投稿者「Yasunobu Hosokawa」のアーカイブ

第72号 2013年6月発行
「梅雨の恵み♪♪♪」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら高知は、5月27日に梅雨入りをし、毎日ぐずついた空模様が続いております。
黒潮町のどくだみ畑では、どくだみの収穫のラストスパートに入りました。
農家さん達は、この雨の中、朝早くから頑張って頂き、
本当に頭の下がる思いがしております。 ありがとうございます。

一般的に、私達にしてみたら、雨はあまり歓迎しないかもしれませんが、
どくだみにとっては大歓迎のようで、まるで両手をいっぱいに広げるように、
そのハート型の葉を広げ、雨の恵みを体全体に吸収しているようです。

こうやって、どくだみ畑に立ち、雨の事を考えてみると、
嫌なイメージの雨も、自然の大いなる恵みですし、雨が降らないと農作物は育ちません。
何にでも、良い面とそうではない面の両面があるように感じ、
良い面が活き活きと活用された時、
その持っている物のすばらしが光り輝く時だと思いました。

そんな風に思って、どくだみ達を見ると・・・・
抜いても抜いても抜いても抜いても・・・・
どんどん生えてくる困り者の雑草の代名詞の「どくだみ」
しかし、毎日のように、ご愛飲の皆様から頂く「嬉しいお声」を拝読させて頂くと、
この困り者の「どくだみ」が光り輝いているようにさえ思えます。
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困り者のどくだみといえば、こんなエピソードがあります。

それは、2009年6月22日に、どくだみの搾り工場を操業した時の式典の事でした。
どくだみ生産組合の組合長様から、私の記憶では、このような言葉を頂きました。

「相撲の千代大海は、若い時は力が有り余って乱暴者で困りもんやったけんど、
その力が相撲で発揮され立派になった。
どくだみも、同じように困りもんや、千代大海のように、立派になって欲しい。」
(上記は私の記憶です。一言一句、同じではございません。)

冬の間、力を根に蓄え、春になり意気揚々と葉をつけ、
しっかりと背を伸ばした「どくだみ達」
その後は、収穫→→→搾って青汁→→→→→醗酵→→→「十黒梅」となります。
そして、ご愛飲の皆様のお手元に届き、皆様が十黒梅の良さをご実感頂いた時、
その時が、どくだみの命の光り輝く時です。

雨のどくだみ畑に立ち、この雨を喜んでいるように見える「どくだみ達」を見ていると、

「何にでも、良い面(プラス面)と悪い面(マイナス面)がある」
「そしてそのよい面を引き出せば、光輝く」

この大切な事を教えてくれたように感じました。

そして、何でもそうですが、悪い面(マイナス面)はとかく目立って見え、
良い面(プラス面)は、なかなか見えにくいものだと思います。

昨今、テレビをつけますと「体罰問題」が連日のように報道されています。
私は、現場に立ち会った訳ではありませんので、個々の経緯は分かりませんが、
悪い面(マイナス面)ばかりを指導するのではなく、
良い面(プラス面)をしっかりと導き出す事が大事ではないか?と畑の上で感じました。

ともあれ、自然というのは、いろいろな事を私達に教えてくれるように感じます。
この自然の「ありがたさ」に感謝して、収穫に搾り作業に、
ラストスパートで頑張って参ります。

日中はずいぶんと暖かい陽気ですが、朝夕はまだまだ肌寒さを感じます。
皆様も体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第71号 2013年5月発行
「どくだみの収穫が始まりました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

今年のゴールデンウィークは、全国的に天候に恵まれました。
皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
一般的には前半の4月27日~29日と後半の5月3日~6日と2回。
その間の4月30日~5月2日を休みにすれば、10連休っう!!!という方や、
いやいや連休中は、書き入れ時で仕事が忙しくて!という方もいらっしゃったと思います。

この連休中、こちら高知では、県外から帰省された方や、旅行に来て頂いた方で
各行楽施設や各イベントは、大盛況だったようです。

また、どくだみ畑がある高知の黒潮町では、
この連休中に「Tシャツアート展」や「はだしマラソン」が
松原で有名な入野海岸で開催され、これまた大大大盛況!!だったようです。

私は?といいますと・・・、そんな大賑わいをよそに、
そよそよとハート型のどくだみの葉をゆらす風の中、額に汗を流しておりました。

はいっ!このゴールデンウィークは、
どくだみの収穫の真っ盛りです!

私どもにとりまして、一年で一番忙しい時期でもあり、
大事な時期でもあり、嬉しい時期になりました。
この嬉しい時に、私は3つ大きな「ありがたさ」を感じました。

まず、一つ目は農家さんの地道な努力の「ありがたさ」です。

毎日、農家さんが工場まで運んでくれる「どくだみ」は、
葉も茎も青々としっかりしていて、今年は大豊作と言っていいと思います。

農家さんに聞くと、「社長~、今年は冬の間に、○○しちょったけんねぇ~」と
冬の間の工夫や仕事内容を自慢げに話してくれます。

いろいろな工夫を凝らしたり、しっかりと手を掛けて頂いたようで、
その結果がこの青々としたどくだみの葉になったのだと感心するばかりです。

どくだみの栽培を始めて、今年で6年目になります。毎年毎年、いろいろ工夫され、
来年はこうしよう、ああしようと、農家さん同士で話合って頂き、汗を流して頂いた事が、
本当に心から嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

最近、「すぐに○○になる○○法」とか「簡単に○○できる○○法」等々の
HOWTO(ハウトゥ)本がよく目につくようになりました。
それはそれで、短期間に簡単にできる方法なので、いいと思いますが、
私の周りでいうと、それでできるようになったいう方は少ないように感じます。

「失敗は成功の元」と昔から言われるように、
小さな失敗を反省し、改善策を自分達で考え、
しっかりと努力し形にしていった農家さんの後姿に、実りへの道のりは近道などなく、
地道な努力の積み重ねこそが、その道であるという事を教えて頂きました。

二つ目は、一緒に仕事をして頂いている仲間の「ありがたさ」です。

収穫と搾汁作業となると、多くの人手が必要となります。
皆さんニコニコ笑顔で働いて頂き、仕事が多く、
遅くまでかかった時も、誰一人嫌な顔をしません。
気持ちのいい仲間に集まって頂き、私は本当に運がいいと思います。

そして、一緒に働く社員も、どんどん仕事を覚え、
私が指示をする前に進んで動いてくれ、
助けてくれ、本当に頼もしい存在になってきました。

それから、このどくだみの収穫期は、
販売やお客様業務は妻と社員に全てを任せております。
私の留守をしっかりと守ってくれるメンバーに恵まれ、とても助かっております。

こうして一緒に、十黒梅をご愛飲頂く方のお役に立ちたいという旗の元、
頑張ってくれるみんなにありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。

最後の一つは、家族の「ありがたさ」です。

私はこの収穫期は、家族と離れ、単身赴任でこの黒潮町に来ております。

私は、中学生から寮生活を始め、高校・大学、そして社会人5年と15年も寮生活をし、
身の回りの事は自分でできる方だと思っております。

しかし、一番困っているのが、、、、食事です。
寮生活15年とはいえ、学校や寮母さんなどで食事は全て作って頂いておりました。
実は自炊の経験がないのです。
やろうと思えば、なんとかなるとは思いますが、
日頃、何もしてきていない私にとりましては、
一人でご飯を炊いて作って、一人で食べて、一人で片付けるというのは、とても大変です。

朝は、早くから工場に入りますし、夜は、体力仕事を終え、バタンキューです。
いろいろ作って、片付けてというのは。。。と躊躇してしまい、
ほとんど、スーパーの出来合いのお惣菜をレンジでチンして・・・
というパターンがメインとなります。

先日、工場が休みの日に、家に帰り家族で食事をしました。
久しぶりに妻の手作りのあったかい食事にありつけ、
そして子供達の元気な笑顔に包まれ、とても美味しく食事を頂きました。

日頃は、妻の料理が当り前のようになっており、
「食事は、まだぁ~?」と偉そうに言っていた自分を反省しました。

今年から中学生になった長女は、クラブ活動の厳しい練習疲れからか、
それともお年頃か、 以前程の会話の量ではありませんが、
私が久しぶりに家に帰ってきたという事で、
新しく始まった英語の授業の事等をニコニコ笑顔で話してくれたり、

