投稿者「Yasunobu Hosokawa」のアーカイブ

第161号 2020年11月発行
「どくだみの根の力」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

暦は11月に入りました。こちら南国高知も、山は紅葉を始め、
少しずつ冬の季節を感じるようになりました。
朝夕は寒さを感じるものの、日中はちょうどいい陽射しで、
GoToトラベルには、最適の季節かもしれません。

高知市内の自宅から、どくだみ畑と工場がある黒潮町に向かう道中でも、
県外ナンバーの車を見かけるようになり、
(春先から夏頃までは、一台も見かけませんでした。)
少しずつ、以前のような活気が戻りつつあるように感じます。

ただ、まだまだコロナ禍の中です。
手洗い、うがい、ソーシャルディスタンス、etc
しっかりと対策をして健康管理には気をつけたいと思います。

さて、今回の手作り新聞では、その「どくだみ畑」の現況をお話しさせて頂きます。

生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)は
2007年5月の発売以来、13年もの間、皆様に永くご愛飲頂いております。
これも偏に、ご愛飲者様皆様のおかげでございます。
本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。

この13年間で、どくだみの生産をお願いしている農家さんも高齢化が進み、
これまでのような生産量の見込みが難しい状況になってきました。

それで、今後の事を考え、自社でどくだみをしっかりと確保すべく、
今年は栽培面積を増やす計画を立て、
現在、新しい畑に、どくだみの植え付け作業に汗を流しております。

どのようにして、どくだみを植え付けるかといいますと、
「既存の畑のどくだみの根を掘り起こし、新しい畑に移植をします。」

文章にしてみたら、たった1行で済んでしまいましたが、、、、、

実際の作業となりますと、そう簡単にはいきません。
「言うは易く行うは難し」と昔からよく言われるように、
実際にやってみると、なかなか大変なものです。

畑にスコップを入れ、土ごとどくだみの根を掘り起こすわけですが、
その土が重いのなんの、やってみると結構な体力仕事です。

道路等の補修工事の現場で、
スコップを使って土を掘る作業の方をよく見かけますが、
よく、あんなに軽々と仕事ができるものだと尊敬してしまいます。

それで、掘り起こした土を見てみますと・・・・
どくだみの根がビッシリ!さすがどくだみっ!その生命力の凄さを感じます。
丁寧に土を振るい落とし、どくだみの根だけを選別します。

次は、新しい畑への植え付けです。
事前に畑を畝立てし、その畝に溝を作り、どくだみの根を植え付けます。

「畑仕事は無心になれる」という言葉をよく耳にします。
本当にまさにその通りです。
植えている時の心境は、
「しっかりと元気に育って!」・・・・全集中です。

そして、植え付けた畑を眺めてみますと・・・・
心が、晴れ晴れとし、にこやかな気持ちになります。
何しろ、この畑がどくだみでいっぱいになる光景を想像すると、、、、

そして、少しずつ、どくだみの栽培面積が増えていく様子に、
十黒梅をご愛飲の皆様に、これからも安心して
永くお飲み頂くことができると思うと、感慨無量です。

この植え付け作業は、12月中旬まで続きそうです。

今回、この植え付け作業を通じ、
私は、大きな学びを得たように感じています。

それは、「どくだみの根の力」です。

スコップで土を掘り起こすと・・・
土の中に、縦横無尽にビッシリと根を伸ばしているのです。
その生命力の凄さを改めて実感しました。

どくだみは、抜いても抜いてもまた生えてくる。
駆除しても駆除しても、またどんどん生えてくる。
どくだみの根を見ると、これでは、なかなか駆除できなのも納得です。

どんなに抜かれようが、どんなに駆除されようが、
たくましく生き抜いてきたその姿にただただ驚くばかりです。

今年は、例年になく特に大変な一年だったと思います。
しかし、歴史を紐解いた時、もっともっと大変な時があったのではないでしょうか?
そんな大変な中も、このどくだみは、根を残し続けてきました。

