まじめにやることの大切さ」を礎にし、
これからも辛抱強く、逞しく、前向きに、
何事にも取り組んでいきたいと思いました。
季節は夏本番! 今年の夏も、猛暑、酷暑のようです。
水分補給や暑さ対策をしっかりと取り、
体調管理には、くれぐれもお気をつけくださいませ。
それでは、失礼します。
細川 泰伸