長男は、私の留守中に行われた野球の試合で活躍できず、
「お父さんが、応援に来てくれんかったき、打てんかった。」といつになく甘えてきて、
家族で一緒にいる事がとても嬉しく感じました。

こうして、たくさんの「ありがたさ」を感じながら、
日々、どくだみの収穫、そして搾汁作業に励んでおります。

日中はずいぶんと暖かい陽気ですが、朝夕はまだまだ肌寒さを感じます。
皆様も体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第70号 2013年4月発行
「幸せ発信基地」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

暦は4月に入り、2013年もあっという間に4分の1が過ぎてしまいました。
本当に月日の経つのは早いものですね、
昔から「1月行く、2月逃げる、3月去る」と言われるように、
特にこの3ヶ月は、お正月やら、受験やら、卒業やら、年度末やらで何かと慌しく
月日の経つのが本当に早く感じられました。

それから早いといえば、今年は特に「桜の季節」が例年になく早いようです。
こちら高知も4月の一週目には終わりそうで、
桜の終わった新緑の入学式になりそうです。

また、東京の知人から聞いた話では、「お花見」の予定が入社式の前だそうで、
毎年、新入社員の初仕事だった「お花見の場所取り」も、
2年目以降の社員の仕事になるとか。。。。
何でもスピードの時代とはいいますが、桜の季節が早すぎるのは、どうかと思います。

(この新聞を書いているのが、4月の3日ですので、
皆様にお届けの時には、桜の話題は、もう遅いかもしれませんね。)

さて、その「お花見」、 起源は?といいますと、
奈良時代の貴族の行事だと言われています。
ただ、その頃は「桜」ではなく「梅」のようで、
「桜」に変ったのは、平安時代になってからだそうです。

平安時代といえば、、、、「鳴くよ(794年)ウグイス、平安京」。
そうです!今から1200年以上も前のお話です。

1200年以上も前から、人々はこよなく桜を愛し、その可憐さに心を魅了したかと思うと
どんなに時代が変ろうとも、変らないものがあるように感慨深い思いになります。

そして、桜は激動の日本の歴史を横目にし、
毎年毎年、咲いてはすぐに散り、咲いてはすぐに散りを繰り返してきたのかと思うと、
何か壮大で荘厳な自然の営み、地球の営みを感じざるを得ません。

そんな事を考えておりますと、日頃、ちょっとした事で、
イライラしたり不快に思ったりする自分の心が、とても小さく思えてなりません。
大きな気持ち、大きな心で日々過ごしていきたいと、桜の散り際に思いました。

さて、話題は「桜」から「どくだみ」に変わりまして、
「どくだみ」も「桜」のように、今年もしっかりと顔を出してくれました。

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3月は、ちょこっと可愛らしく顔を出していた「どくだみ」は
4月に入り、一気に我先にと意気揚々とその背を伸ばしてきました。
今年は、「霜」の被害がありませんでしたので、「大豊作」の予感がしております。

どくだみが顔を出し始めると、当然、他の雑草も顔を出し始めます。
これからの季節が、私どもの本番です。そうです!「草引き」の季節がやってきました。

毎年毎年、「桜」が花咲くように、毎年毎年、「雑草」も生えてきます。
ただ、桜は散りますが、雑草は、散ってはくれません。
いやむしろ、存命を掛けて、その勢力を広げてきます。

そして、根を地中深くに下ろしているもの、根を地面広くに広げているもの 等々
雑草の根を全て抜き取る事は不可能に近いと言っても過言ではなく、
抜いても抜いても、地中に残った根から、次から次に生えてきます。
(どくだみも相当しぶとい植物ですが、他の雑草も負けてはいません。)

と言って、あきらめていては雑草天国となり、どくだみの収穫がなくなります。
ここは、じっと雑草と向き合うしかありません。

どくだみ畑に腰を下ろし、根の深い雑草を引くと、
土中からしっかりと張ったどくだみの根が見えてきました。
この冬、しっかりと力を蓄えてきたその姿に頼もしさを感じる事ができました。

青空の下、順調に育っているどくだみ畑の傍に立ち、このどくだみ達が
十黒梅をご愛飲頂いていらっしゃる皆様のお役に立てるかと思うと、
本当に嬉しく、どくだみ達が可愛く見えて仕方がありません。

こうしてどくだみ畑を見てみると、「桜」もいいですが
「どくだみ」でも、花見の宴席を楽しんでみたいなぁ~と思います。

2011年5月発行、第47号のこの新聞でご紹介させて頂きましたが、
以前ある方が、
「細川さん、この畑は、幸せ発信基地ですね」とおっしゃって下さった事があります。
その時は、そんな大げさな事をと・・・と思っておりましたが、

こうして、しっかり育ってきているどくだみ達をみていると
おっしゃって頂いた事が、この上なく嬉しく感じ、
「幸せ発信基地」という言葉が、すごく好きになってきました。

これもひとえに、大変なご苦労ご尽力を頂いている農家さんをはじめ、
さまざまな方々のお陰と、 心から感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

この「幸せ発信基地」を合言葉に、この地から、社員一同
皆様のお役に立てるよう、頑張って参ります。

日中はずいぶんと暖かい陽気ですが、朝夕はまだまだ肌寒さを感じます。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第69号 2013年3月発行
「見ている私まで、心が晴々としてきました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

あの大惨事をもたらした東日本大震災から2年が経ちました。
震災でお亡くなりになられました方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、被災されまして、まだご不自由な生活をお送りになられておられる皆様、
心よりお見舞い申し上げます。1日でも早い復興、
そして皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

さて、暦は3月に入りました。まだまだ寒い毎日が続いておりますが、
日中は暖かさも感じられるようになってきました。
こちら高知は、3月8日(金)に春一番が吹き、
待ちに待った桜の季節が近づいてきております。

高知は桜の開花が全国的にみて早い方で、「日本気象協会」によりますと、
今年の桜の開花予想は、3月18日だそうです。(昨年:3月21日)

桜の季節といえば、卒業・入学・進学・進級・心機一転の季節です。

我家の長女は、お陰様で今年から中学校に進学する事になります。
思い起こせば、大きなランドセルに背負われるように、
初めて小学校に登校した時の姿が、
つい先日のように感じられ、あれから6年間が経ったと思うと、
月日の流れの早さに驚くばかりです。

新しい学校、新しい友達、新しい生活に、胸を弾ませているようで、
新調しましたセーラー服に袖を通しては、鏡の前でポーズを取っております。

さぁ!新年度、私も今年は、十黒梅をご愛飲頂いております皆様に、
さらにお役に立てるよう、喜んで頂けるよう、商品作りに励みたいと思います。

そう、意気込んでおりましたら・・・
以前、定期購読をしておりました雑誌「致知」の致知出版社様から
「ご縁メール」を頂きました。 そのメールに心を打たれ、励まされ、
今年も頑張ろうと強く思いましたので、ご紹介させて頂きます。

致知出版社の「ご縁メール」 2013/3/4 より転載(特集「総リード」より)

■新聞掲載(四肢切断 中村久子女史の生涯)■
「人生に絶望なし。いかなる人生にも決して絶望はない」

その少女の足に突然の激痛が走ったのは3歳の冬である。
病院での診断は突発性脱疽。肉が焼け骨が腐る難病で、
切断しないと命が危ないという。

診断通りだった。それから間もなく、少女の左手が5本の指をつけたまま、
手首からボロっともげ落ちた。

悲嘆の底で両親は手術を決意する。少女は両腕を肘の関節から、
両足を膝の関節から切り落とされた。少女は達磨娘と言われるようになった。

少女7歳の時に父が死亡。

そして9歳になった頃、
それまで少女を舐めるように可愛がっていた母が一変する。
猛烈な訓練を始めるのだ。

手足のない少女に着物を与え、
「ほどいてみよ」「鋏の使い方を考えよ」「針に糸を通してみよ」。

できないとご飯を食べさせてもらえない。少女は必死だった。
小刀を口にくわえて鉛筆を削る。口で字を書く。
歯と唇を動かし肘から先がない腕に挟んだ針に糸を通す。
その糸を舌でクルッと回し玉結びにする。