現に書物等で、千年前の平安時代から愛されていたともあります。
生息し始めたのは、もっともっと古い歴史があるはずです。

 どくだみの根は私に、
    「越えれない山はない!」
      そう教えてくれたように思います。

ちなみに、私の好きな洋楽の一つに
  マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルが歌った
  「Ain’t No Mountain High Enough」
  (日本語直訳:越えれない山はない)
           という楽曲があります。

この曲は、ダイアナ・ロスや多くのアーティストがカバーしたり
映画「天使にラブソングを2」で使われたりの名曲です。

ここ数日、この曲を毎日聞いて、
「ようし、頑張るぞ!」と気持ちを盛り上げています。

これからも、皆様に永くご愛飲頂く事ができるよう、
十黒梅を通じてお役に立てますよう、
そして、どくだみの根のようにしっかりと大地に根を張って、頑張って参ります。

季節は、寒い冬がもう目前、
今年も残り少なくなってきました。
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には十分にお気をつけてお過ごしくださいませ。

最後に、毎年恒例のオリジナル卓上カレンダーを
同封させて頂きましたので、どうぞお役立てくださいませ。

それでは、失礼します。

第160号 2020年10月発行
「光陰矢の如し」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

はっ!と気づけば・・・・ カレンダーは10月!
つい先日、布団の中で心の初日の出(お正月)を迎えたと思いきや、
もう、もう、もう!10月! 2020年は9ヶ月が過ぎ、
残り、10月11月12月の3ヶ月となりました。
そうなんです。2020年は、残り100日もありません。

本当に、月日の経つの早すぎます。まさしく、光陰矢の如し!

2020年、どんな事があったのか?
「帽子の台」にしかならない私の頭の中の記憶を
ぐるぐると手繰り寄せておりましたら、、、

9ヶ月でも、光陰矢の如し!と思っておりましたら、、、

さらにっ!それをはるかに上回る
スーパー、超ぉ~、ウルトラ、光陰矢の如し!
20年が、あっという間だった!という事がありました。

   それは、、、、「長女の成人」です。

長女は、2000年生まれなので、今年で20歳になります。
ついこの前、生まれてきたとおもいきや、もう20歳!
本当に、スーパー、超ぉ~、ウルトラ、光陰矢の如し!

思い起こせば、小さい頃は、海に行ったり、
キャンプに行ったり、動物園に行ったり、etc
楽しかった思い出がたくさんよみがえってきます。

どくだみの収穫を手伝ってくれた事もありました。

それから、水泳が大の得意だったので、よく大会の応援に行きました。
なかなかの活躍ぶりで、鼻高々の大自慢をさせて頂きました。

中学2年からは、「私には夢がある!」と、大阪に行くことになり、
その分野では、私達の想像を超える、納得のいく結果を残しながら、
そのまま、関西の大学に進学し、今年で20歳となります。

成人式当日は、写真スタジオもいっぱいで、
本人も高知に帰って来れるかどうかもわからない、ということで、
「成人式の写真」を事前に撮影する、
いわゆる「前撮り」をする事となりました。

10月の最初の土日を使い、久しぶりの帰省です。
少ない滞在時間を有意義にと、
妻が事前に写真スタジオと入念な打ち合わせをし、
撮影当日を迎えました。

今回、長女が身にまとった着物は、
20数年前に、妻が成人式の時に着た着物です。

また、その着物は、私と知り合って初めてのお正月に着用し、
当日は、妻のご両親に、結婚の挨拶をさせて頂いた思い出があります。

感慨深い思いを馳せながら、長女の撮影の様子を見守りました。

長女一人の写真を数十枚撮り終え、
家族写真の順番がやってきました。

私もビシッとした格好をと、スーツにチェンジ、
久しぶりのスーツですから、ちゃんと入るか心配です。
(おそらく、長女の大学入学式以来、約1年半ぶりです。)

何しろ、仕事中は作業服ですし、(畑作業にスーツは不要。)
仕事が終われば、まっすぐ帰宅か、プールで泳いで帰宅かどちらかです。

ズボンに足を通し、お腹のホックを止めると・・・
「ほっ」どうやら、あまりお腹まわりは変わってないようでした。
上着に袖を通し、鏡を見ると、
「ほっ」どうやら、あまり変わってないようで、一安心。

