第159号 2020年9月発行
「一燈照隅 (いっとうしょうぐう)」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

この度の台風10号により、被災されました皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。暑い毎日が続いております。
どうぞ、ご自愛くださいますよう、そして復興を心よりお祈り申し上げます。

いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

先日、畑仕事の帰りの事、軽トラックの燃料計が底を指していたので、
いつもお世話になっているガソリンスタンドに給油に向かいました。

最近では、セルフサービスのスタンドが増えてきましたが、
そのスタンドは昔からのスタイルで、陽気なおじさんがガソリンを入れてくれます。

おじさん:「細川さぁ~ん、9月やに、ちっとも涼しゅうならんねぇ~」
私:「外の仕事は、堪えるねぇ~」(スタンドは炎天下の外の仕事です。)
おじさん:「そうながよ、この猛暑、もうしょのへんにしてぇ~♪」
得意のダジャレを飛ばして、少しでもこの猛暑を和らげてくれました。

そうなんです。カレンダーは9月に入りましたが、
それにしても!何にしても!「暑いっ!」いや「暑すぎ!」です。
こちら南国高知は、連日のように30度越えです。
(まだ、数日しか経っておりませんが・・・)

自称、猛猛猛!猛烈!な暑がりの私にとりまして、
堪えすぎの猛暑がまだまだ続いております。

事務所内にいる時は、「エアコン」という文明の利器がありますので、
快適に過ごす事はできるのですが、

畑作業となりますと、そういう訳にはいきません。
炎天下のどくだみ畑の上では、わずかに「テント」という文明の利器が、
何とか直射日光を遮ってくれますが、暑いのなんの!もう大変です。

ほんの数分、畑にいるだけで、汗!汗!汗!
熱中症には要注意で、休憩・水分補給はこまめに取るようにしています。
畑スタッフ達は、本当によく頑張ってくれています。

この手作り新聞が、皆様のお手元に届く頃には、
もう少し過ごしやすい気候になっていることでしょう。

本当にこの猛暑、もうしょうしょうの辛抱ですね♪
(大変、失礼しました。)

そんな暑い夏、いや暑すぎるに夏に、
ほんのちょっとだけ嬉しかった事が
2つありましたので、お話をさせて頂きます。

最初の舞台は、近所のうどん屋さんです。
こう暑いと、ざるうどんや冷たい汁のうどんについつい手が伸びてしまいます。
その日は特に暑すぎたものですから、
「冷やし海老五目うどん」を注文しました。

冷たい汁に、冷たいうどん、
具は、海老天、きつね、ゆで玉子、わかめ、かまぼこ、と
まさしく暑い夏にぴったり。

少し待って、運ばれてきたどんぶりの中をみますと、、、
何か、具とは別のものが入っています。

状態は凍っていて、色は汁と同じ色です。

なるほど!!!
汁を凍らせたものでした。

以前は、普通の水氷を入れていたそうなのですが、
それでは、食べているうちに、汁が薄くなってしまう。
ということで、汁を凍らせた汁氷を入れるようにしたそうなのです。

食べていくうちに、さらに冷えてきて、さらに美味しい!

「汁を凍らせる」ちょっとした事なのですが、
それに気が付いたうどん屋さんはさすがです。

何か、そういうちょっとした気遣いといいましょうか、、
食べる人の事を考えたサービスというものは、本当に嬉しいものです。

そして2つ目の舞台は、単身赴任中に利用するスーパーです。
畑作業をして、それから買い物となりますと、、、
(一刻でも速く帰り、水風呂、そして風呂上りのビールを楽しみたいです。)

そんな訳で、数日の食糧をまとめてカゴに入れ、
レジに並び会計をしました。

レジの担当の方:「レジ袋は必要ですか?」
うっかり、マイバックを忘れていましたので、、、
私:「はい、お願いします。」

レジの担当の方:「何枚、ご入用ですか?」
私:「3枚お願いします。」(数日分の食糧にビールもありましたので。。。)

すると、そこで ・・・・・・
レジの担当の方:「2枚でも入りそうですよ~」
私:「入りますか?」

さらに、そこで ・・・・・・
レジの担当の方:「私が入れましょう。入るはずです。」
幸い、私の後ろには、次のお客様がいなかったのもあり、
レジ担当の方が、手際よく、袋に詰めてくれました。

その手際の良さといいましょうか?
入れる順番といいましょうか?
ピタッときれいにスマートに入れて頂きました。
(私なら、そのように、きれいに入れる事ができません。)

本当に嬉しく、助かった思いがしました。

以前、お世話になった方が
「一燈照隅 (いっとうしょうぐう)」という
心に残る素敵な言葉をプレゼントしてくださいました。

この言葉の意味は、一人一人が片隅を照らす。
この灯りが万になれば国中をも明るく照らすという意味だそうです。

今回のうどん屋さんやスーパーのレジの担当の方の気遣い心遣いは、
まさしくこれに通じるものがあると思います。

ちょっとした気遣い、そのちょっとした心遣いの積み重なりで、
心が明るく楽しく、そして、優しくなるように思います。

さらに、そのお世話になった方は、
「細川さんには、細川さんにしかできない事がある。それを一生懸命に頑張りなさい」と
優しく励まして下さった事を、今でも覚えています。

私が灯せる明かりといえば、、、
どくだみを栽培し、加工して、十黒梅(じゅっこくばい)を作る事です。

この灯した明かりがさらに明るくなるよう、
ちょっとした事にも気がつく心を持てるよう、

そして、どくだみを通じてお客様に喜んで頂けるよう
お役に立てるよう頑張って参ります。

季節は、秋の気配が少しだけ漂ってきましたが、
まだまだ暑い暑い暑い、毎日が続いています。
くれぐれも体調を崩されませんよう、
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけてお過ごしくださいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