文字通りの血が滲む努力。
それができるようになったのは12歳の終わり頃だった。

ある時、近所の幼友達に人形の着物を縫ってやった。
その着物は唾でベトベトだった。
それでも幼友達は大喜びだったが、その母親は「汚い」と川に放り捨てた。

それを聞いた少女は、
「いつかは濡れていない着物を縫ってみせる」と奮い立った。
少女が濡れていない単衣一枚を仕立て上げたのは、15歳の時だった。

この一念が、その後の少女の人生を拓く基になったのである。

その人の名は中村久子。後年、彼女はこう述べている。
「両手両足を切り落とされたこの体こそが、
人間としてどう生きるかを教えてくれた最高最大の先生であった」

そしてこう断言する。
「人生に絶望なし。いかなる人生にも決して絶望はない」

私は、このメールを拝読させて頂いた時、涙を押える事ができませんでした。
自分自身を振り返った時、いろいろな壁や困難に体当たりでぶつかり、
それらを乗り切ってきたつもりでした。
しかし、それらの壁や困難が、いかに小さい事か・・・・
彼女の強く生きていく姿勢に心を震わされました。

そして今、私の家族の中で1人、困難にぶつかっている者がおります。
それは、小学4年から5年に進級にする長男です。

長男は小学2年から野球を始めまして、
いよいよ高学年で試合に出るチャンスが巡ってきましたが、
残念な事に、昨年秋より利き腕の右肘を痛めて「投球禁止令」が出ております。

病院から帰ってきた時は、無言のまま涙を目いっぱいに貯め、
「右肘がどうなってもいいから野球をしたい」と悲痛な顔をしておりました。

禁止令が出てから3ヶ月程経ったある日の事、
長男が久しぶりに「キャッチボールをして欲しい」というので、
一緒に学校のグラウンドに行きました。
私は、てっきり肘が良くなり「禁止令解除」だと思っておりました。

「さぁ~!来い!」とグラブを構えた時、
数メートル先での異様な光景に驚きました。

なんとっ!右手にグラブをして、左投げのフォームで構えているのです!
(長男は右投げです。)
目を奪われた瞬間、ボールがズバンッ!と
まっすぐ私の方に投げ込まれてきました。
(ズバンッ!は、少し大げさですが・・(*^_^*))

話を聞くと、3ヶ月経っても右肘の治り具合が悪いらしく、
右投げはまだ無理なようで、
それだったら左投げで野球をしたいというのです。
(それもケロッとした顔で….)
私は、長男のその姿を見て、心が熱く励まされる思いがしました。

後から妻に聞きますと、試合を目前に3ヶ月経って、
やっとOKが出ると思い病院に行ったところ、
まだダメ、との診断に、立ち直れないくらいガックリしていたようです。
見かねた医師の先生は、
「そんなにやりたきゃ、治るまで左でやりよれ!」と冗談半分だったそうですが、
息子は単純に、「そーか、そーか!!」と、一気に気持ちが切り替わって、
その気になったということです。

それから、大好きな人気野球アニメ「メジャー」の主人公・茂野吾郎が、
小学生の時に利き腕の右肩を痛め、
中学生から左投げにし、大活躍するストーリーに、自分を重ね合わせたようで、
実際に左で投げてみたら、2日目には思ったより
スムーズに投げれた事が得意になっているようでした。

さらに、教えてもらったのが、近くの少年野球のチームで、
片手を負傷した選手がいるというのです。
捕球した際は、捕球後に脇にグラブを挟み、
ボールを持ち替えて丈夫な方の手で投げるというのです。
数年前、アメリカのメジャーリーグで活躍したジム・アボット投手を思い出しました。

さらにさらに、プロ野球ソフトバンクホークスの松中選手も、
元々は、右利きで右投げだったのが、
小学生の頃に右肩の病気で右で投げれなくなり、
左投げにしたとも聞きました。
それらの事もあってか、左投げに対して、
私が考える程の抵抗はなかったのでしょうか?

そして、私は上述しました「中村久子女史の生涯」の話をしてあげますと、
長男は黙って聞いた後、やればできる!!と、締まった顔つきに!
「投球禁止令」を発令された時のあのしょげた顔はどこへやら!
見ている私まで、心が晴々としてきました。

私は、強く生きていく姿勢を先人と息子から教わり、
ありがたく感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして改めて、いつでもどんなときでも
前向きな気持ちを忘れずに立ち向かっていきたい、と思いました。

春の訪れがもうすぐとはいえ、まだまだ寒い毎日が続いております。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第68号 2013年2月発行
「じぃ~~~んと心に沁みた勉強会」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

寒ぅ~い、寒ぅ~い毎日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年は、雪のニュースをよく耳にしております。
こちら南国高知も、1月の終わりに雪が降り、
冬本番・真っ只中といったところです。
どうか体調など崩されませんようお気をつけ下さいませ。

さて今回、この新聞でお話をさせて頂きたい話題は、
「じぃ~~~ん」と心に沁みた勉強会のお話をさせて頂きます。

ある朝、会社に出勤しますと、一枚のFAXが流れてきました。
送り主は、高知県産業振興センター様で、
県内の事業者向けの経営革新セミナーの案内でした。
目を通してみると、テーマは、
「地方を元気に!田舎革命を起こすインターネット通販」
講師の先生は
「竹虎 株式会社山岸竹材店 代表取締役社長 山岸 義浩 氏」という内容でした。

山岸さんは、創業明治27年の「竹虎(株)山岸竹材店」の四代目で、
自称:日本一竹を愛する人です。

インターネットのホームページをご覧頂くと、
その熱意がムン!ムン!ムン!と伝わってきます。
また、非常にユニークな方で、これまたホームページをご覧頂くと、一目瞭然っ!
随所にいろいろなコスチュームを着られた山岸さんが登場し、
独特な山岸ワールドで、楽しませてくれます。
(Yahoo!やGoogle等で「竹虎」と検索すれば、すぐに出てくると思います。)

ちなみに私の妻が、お気に入りの愛用竹皮スリッパのスーパーモデル(笑)?として
そのホームページに長年登場しています。
(10年程前に、撮影した写真ですが。。。)

また山岸さんは、私の高校の先輩でもあり、
常日頃から多大なお世話を頂いている大恩人でもあります。
これは絶対に行かなくてはならないと、妻を誘い、1分後には申し込みを致しました。

そして迎えた当日、妻と二人で会場に入ると、後ろの隅で立っている、
作務衣(さむえ)を身にまとった山岸さんの姿が目に入りました。

一目散に駆け寄り、
私:「ご無沙汰しちょります。いやぁ~、あけましておめでとうございます!」
2013年、年を明けて、まだ一度もお会いしていなかったので、
ずいぶん遅い新年のご挨拶をさせて頂きました。
山岸さん:「おまん!何しに来たがなぁ!」
私:「先輩の話を聞きに来たがです!」
山岸さん:「いねっ!おまんに話す事は、なんちゃぁ~ない。
今日は、気楽にやろう思いよったけんど、
おまんが来たき、緊張したじゃか!」
(こてこての土佐弁ですみません。)

私の妻も間に入り、しばらく話に花を咲かせておりましたら、
いよいよセミナー開始時刻となりました。
私と妻は、空いている席に座り、山岸さんは壇上に向かいました。
しばらくして、ふと壇上に目をやると、、、、
何やら只者ならぬオーラみたいなものが感じられます。

司会の方の挨拶が終わり、いよいよ山岸さんのお話のスタートです。

手振り身振りを交え、壇上を所狭しと動きながら、
インターネットで商品を売り始めた頃の話に熱が入ります。
最初の5年間で、500円の商品が一つだけ売れた話に、
会場から驚きの声が上がりました。

商品が売れない頃は、3時の休憩に、一人だけコーヒーを入れて貰えず、
数年かかって、やっと形になった時、父親である先代の社長から
コーヒーを入れて貰えたという話に、
目頭が熱くなり、涙を押える事ができませんでした。

それから、今回のメインテーマである「これからは田舎の時代だ!」という話になりました。
ネットなら都会も田舎も関係ない、インターネットなら伝えたい事を伝える事ができる
書きたい事が書けるだけ書ける。写真も載せたいだけ載せれる!
と、トーンが大きくなりました。

そうなのです。私が迷わずインターネットの世界に飛び込んだのは、まさしくこれです。
私と山岸さんの師でもありますKさんから、
「ネットは書きたい事が書きたいだけ制限なく書ける」と教えて頂きました。
その言葉に、電撃が走りました。
伝えたい事が伝わる世界に夢を感じ、希望を感じました。

今では、普通にインターネットで買い物をする時代になりましたが、
私がインターネットの世界に飛び込んだ2000年当時は、
インターネットは、まだまだ。。。。どこか怪しい空気さえありました。
「インターネットはスケベオヤジのやるもんだ!!」と、いうような風潮もありましたし、
そんな、どこの誰だかわけのわからない店から物が買えるか!!
売れるわけがない!!というような時代でした。