撮影には、妻と高校3年の長男も加わり、
久しぶりの家族4人でのショットです。

一通り、撮影が終わり、さぁ帰ろうかと支度をしておりましたら・・・
妻:「まだ、終わりやない、もうちょっと待ってぇ」と言うのです。

撮り終わった写真を、パソコンのモニターに表示させ、
どの写真がいいのか、自分たちで選ぶ作業があるというのです。

以前だと、写真の現像には時間がかかり、
どの写真がいいか、写真屋さんが選んで、出来上がった物を受け取る。
そんなスタイルだっと思います。

ところが、今は違うんですね、さすが、デジタル化ですね、
撮った写真はデータ化されてますので、すぐに確認ができます。
なので、表情などを確認しながら自分達で選ぶ事ができるというのです。

「あ~だ」、「こ~だ」と、長女と妻。
「どれでもいいよ」と、長男と私。
写真屋さんによると、だいたいこのスタイルが一般的のようです。

久しぶりの家族4人の時間を楽しみつつ、
ふと、これからの事を考えました。

来春は、現在受験勉強中の長男も進学となると、
さらに4人で集まる機会が少なくなる事になります。

子供たちの成長を喜ぶとともに、
巣立っていくことへの寂しさも感じました。

「子供の成長は早い」と、よく言われますが、
いや本当に、スーパー、超ぉ~、ウルトラ、光陰矢の如し!

昔から、「光陰矢の如し」の他にも
「一刻千金」「一寸の光陰軽んずべからず」「時は金なり」
「今日の後に今日なし」「歳月人を待たず」等々
時を大事にしなさい、という「ことわざ」がたくさんあります。

この先、いろいろな事に対して、
後回しにしたりせず、すぐに実行!時間を大切に!
有意義な時間を過ごせるよう、私にできる事をしっかりとやり抜こう、
そう心掛けたいと、強く感じました。

季節は、日中は過ごしやすいものの
朝晩は、寒さを感じ、寒い冬に向かって、ノンストップです。
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

第159号 2020年9月発行
「一燈照隅 (いっとうしょうぐう)」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

この度の台風10号により、被災されました皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。暑い毎日が続いております。
どうぞ、ご自愛くださいますよう、そして復興を心よりお祈り申し上げます。

いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

先日、畑仕事の帰りの事、軽トラックの燃料計が底を指していたので、
いつもお世話になっているガソリンスタンドに給油に向かいました。

最近では、セルフサービスのスタンドが増えてきましたが、
そのスタンドは昔からのスタイルで、陽気なおじさんがガソリンを入れてくれます。

おじさん:「細川さぁ~ん、9月やに、ちっとも涼しゅうならんねぇ~」
私:「外の仕事は、堪えるねぇ~」(スタンドは炎天下の外の仕事です。)
おじさん:「そうながよ、この猛暑、もうしょのへんにしてぇ~♪」
得意のダジャレを飛ばして、少しでもこの猛暑を和らげてくれました。

そうなんです。カレンダーは9月に入りましたが、
それにしても!何にしても!「暑いっ!」いや「暑すぎ!」です。
こちら南国高知は、連日のように30度越えです。
(まだ、数日しか経っておりませんが・・・)

自称、猛猛猛!猛烈!な暑がりの私にとりまして、
堪えすぎの猛暑がまだまだ続いております。

事務所内にいる時は、「エアコン」という文明の利器がありますので、
快適に過ごす事はできるのですが、

畑作業となりますと、そういう訳にはいきません。
炎天下のどくだみ畑の上では、わずかに「テント」という文明の利器が、
何とか直射日光を遮ってくれますが、暑いのなんの!もう大変です。

ほんの数分、畑にいるだけで、汗!汗!汗!
熱中症には要注意で、休憩・水分補給はこまめに取るようにしています。
畑スタッフ達は、本当によく頑張ってくれています。

この手作り新聞が、皆様のお手元に届く頃には、
もう少し過ごしやすい気候になっていることでしょう。

本当にこの猛暑、もうしょうしょうの辛抱ですね♪
(大変、失礼しました。)