それでも、インターネットの世界に自分を賭けたのは、
お客様に自分の気持ちを伝えたい!その一心だったように思います。

壇上の山岸さんの熱のこもったご講話は、さらにヒートアップし、
予定していた途中の休憩時間を挟む空気はどこにもありません。

話の所々に、「ぼくには、竹しかないがです!」
「ぼくは、竹が大好きで大好きで大好きで、たまらんがです」
という熱いメッセージが繰り返され、
山岸さんの竹に対する熱い思いがひしひしと伝わってきました。
創業119年、四代目というご自身の竹林で育った竹に対する愛情は
並々ならぬものがあるのでしょう。

いよいよ終盤に差し掛かり、
「竹虎三大奥義」という興味深いテロップがスクリーンに映し出されました。
そしてこの後、私は涙を押える事ができませんでした。
その三大奥義のお話をご紹介させて頂きます。

■三大奥義■—————————————————–

【1】毎日、毎月、コツコツ
毎月「1」頑張るとして、12ヶ月、
1×1×1×・・・・12回 =1 だけど
毎月「1.1」もうちょっと頑張ると、
1.1×1.1×1.1×・・・12回 =3.14(およそ)になる。
毎月、もう少しずつコツコツと努力すれば、
1年(=12ヶ月)経ったら、3倍以上になる

【2】不易流行
「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、
新しく変化を重ねているものをも取り入れていく」
「最後に生き残る者は、強い者でも頭のいい者ではない、
常に変り続けた者だけだ」

【3】感謝
常に感謝の気持ちを大切にする
出会いを大切にする

——————————————————————-

私は、2006年に、この「食援隊」という会社を立ち上げました。
『「人」を「良」くする「食」を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します。』という旗を立て、
お客様のお役に立てるよう一生懸命励むことを会社の理念としました。

そして、十黒梅(じゅっこくばい)の商品開発、自社農園の保有、自社工場の設立、
酒造免許の取得、酒造ラインの整備、etc、毎年少しずつですが、
「お客様のお役に立つ」という思いの元に、成長させて頂きました。

日々の「1.1×1.1×1.1×・・」のコツコツ、
「お客様のお役に立つ」という「不易流行」、
何よりも、十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲頂いていらっしゃる大切な皆様、
どくだみを栽培して頂いている農家の皆様、工場設立にお力を頂いた設備の皆様、
免許取得や農地取得にご尽力を頂きました行政の皆様、
お客様にしっかりと対応してくれるお客様担当の社員、
製品作りに励んで頂いている工場の社員、
私をしっかりと指導して頂いてくれる恩師、私をしっかりとサポートしてくれる家族、
多くの皆様のお陰でございます。本当に「感謝」の気持ちでいっぱいです。

この日、熱い熱いお話を聞きながら、
同じように私自身も熱い熱い思いがこみ上げてきました。
山岸さんとご縁を頂いた事に感謝し、
これからもこのご縁を大切にしたいと思い、会場を後にしました。

そして、インターネットの世界は、昨今のネットを使った暗いニュースもあり、
何か冷たい無機的なイメージが強くありますが、
決してそうではない、人と人が熱い思いでつながることもできるという事も強く感じました。

現にこうして、十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲頂いている大切な皆様と、
ご縁を頂きましたのは、インターネットであります。
これからも、皆様のお役に立てるよう、頑張って参ります。

季節はまだまだ冬本番、寒い毎日が続いております。
今年はインフルエンザが猛威をふるっているニュースも聞いております。
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第67号 2013年1月発行
「明けましておめでとうございます。」

明けましておめでとうございます。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

旧年中は、十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
2012年を振り返ってみますと、十黒梅をご愛飲頂くたくさんの皆様とご縁を頂き、
そして、貴重なお声をたくさん頂戴し、心より厚く感謝申し上げます。
本年も、皆様のお役に立てますよう、十黒梅を製造しお届け致します。
何卒どうぞよろしくお願いします。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きましてありがとうございます。
お時間の許す限り、ごゆっくりお付き合い頂ければ幸いです。

さぁっ!新しい1年が始まりました!
この一年、こんな年にしたい、あんな年にしたいと
皆様、いろいろな思いで、お迎えになられたと思います。

私は・・・?といいますと、今年は「掃除」と「準備」を
大事にしたい一年にしたいと思います。
なぜ、この2つを大事にしたいかといいますと、

まず1つ目の「掃除」は、昨年末、3日間かけて家の大大大大大掃除を決行しました。
その大大大大大掃除から、いつも身の回りを「掃除」する事の重要性を
これまで以上に強く認識しました。

毎年、窓ガラス拭きや照明器具などのいわゆる大掃除はしていたのですが、
今回は、長男が、この4月から小学5年生になるということで、
そろそろ自分の部屋で勉強したり、寝たりするよう、
物置代わり?(普段は使わないが捨てるにはちょっと・・・な物置き)にしていた小部屋を、
長男専用部屋にする!
という「プチリフォームプラン」をかねてから計画しており、
リビングにあった勉強机を移動したり、ベッドを移動したりすることにしました。
そしてそのついでに、一気に家の中を大大大大大掃除する事にしたのです。
(今までは、私と妻の間に長男を入れて、文字通り「川」の字で寝ておりました。)

まずは、物置代わり?の小部屋の掃除から・・・・と思ったのですが、
この際、一番、滞留時間の長いリビングルームを徹底的に片付けたいと話し合い、
書棚の中やテレビの裏側まで、徹底的に「いる、いらない」と片付け、掃除を始めました。

書棚の中から、中学生の時から何度も読んだ司馬遼太郎の
「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「項羽と劉邦」 吉川英治の「三国志」、
大学生の時に通学の電車の中で読んだ五木寛之の「青春の門」
山崎豊子の「不毛地帯」「白い巨塔」「二つの祖国」「大地の子」「沈まぬ太陽」
どういう展開になるのか、ドキドキして読んだアガサクリスティーの
「そして誰もいなくなった」「ABC殺人事件」「オリエント急行殺人事件」等々の
思い出の本を取り出すと、読んだ時の情景が目に浮かび、
掃除は一向に前に進みません。

妻:「読まん本があったら、ブックオフに持って行こう」と
残しておきたい本とそうではない本を分け、本を少なくする事が提案されましたが
どの本も私にとりましては、思い出のある本です。
思い出の本を手放すのは、なかなか容易な事ではありません。

それでもっ、この際、取捨選択っ!残しておきたい本だけ残し、
書棚を水拭きし本をきれいに並べ直すと、、、
あらっ!不思議っ! くすぶっていた本がキラキラと輝いて見えてきました!!!!
「命が輝く☆」といえば大げさかもしれませんが、
本が放つ光のようなものが見えたように感じました。

続いて、テレビ台を前面に移動させ、配線だらけの裏側へ体を移動します。
と、その瞬間っ! 配線に絡み合ったホコリもつれのその光景に意気消沈!
長い間この領域には手を出していなかった事実が明々白々です。

しかし、今日という今日は、どうして徹底的に掃除をしなければなりません。
「よしやるぞっ!」という変な意気込みを強く持って、
テレビやオーディオ機器に接続している配線を全てはずし、
つながれていたDVD等の機器を取り出すと。。。。
これまたホコリもつれの惨状です。

たまには、きれいにしてあげないといけないなぁ~と深く深く深く反省し、
掃除機でホコリを吸い、水拭きして配線をつなぎ直し、
テレビ画面やオーディオ機器すべてを
ピカピカに拭いて、元の位置に戻して、映像や音のテストしてみると。。。。。

あらっ!不思議っ! すごくキレイに映像が出ている気がするし、
音もすばらしくいいではありませんか!!!
まさに目や耳を疑う程です。横にいた妻や子供達も異口同音、
「音がいい!キレイ!」と・・・・

同じように、長女の代で三代目の愛着のあるピアノも、
ピアノの上段に飾ってあった写真や小物を
全部取っ払い、空いた書棚の中へ移動すると。。。。

あらっ!あらっ!不思議っ!
写真や小物もイキイキと価値あるものになっているではありませんか!!!
またまた、その何も置かれていないきれいになったピアノで、
長女が弾いてみると。。。 これまた、
明らかに「音の響き方が全然違う!!キレイ!!すんごい上手!!」と・・・・

そうこうしていると、後ろの方から妻が
「あった!あった!あった!」と大騒ぎの声が聞こえてきました。
どうやら、どこでなくしたか分からなく、
探し回っていた妻愛用の腕時計が見つかったようです。
手を叩いて喜ぶ妻と、いつも身の回りを整理整頓する事の大事さを共感し、
1日目は終了しました。

翌日は、いよいよ物置代わり?の小部屋の掃除です。
いやぁ~~~、出てくるは出てくるは、
そういえばこんな物を使っていたという代物が、、、、
ある程度の覚悟はしておりましたが、その覚悟をはるかに越えていました。
何とか「いる、いらない」と片付け、拭き掃除をしてから、
長男の勉強机とベットを搬入し、セットしてみると・・・

あらっ!あらっ!不思議っ! バッチグーの子供部屋の完成です。
長男は自分の城ができたかのように大はしゃぎです。

この勢いでっ!と家の中を大大大大大掃除!
あっという間に2日目が終わり、
最終日の3日目は、照明器具や窓拭き、
倉庫の中までを徹底的にきれいにすると。。。。

「なんか、新しいお家みたい」と長女がポロっともらすと
残りの妻と長男と私の3人が「そうやねぇ~」と目が合い声が合い、
それはそれは、本当に気持ちのいい瞬間でした。

そして、身の回りがきれいであれば、「どこに何があるかすぐにわかる」
「スッキリして気持ちがいい」「頭の中までスッキリ感がある」等々、
片付け、掃除をする事は、 非常に大切だと家族4人が共感し、
2013年は「掃除」を大事にしたいと話し合いました。

続いて、2つ目の「準備」について、お話をさせて頂きます。
大晦日の日に、家族4人で「アイアンシェフ」というテレビ番組をみました。
最強の料理人が腕を競い合う「料理の鉄人」の復活版とも言われている番組です。

その中で、道場六三郎氏が登場する場面がありました。
料理を作る制限時間はわずか45分!料理スタートの合図に、包丁を持つと思いきや、
筆を持って、悠々と「お品書き」を書き始めたのです。それも7分もかけて、、、、

私は、その姿を見て、まず!今日はこの料理で行こうと意思を固める事、
しっかりと「準備」をする事が非常に大事ではないか?と想像しました。

よく「段取り8割」と言われるように、
「準備」の大切さは皆様もご承知の事と思います。
思いつきやその場でのいきなりの仕事は、あまり成果が上がらないと感じるのは、
私だけではないと思います。

こうやって、手作り新聞を作っている時も、
今回は、こういった内容を書こうと、しっかりと決めてからパソコンに向かうと、
スラスラと筆が進むといいましょうか、キーボードを叩く指の動きも滑らかです。
改めて「準備」の大切を実感しました。

そして、その「準備」! 早速、取り掛かっております。

5月のどくだみの大豊作を祈願し、新年早々に、
農家の皆様の多大なるご協力を頂き、どくだみ畑の植え付け面積を広げました!

初年度から大変お世話を頂いている、通称:「たか兄ぃ」79才は
「どくだみのお陰で、おちおち死ねんなった」と
元気ハツラツで農機具を自由自在に操って頂いています。
毎年、お手伝いに来て頂いている、通称:「れいちゃん」79才は
「どくだみの仕事をしたら美人になるし元気になる!」と
ニコニコ笑顔で働いて頂いてます。
本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。

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2013年は、創業当時からの企業理念であります
『「人」を「良」くする「食」を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します』を合言葉に
お客様のお役に立つという思いをしっかりと中心に軸足におき、
「掃除」「準備」を大切にし、
十黒梅を通じ喜びの輪が広がりますよう、励んで参ります。
今年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

最後になりましたが、冬本番、寒い毎日が続いております。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第66号 2012年12月発行
「今年も1年ありがとうございました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

あっという間の2012年、最後の月の12月に入りました。
今年も永く十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。

暦は12月に入るなり、こちら南国高知でも寒い毎日が続いております。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
北海道では、猛吹雪で停電になったというニュースも聞こえて参りました。
この冬は、寒さが一段と厳しい冬になりそうです。
どうか、寒さ対策を万全になさって、体調管理には十分にお気をつけ下さいませ。

さて、2012年を振り返り、皆様今年、
「何か初めて○○をしました」「初○○デビューをしました」
というような事はございませんでしょうか?
今年は、ロンドンオリンピックの日本選手団の大活躍もありましたので、
「初マラソンデビューをした」とか 「初めて卓球をした」とか
「初めてバドミントンをした」とか「プールデビューをした」等
初めてのスポーツに取り組まれた方も多いと思います。

体を動かすという事は、体調管理はもとより、すがすがしい気分にもなりますので、
日頃の生活にもイキイキ感が出てくると思います。

先日、運動不足解消にとプールで泳いでおりましたら、
横のコースを私より速いスピードで、
ガンガン泳いでいるご年配の方がいらっしゃいました。
(私が遅すぎるという噂もありますが、、、)
見るからに、元気!イキイキ!絶好調!という感じで、
私も見習わなければっ!と思った事でした。

この手作り新聞は、皆様のイキイキのお声が少しでも広がれば、
と思い、発行しております。
同封の「イキイキのお声大募集」の用紙がありますので、
是非皆様のイキイキのお声を頂ければ嬉しい限りです。

それで、私は・・・、といいますと、
特に今年は「初めて○○した」というスポーツはありませんが、、、、、

今年とうとう「スマホデビューをしました!」
(スポーツネタで振っておきながら、すみません。)

スマートフォンを初めて手にした当初は、慣れるのに正直大変でした。
日頃慣れている道具が変わる事が、どんなに不便であるか、本当に痛感を致しました。
しかし、一週間二週間と手にしてみると、非常に便利で、今はとても気に入っております。

先日、長女が「どうして海は青色なの?」という質問をぶつけてきました。
とっさに、「それは、空が青いからだよ」と答えると、、、
「じゃあ、どうして空は青いの?」と質問が、回し蹴りのように飛んできました。
確かに、生まれて42年間、真剣にこの事を調べて答えを導きだした事は
ありませんでした。

そこでっ!ここで登場したのが、スマートフォンです。
ササっと、インターネットで検索し、長女にそのメカニズムとやらを教えてあげました。
このササっと、インターネットで検索できるという点は、
はるかにパソコンを上回っています。
(パソコンだと、すぐ身の回りにない時がありますし、
立ち上げるまでに時間がかかります。)

それから、私が釣ってきたアオリイカを妻が手にして、
「どう料理しようかしら?」と相談してきた時も
このスマホが大活躍です!ササっと、レシピを検索し、
その日のメニューがスパッと決まりました。

またまた、簡単に動画も撮影ができますので、
長男をバッティングセンターに連れて行った時は、
サッとスマホの登場です!後ろで撮影をしてあげて、
本人にすぐ後に見せることができるのです。
私は、野球の経験がありませんので、バッティングフォームを教える事ができません。
長男には、動画を見せて自分で考えて、思いっきり振れ!!というようにしております。

その他、「ナビゲーション」などの便利なアプリもたくさんありますので、
気に入ったアプリをダウンロードすれば、
どんどん使う人に合った便利なツールになります。

私が特に気に入っているアプリは、ラジオ放送のアプリです。
どくだみ畑までの移動は、一般のラジオ放送が入りにくい山道を通って行きますので、
道中、車の中でラジオを聞こうとする「ジャーーヒューーガァーー」という
ノイズ音に悩まされていました。

ところが、このスマホを使えば、聞くことができるラジオ番組は限られておりますが、
快適な高音質の音声で楽しむ事ができるのです。

そして、それよりも何よりも、私達に大変嬉しい事は、
スマートフォンを通じて、十黒梅を検索して頂き、
ご縁を頂きました大切なご愛飲者様がたくさんいらっしゃるということです。
本当に本当に有難い事です。
ご縁を頂きました皆様、本当にありがとうございます。

何にでも光と影があり、スマートフォンにも良い面、悪い面はありますので、
全て良しとは言い切れませんが、
進化し続けるこうした便利なツールは上手に使っていきたいと思います。

さて、そんな進化し続けるスマートフォンとは対象に、全く進化しないものもあります。
その代表的なものとして、「どくだみ」が挙げられるのではないでしょうか?