そんな暑い夏、いや暑すぎるに夏に、
ほんのちょっとだけ嬉しかった事が
2つありましたので、お話をさせて頂きます。

最初の舞台は、近所のうどん屋さんです。
こう暑いと、ざるうどんや冷たい汁のうどんについつい手が伸びてしまいます。
その日は特に暑すぎたものですから、
「冷やし海老五目うどん」を注文しました。

冷たい汁に、冷たいうどん、
具は、海老天、きつね、ゆで玉子、わかめ、かまぼこ、と
まさしく暑い夏にぴったり。

少し待って、運ばれてきたどんぶりの中をみますと、、、
何か、具とは別のものが入っています。

状態は凍っていて、色は汁と同じ色です。

なるほど!!!
汁を凍らせたものでした。

以前は、普通の水氷を入れていたそうなのですが、
それでは、食べているうちに、汁が薄くなってしまう。
ということで、汁を凍らせた汁氷を入れるようにしたそうなのです。

食べていくうちに、さらに冷えてきて、さらに美味しい!

「汁を凍らせる」ちょっとした事なのですが、
それに気が付いたうどん屋さんはさすがです。

何か、そういうちょっとした気遣いといいましょうか、、
食べる人の事を考えたサービスというものは、本当に嬉しいものです。

そして2つ目の舞台は、単身赴任中に利用するスーパーです。
畑作業をして、それから買い物となりますと、、、
(一刻でも速く帰り、水風呂、そして風呂上りのビールを楽しみたいです。)

そんな訳で、数日の食糧をまとめてカゴに入れ、
レジに並び会計をしました。

レジの担当の方:「レジ袋は必要ですか?」
うっかり、マイバックを忘れていましたので、、、
私:「はい、お願いします。」

レジの担当の方:「何枚、ご入用ですか?」
私:「3枚お願いします。」(数日分の食糧にビールもありましたので。。。)

すると、そこで ・・・・・・
レジの担当の方:「2枚でも入りそうですよ~」
私:「入りますか?」

さらに、そこで ・・・・・・
レジの担当の方:「私が入れましょう。入るはずです。」
幸い、私の後ろには、次のお客様がいなかったのもあり、
レジ担当の方が、手際よく、袋に詰めてくれました。

その手際の良さといいましょうか?
入れる順番といいましょうか?
ピタッときれいにスマートに入れて頂きました。
(私なら、そのように、きれいに入れる事ができません。)

本当に嬉しく、助かった思いがしました。

以前、お世話になった方が
「一燈照隅 (いっとうしょうぐう)」という
心に残る素敵な言葉をプレゼントしてくださいました。

この言葉の意味は、一人一人が片隅を照らす。
この灯りが万になれば国中をも明るく照らすという意味だそうです。

今回のうどん屋さんやスーパーのレジの担当の方の気遣い心遣いは、
まさしくこれに通じるものがあると思います。

ちょっとした気遣い、そのちょっとした心遣いの積み重なりで、
心が明るく楽しく、そして、優しくなるように思います。

さらに、そのお世話になった方は、
「細川さんには、細川さんにしかできない事がある。それを一生懸命に頑張りなさい」と
優しく励まして下さった事を、今でも覚えています。

私が灯せる明かりといえば、、、
どくだみを栽培し、加工して、十黒梅(じゅっこくばい)を作る事です。

この灯した明かりがさらに明るくなるよう、
ちょっとした事にも気がつく心を持てるよう、

そして、どくだみを通じてお客様に喜んで頂けるよう
お役に立てるよう頑張って参ります。

季節は、秋の気配が少しだけ漂ってきましたが、
まだまだ暑い暑い暑い、毎日が続いています。
くれぐれも体調を崩されませんよう、
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけてお過ごしくださいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第158号 2020年8月発行
「歴史が動きました!」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

この度の令和2年7月の豪雨により、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。
1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

改めまして、いつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

今月号の手作り新聞は、私の趣味の一つでもあります、
「将棋」のお話を中心にお話させて頂きます。

もう、皆様もご存じの事と思います。
先月7月16日(木)の事、将棋界で歴史が動きました。
「藤井棋聖誕生!」 史上最年少でタイトル獲得!(17歳11ヵ月)
最年少タイトル獲得は30年ぶりの記録更新だそうです。