先日、どくだみを栽培して頂いている農家さんが、こんな事をおっしゃってました。
「米や野菜は、人間の手による品種改良もあるけんど、
植物いうもんは、大体、その環境に応じて適応して変化するもんや、
けんど、どくだみは、ひとっつも変化せん。たまに鑑賞用のどくだみはあるけんど、
日本全国、ほとんどこの姿や」

なるほど、植物に限らず動物もそうです。ほとんどの生物は、
その環境に応じて進化していくものだと思います。
ところが、「どくだみ」に限っては、そのような事は見受けられないように思います。
(実際は、進化しているところもあるかもしれませんが。。。。)

文献によりますと、古くは平安時代より多くの人々は、
どくだみのその力を活用してきました。
時代の波に合わせて変る事は、非常に大切であると思いますが、
変らない事もそれにも増して大切であると考えます。

1000年も前の平安時代から 鎌倉時代、室町時代、戦国時代、
安土桃山時代、江戸時代、明治、大正、昭和、平成
いつの時代も、どんな時代も永く愛され続けてきた「どくだみ」を見て、
その変らない事の核となる要素は「役に立つ」ということではないか?そう強く感じます。

私は、2006年に、この「食援隊」という会社を立ち上げました。
企業理念といいましょうか、どんな会社にしたいかを考えた時、
『「人」を「良」くする「食」を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します。』
という考えを核としました。

なぜ、「食援隊」という会社名にしたかといいますと、
私は「食」に携わる両親の元に生まれ、「毎日の元気は食べたり飲んだりすることから」
といつも「食」の仕事にニコニコ顔で励んでいる2人を見て
大きくなったら、同じ「食」の仕事をしたいと幼な心に思ってました。

また、両親より事あるごとに 「食という漢字は人に良いと書く」と教わりました。
なので、「食」という言葉が大好きで私の背骨でもあると思います。

それから、私は高知の生まれという事もあり、
高知が生んだ大偉人の坂本龍馬さんが大好きです。
大好きな言葉の「食」と、大好きな坂本龍馬さんの
「海援隊」を合体させて「食援隊」と名前をつけました。

お陰様で起業して今年で7年目になります。
起業当初より毎朝必ず社員全員で朝礼をして、
『「人」を「良」くする「食」を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します。』を合言葉に、
お客様に喜んで頂けますよう、ご満足頂けますよう、お役に立てますよう、話し合い、
日々、前向きにニコニコ笑顔で頑張っております。

そして、今年2012年を振り返った時、こうして無事に今年も終える事ができそうなのは、
十黒梅を永くご愛飲頂いております皆様、どくだみを栽培して頂いている農家の皆様、
十黒梅に関わって頂いている全ての皆様のお陰と、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。

2013年も、皆様の「お役に立つ」という核は大切に大事にしっかりと変えず、
新しく取り入れるべきは取り入れ、皆様に喜んで頂ける1年にしたいと思います。

今年一年、十黒梅を永くご愛飲を頂きまして、
本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
来年も、何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様にとりましても、2013年が明るい光輝く一年でありますよう、
心よりお祈り申し上げます。

最後になりましたが、寒い毎日が続いております。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第65号 2012年11月発行
「待ち遠しい12月」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

暦は11月に入り、ここ数日、こちら南国高知も
朝夕の冷え込みがグッと一段と厳しくなってきました。
自宅のある高知市から、どくだみ畑のある黒潮町まで
(約100km、約2時間)の国道沿いの山の木々の様子も、
冷たい風に吹かれ黄色や赤色が深まり、冬本番に向けての準備をしているようです。

先日、この約2時間が、大幅に短縮できそうな
大きな大きな大きなニュースが飛んできました。
「高知自動車道、四万十町へ延伸」という嬉しい知らせです。

高知県はご存知の通り、太平洋に面し、東の室戸岬、西の足摺岬と
土佐湾をグルッと囲むような東西に広い県です。
車で移動するとなると、室戸岬から足摺岬まで、約6時間程を要す程です。

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2002年9月に伊野IC-須崎IC 2011年3月に須崎西ICー中土佐ICが開通するまで、
高知市内から高知西部へのルートは、この国道56号線を走ることになり、
県西部の方々からは、早期の高速道路の延伸を望む声が多くありました。

また現在、中土佐ICから以西へは、難所の久礼坂(くれざか)を通らなくてはならず、
(久礼坂:約6kmで標高差約300メートル)。大雨の時は通行止めとなり、
災害時や緊急時のルート確保のためにも、高知自動車道の延伸は
多くの方のの念願ともいうべきものでした。

私もこの道路をよく使いますので、建設中の高速道路を横目に、
「早くできたらいいなぁ~」といつも思っておりました。

ニュースによりますと、工事が順調に進めば、
本年12月9日にも開通式が行われるようで、
どくだみ畑のある黒潮町へ、グッとグッとグッと近くなると思うと嬉しくてたまりません。
道路建設に関わって頂いた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

ということで、今回の手作り新聞は、高知自動車道が延伸する「四万十町」にフォーカスし、
私、細川泰伸が綴る「四万十町」と題して、
私なりの「四万十町」をご紹介したいと思います。

四万十町は、2006年(平成18年)3月20日に、
高岡郡窪川町と幡多郡大正町・十和村が合併し、高岡郡の町として誕生しました。

北部には、最後の清流:四万十川(中流域)が流れ、
南は太平洋に面し、海に山にと自然豊かな町になります。

四万十町の特産品は、「お米」「豚肉」「しいたけ」「栗」「鮎」「地酒」・・・と数多くあります。
その中で、「お米」「豚肉」「地酒」にスポットを当て、ご紹介致します。
(個人的な好みで。。。)

まずは、「お米」・・・「仁井田米(にいだまい)」
標高230m、清流四万十川沿いの四万十町高南台地窪川地域は、
昼夜の温度差が激しく、朝霧が発生しやすく、
この環境のおかげで美味しい米処として親しまれてきました。
ここで作られているのが、「仁井田米(にいだまい)」です。

仁井田米(にいだまい)の名前の由来は、山内一豊が土佐藩24万石を統治する時代、
現在の窪川町一帯は仁井田郷と呼ばれていました。
その頃、現在の高知市の旅館の主人が仁井田郷の旅館で食べたご飯が美味しく、
ぜひ自分の旅館で使いたいと、そのお米を買い求めて持ち帰りました。
そして旅館に宿泊するお客さんに食べさせたところ
お客:「こりゃーうまいけんど、どこの米ぜよ?」
旅館の主人:「仁井田の米よ」と答え、
それ以来、昔の仁井田郷で生産された米を高知県では
仁井田米と呼ぶようになったという説が有力です。

そして、「豚肉」・・・「四万十ポーク(窪川豚)」
窪川地区における養豚は、飼養戸数、頭数とも高知県内第1位!
自然豊かな環境で育った四万十ポークは良質の豚肉で、
最近では、特産品の仁井田米を飼料にした「米豚」も誕生しています。

最後に、「地酒」・・・「栗焼酎 ダバダ火振り」無手無冠酒造
大正地区特産の栗をたっぷり使用した栗焼酎ダバダ火振りは、
栗特有のまろやかな甘みと香りが大好評。
お酒の好きな方でしたら、「ダバダ火振り」はご存知の事と思います。
全国的にも人気が非常に高く、入手困難な焼酎の一つとなっています。

その一度聞いたら、耳にこびりつきそうなユニークなネーミングは、
四万十川の伝統的鮎漁法「火振り漁」と
山里の交流の場であった「駄馬(だば)」に因んだそうです。
(ちなみに私は、冬の寒い時に、おでんにダバダ火振りのお湯割りがあれば大満足です。)

特産品に続いては、「観光スポット」をご紹介させて頂きます。

「海洋堂ホビー館 四万十」

海洋堂は、ガレージキット・フィギュア・食玩等の各種模型を製作する会社で。
本社は大阪府門真市にあります。 創業者の宮脇氏が高知出身ということで、
四万十町内の廃校になった打井川小学校の体育館を改築して、
海洋堂の門外不出、世界一のプラモデルコレクションから最新フィギュアを
大量展示しいているミュージアムになります。
マニアには、たまらないコレクションが所狭しと並び、
目をキラキラさせている大人の方も大勢いらっしゃるようです。

「四万十川でのキャンプ」

ゆるやかに蛇行する四万十川と広い河原は、キャンプに最適です。
四万十町内には、「三堰(さんせき)キャンプ場」「三島キャンプ場」
「四万十オートキャンプ場ウエル花夢」など 多くのキャンプ場があります。
また、さらに上流の四万十市西土佐では、カヌーやカヤックも楽しめます。

それから、この四万十町が発祥の地とされ、
全国的に有名になったある風物詩があります。
それは、「鯉のぼりの川渡し」です。

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四万十町HPより

ただ、「熊本県小国町の杖立温泉」も発祥の地と名乗りをあげているそうで、
どちらが最初かどうかは、わからないというのが現在のようです。

ここ四万十町での「鯉のぼりの川渡し」の始まりには、心温まるエピソードがあります。
昭和48年にソフトボールをしていた少年達が
少年達:「最近は僕らぁが、大きくなったき、家で鯉のぼりを上げてくれん」
それを聞きつけた当時の体育会のお兄さん達
お兄さん達:「よっしゃ!それやったら、おまんらあの鯉のぼりを、持ってこい!
おれらあが、まとめて上げちゃうき!」

翌年の昭和49年、約20匹の鯉のぼりを、
ロープを使いながら川の上になんとか渡しました。
そんな、体育会のお兄さんから子供達への、
心のこもったプレゼントが「鯉のぼりの川渡し」の始まりだそうです。

体育会のメンバーは、それから30年以上もの間、この子供たちとの約束を守り続け、
現在も毎年忘れることなく鯉のぼりを四万十川にかけ続けています。
(当時の子供達は、すっかりおじさんになったそうです。)

その後、この取り組みはマスコミ等で取り上げられ、
全国各地から鯉のぼりが送られてくるようになり、
毎年、約500匹が悠々と四万十川の上を風を受けて泳いでいます。

平成9年には、ナイアガラの滝で鯉のぼりを泳がせるという壮大な計画が実行されました。
国際交流として3年間十和に赴任していたアメリカ人の方の提案に、
十和体育会のメンバーが賛同して実現したものです。
地元のボランティアにより、川幅260メートルのナイアガラ川に
200匹の鯉のぼりを泳がせることに成功しました。

このような四万十町が、この12月にグッと近くなります。
高知観光の際には、是非、足を運んで頂きたいと思います。

(四万十町の隣町が、どくだみ畑のある黒潮町です。
黒潮町もすばらしくいいところです♪)

四万十町が近くなる12月になると、2012年も残りわずか、、、、、
本当に月日の経つのは早いですね、
もう、もう、もうすぐそこに、2013年が来ております。そうです、もう目の前です。

そこで今回も、2013年を迎えるのに、とっても便利な
【食援隊オリジナル卓上カレンダー】を十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲の皆様に
感謝の気持ちを込めて、プレゼントさせて頂きます。
同封させて頂きましたので、是非是非ご活用下さいませ。

特に、定期お届けサービスをご利用のお客様は、
まず、ご自身の十黒梅の到着予定日に、
赤ペンで大きく「お届け日」と丸印をお願いします。
そして、その日から手前に数えて10日前の日を、
青ペンで大きく「変更〆切」と丸印をお願いします。
お届けの10日前までしたら、お届け内容のご変更が可能でございます。

青印の日までに、「今回は、ちょっとお届け日を延期したい」「本数を増やしたい」など、
予定通りではない場合は、カレンダーに明記しております電話番号
0120-149-560(通話料無料フリーダイヤル)にお電話頂くか、
同じく明記しております弊社ホームページアドレス
http://www.shokuentai.com/ にアクセスしてご変更下さいませ。
尚、お届けを早めたい場合は、
ご連絡頂きましてから10日後が一番早いお届けになりますので、
どうかご了承くださいませ。

【食援隊オリジナル卓上カレンダー】は、
使いやすいスタンド式で、前月も翌月も一目瞭然、
12ヶ月分のめくりタイプです。皆様の大切なご予定を、ドンドンご記入頂き、
机の上や食卓の上、電話台の横等、さりげないちょっとしたところで、
きっと大活躍して頂けると思います。
是非、十黒梅(じゅっこくばい)共々、お役立て頂ければ幸いです。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第64号 2012年10月発行
「食欲の秋」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

10月に入り、こちら高知は朝夕はずいぶんと肌寒さを感じるようになりました。
先日、しばらくぶり、さぼり気味の朝のウォーキングにと玄関を出たところ、
予想以上の涼しさに、薄手の上着の一枚を取りに、部屋に戻った事でした。

日の出もずいぶんと遅くなり、夜明け前の静寂な舗道は、
良き一日のスタートを迎えてくれる事を応援しているかのよう、
私の足を心地よく滑らせてくれます。
しばらく歩くと山沿いの舗道に「イガ栗」が落ちていて、
秋の気配を感じる事ができました。

秋は「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」「食欲の秋」と言われるように、
何をするにも気持ちのいい季節ですね、
(食いしん坊の私は「食欲の秋」専門ではありますが・・・)

これから一日一日、少しずつ季節は秋色が濃くなっていく事でしょう。
という事で、今回の手作り新聞は、
そんな秋に、特に「食欲の秋」について、書かせて頂きます。

高知の食欲の秋といえば・・・何といっても「戻り鰹(下り鰹)」!
脂の乗った「戻り鰹(下り鰹)」は、この時期だけのまさに旬の味わい。


■ここで一息、鰹の豆知識 その1■

「初鰹(上り鰹)と戻り鰹(下り鰹)」

日本の太平洋沿岸に生息するカツオは、
夏に黒潮と親潮とがぶつかる三陸海岸沖辺りまで北上し、
秋に親潮の勢力が強くなると南下する。
夏の到来を告げるその年初めてのカツオの水揚げを
「初鰹(はつがつお)」と呼び、珍重される。
脂が乗っていないためさっぱりとしており、この味を好む人もいるが、
3月初旬の頃のものは型が揃わず、比較的安価である。
脂が乗りだすと高値になっていく。

初鰹は港によって時期がずれるが、
食品業界では漁獲高の大きい高知県の初鰹の時期をもって
毎年の「初鰹」としており、消費者にも浸透している。
南下するカツオは「戻り鰹」と呼ばれ、低い海水温の影響で脂が乗っており、
北上時とは異なる食味となる。戻り鰹の時期も港によってずれがあるが、
一般的には秋の味として受け入れられている。

ウィキペディアより


鰹は刺身で頂くのもいいですが、
高知の伝統的な料理方法の「タタキ」で頂くのが個人的に好みです。

「タタキ」という料理方法は、三枚に下ろした鰹を背と腹で分け節にし、
周りだけををサッと焼き、一口サイズ程度にスライスして頂く料理方法です。

刺身を頂くように、醤油とワサビで頂くのもいいですが、
高知は、醤油とニンニクのスライスで頂くのが主流です。

また、特に高知の西部では、タマネギのスライスに、鰹のタタキを乗せ、粗塩を軽くふり、
大葉、生姜、ミョウガ、ネギ、ニンニクなどの薬味を刻んだものを、
鰹が見えないくらいにタップリのせ、
特製のタレ(私の祖母のレシピは、醤油:酒:みりん=1:1:0.5)を、
これまたタップリかけて頂く料理法があり、こちらの方が主流になっています。

それから最近では、「塩タタキ」というメニューも一般的になりました。
この食べ方は、タレや醤油で頂くのではなく、
粗塩を振り、薬味と一緒に頂く食べ方です。

いずれも、それぞれの違った味わい美味しさがあり、
食べ比べで楽しみたいというのが、細川流といったところです。

どくだみ畑のある「黒潮町」の佐賀漁港は、全国有数のカツオ漁獲高を誇る港で、
毎年、この季節に「もどりガツオ祭り」を開催しております。
(今年は、10月20日(土)の開催を予定されているそうです。)

私は、ウィークデイは工場勤務の為、単身赴任でこの黒潮町で寝泊りをしておりまして、
この季節は、この「戻り鰹」しかも、「日戻り」と呼ばれる新鮮な鰹を
楽しめるという素敵過ぎる特権があります。


■ここで一息、鰹の豆知識 その2■

「日戻り鰹とは・・・」

釣り上げた鰹を、その日のうちに食べる鮮度バツグンの鰹です。
その日しか味わえないモチモチっとした食感、
やわらかいのにしっかりした弾力が特徴です。
高知の西部では、「ビリ」(またはグビ)とも呼ばれ、
港町ならではの極上で贅沢な鰹です。


先日、黒潮町の隣町の四万十市(旧:中村市)の居酒屋さんに入ったところ、
その日は残念な事に「日戻り鰹」がないとの事。
仕方が無く、昨日上がった鰹で、タタキを注文しました。
(昨日上がったとはいえ、十分過ぎる鮮度には間違いありません。)

まな板には、上等の鰹が乗せられ、お店の大将が手際よく包丁を入れ、捌き始めました。
美味しい鰹のタタキが出てくるのを待っていると、大将の携帯電話が急に鳴り出しました。

大将:「日戻り、上がったぁ! 今から取りに行くけん、おいちょってぇ!!!!」
電話の主は、友達の漁師さんのようで、さらに声を弾ませ、
大将:「お客さんらぁ~、今日はホントに良かったねぇ~、
10分ばぁ~、待っちょったやぁ~」
と、捌き始めた鰹を冷蔵庫に戻しました。

私は妙に気の毒になり、
私:「今、捌きゆう鰹でも十分なんで、それでいいですよ」と伝えると
大将:「これも上等やけんど、今から来る鰹が、まだ上等やけん、それを食べたや~
お客さんに、喜んでもらうがが仕事やけん」と嬉しいお言葉。

しばらく待っていると、待望の「日戻り鰹」が到着!

改めて、まな板の上に「日戻り鰹」が登場!
モチモチっとした食感は、タタキより刺身の方が楽しめると思い
注文の「タタキ」を改め「刺身」に変更し、大将の手際良さに心を弾ませます。

そして、いよいよ私達の前に!

katsuo
包丁を入れた刺身の角まで、ピンっとしっかり!

刺身を醤油に付けると、さぁ~とキレイな脂が広がり、期待は最高潮!
そして、ニンニクのスライスと一緒に、口に入れると・・・

新鮮な香りが口の中に広がり、モチモチっとした歯ざわり、
柔らかいのか、しっかりいているのか・・・とても表現できな味わい。
これぞ、本場の旬の鰹! 舌鼓は打ちっ放しです!

大満足の旬の美味しさを頂き、
大将に感謝、漁師さんに感謝、そして秋に感謝した事でした。

これから、市場やお店には、鰹だけではなく
秋ならではの「海の幸」「山の幸」が、たくさん並ぶ事でしょう。

季節に感謝し、漁師さんやお百姓さんに感謝し、市場やお店の方に感謝し、
秋の旬の「海の幸」「山の幸」を楽しみたいと思います。

それから、今回お世話になったお店の大将のように
お客様に喜んで頂けますよう、お役に立てますよう励んで参ります。

季節は急ぎ足で秋が深まり、寒暖の差が大きい日も続くと思われます。
夏の疲れが残っていて、体調を崩し安い季節でもあります。

最後になりましたが、うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第63号 2012年9月発行
「私、細川泰伸がおすすめ!高知の観光スポット♪♪」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

毎日毎日、残暑厳しい日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
9月に入り、こちら高知は朝夕は、気持ち少しだけ、
ほんのちょっと、涼しくなったような気がしておりますが、
日中は、まだまだ30℃を越える日がほとんどで、
たまに雨の日などは、気温は少し落ち着くものの、
今度は湿度がグッと上がり、毎日ぐったりするような日が続いております。

どくだみ畑の方はといいますと、、、、
遠く蝉の声をバックコーラスに、コオロギやスズムシなどの秋の虫が大合唱を始めました。
夏の声と秋の声が混ざり合う、この季節の変わり目、
あれほど、耳にうるさく聞こえていた8月の蝉の声が、何か名残惜しく感じられてきます。

そこで今回、
”名残惜しい夏”と”これから楽しめる秋”の
「私、細川泰伸がおすすめ!!高知の観光スポット♪♪」をご紹介させて頂きます。

あくまでも、私、細川泰伸の好み、感性、思考が100%でございます。
決して一般的ではありませんが、なるほど!そんなところがあるのか、
と、ご参考頂ければ幸いです。

それでは、早速っ!
「名残惜しい夏のスポット」

●黒潮町浮津海水浴場

ここの海水浴場は、透明度がバツグン、砂浜の砂もサラサラの小粒で足触り非常に良く、
すぐ隣の入野海岸では毎年5月に「シーサイドはだしマラソン」も開催されている程です。
海は遠浅ですし、ボランティアの監視員の方もいますので、安心して海水浴を楽しめます。
それから遠浅なのに、結構な波がありますので、ボディーボードを楽しむ事ができます。
シャワーや更衣室、キャンプ場(炊事場もあります)もしっかり完備されております。
すぐ近くには日本の渚100選に選ばれている入野松原を望む事のできる
風光明媚な海水浴場です。

私達家族は、夏になると、ここでキャンプをして海を楽しむのが恒例になっております。
家族ぐるみでお付き合いさせて頂いている長野の方や大阪の方を
こちらにご案内したのですが、皆さん、大満足で海を満喫されました。

続いてっ!
「これから楽しめる秋のスポット」(ここは、かなり個人的な趣向が入ってます)

●高知沖の船釣り(ネイリ)

これから秋にかけて、高知沖では、ネイリ(カンパチの若魚)のトップシーズンです。
ちなみに全国的には、カンパチは若魚でもカンパチと呼ばれているそうで、
高知だけ、若魚と成魚を区別して、ネイリとカンパチと呼んでいるようです。

釣り方は、沖での船釣りになります。エサ釣り、ルアー釣りといろいろと楽しめますが、
私の場合は、専らエサ釣りの方です。

まず、エサとなる小アジを釣り、そのままネイリのいそうな深さにキープします。
その小アジを狙ってネイリが近づくと、小アジは必死に逃げようとします。
その激しい動きが釣り竿の先に伝わってきて、竿が上下左右に小さく激しく動きだすと、
私の心臓の動きも連動するかのように、、、
そして、ネイリが小アジに食いつくと、一気に釣り竿は海の中へ、根元から!!!
もう私の心臓は爆裂!頭の中はドーパミン、アドレナリン等の脳内ホルモンが大噴出!

竿を持つ手に、グイグイグイグイっともの凄い手応えに、
ドキドキっバクバクっのゴールデンタイム!

また、この魚が美味しいのです。カンパチといえば、寿司ネタでも有名な魚、
家族全員に大自慢ができ、釣って良し!食べて良し!!の代表格ではないでしょうか、

高知沖では、ほとんどの遊漁船は、この季節になりますと、
このネイリを狙って出航しますので、ご興味のある方はどうぞご参考まで。

そして最後にっ!
「一年を通じて楽しめるスポット」(ここは、全国的にも珍しい所です。)

●室戸ドルフィンセンター

ここでは、なんと! イルカと一緒に泳ぐ事ができます!
それも、一年中ずっと営業をしているそうです。
私は冬は寒くて、海に入れないと思っておりましたが、
センターの方に聞きますと、冬でも水温は10℃を下回る事がなく、
逆に、海から出た時の気温の方が寒いそうです。
(ウェットスーツを着て泳ぎますので、大丈夫だそうです。)

実際に、私の子供二人と妻は一緒に泳いだ事がありますが、
それはそれは、とても記憶に残る経験ができたと言っております。
(すみません、私の体験談ではないので、詳しく表現する事ができません。)

妻や子供に、「遠くからきたお友達を連れて行くとしたら何処?」と聞きますと、
「室戸ドルフィンセンター!」と異口同音の回答が返ってきます。

イルカショーのある水族館は、全国各地に多くあると思いますが、
イルカと一緒に泳ぐ事ができる所は、全国的にも珍しいと思います。

この室戸ドルフィンセンターでは、一緒に泳ぐプログラムだけでなく、
カヌーに乗って、カヌーからイルカと触れ合うプログラムや
トレーナー体験、エサをあげたり、触ったりできるプログラムなどもあるそうで、
一年を通じて、イルカと遊べる楽しいスポットになっています。

今回は、100%個人的な趣向で選んだ観光スポットのご紹介をさせて頂きました。
是非、四国、高知へお越しの際には、ご参考にして頂ければ幸いです。

皆様も、もしよろしければ、お住まいの地域、地元の方ならではのおすすめスポットや、
ご旅行された際などでのおすすめのスポット等、
「100%個人的な趣向で選んだ観光スポット♪♪」を私どもにお教え頂ければ幸いです。
場合によりましては、この新聞でご紹介をさせて頂きたいと思います☆
(メールでもハッピーメッセージ(ピンク)の用紙でも構いませんので、
どうぞお送りくださいませ。)

これからも、十黒梅を通じ皆様のお役に立てますよう、
喜びの輪が広がりますよう、励んで参ります。

最後になりましたが、まだまだ暑い毎日が続いております。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