もしかしたら、この手作り新聞が、皆様のお手元に届く頃には、
もう一つのタイトル、王位も奪取しているかもしれません。

下手の横好きの私が言うのも何ですが、
いやぁ~、本当に強い!強すぎです!
インターネットで中継を見ていまして、
現役最強棋士とも名高い、渡辺二冠に対し堂々の対局。

藤井棋聖が勝利した第1局、第2局、第4局は、
渡辺二冠が最も得意としている「矢倉戦法」!
タイトル戦の大舞台で、相手の得意な土俵で戦う姿勢に、
藤井棋聖の凄さを感じざるを得ません。

因みに第3局は、藤井棋聖の得意戦法の「角換わり」に、
渡辺二冠が堂々と受けた将棋となり、
素人の私が見てもかなりの見応えがありました。

今後の藤井棋聖の活躍に期待するとともに、
将棋界全体の盛り上がりに、胸が弾んでいます。

お話を戻しまして、どうして私が将棋に魅せられたか?
そこから、お話をさせて頂きます。

私と将棋の出会いは、小学生の頃、祖父に教わった事から始まります。
それぞれの駒の進み方を、優しく教えてくれた事を今でも覚えています。

しかしその後、中学・高校・大学・社会人と私の人生の中、
残念ながら、将棋の駒を触る機会は、ほとんどありませんでした。

再び、盤を挟み駒に触れたのは、社会人5年目の時です。
椎間板ヘルニアを患い、約半年の入院生活を過ごす中、
隣の病床のおじさんに「将棋、できる?」と誘われたのが、その瞬間でした。

盤に駒を並べた時、祖父に教わった記憶が戻り、
一手ずつ、駒を動かせていきます。

最初は、全く同じ戦力のはずなのですが、
駒を進める毎に、戦局が悪化していきます。
気が付けば、自分の玉の行き場がなくなり、
どうして、この結末になったのか悔しくて悔しくて、、、

将棋の本を入手し、戦法や手筋、玉の詰まし方等々を勉強しました。

なかなか勝てない中、やっとやっとやっと手に入れた初勝利は、
ドーパミン、アドレナリン等の体内ホルモンが噴出し、
本当に嬉しかった事を今でも覚えています。
私が将棋の魅力に憑りつかれるきっかけとなった瞬間でした。

そんな将棋の「し」の字も知らない私が、
その魅力について語るのは、大変おこがましい事ですが、
その一つに「駒を輝かせる」があると思います。

以前、ある経営者の方から
「細川さん、人を輝かせるのは、あなた次第」という
ありがたい、お言葉を頂いた事があります。

その方がおっしゃるには、
「人がいない人がいない、と嘆くのではなく、
適材適所で、その人の魅力を引き出す事が経営者の仕事」
だと、教えて頂きました。

人材を将棋の駒に例えるのは、大変失礼な話ではありますが、
将棋の駒は、それぞれ進み方が違います。
飛車や角は、一気に遠くまで動く事ができますが、
金や銀は、一つしか動く事ができませんし、
金でしかいけない所、銀でしかいけない所があり、
それぞれ、駒の動き方が違います。

まっすぐ前しか動けない香車や、一歩ずつ前にしか動けない歩。
かと思えば、唯一前の駒を飛び越せる3次元の動きをする桂馬。
いろいろな駒があって、81マスの盤上で将棋が成立します。

そして、どの駒も本当に大切で、一つでも欠かせる事ができません。
それから、他の駒は、いろいろな動きができるのに、前に一歩しか進めない歩、
この歩が非常に大きな力を発揮することもあり、
「歩のない将棋は負け将棋」と言われる程、本当に大切な駒です。
実際に私の経験でも、歩がないばかりに負けた将棋は何度もあります。

そのように考えれば、「駒を輝かせる」は「人材を輝かせる」に
どこか通じるものがあるように感じます。

今回の藤井棋聖誕生を通じ、
改めて将棋の魅力を感じつつ、

私は、十黒梅を通じ、皆様のお役に立てるよう、
社員全員が、適材適所でイキイキと輝く、
そんな環境を作っていきたいと改めて感じました。

季節は、いよいよ、一年で一番暑い季節がやってきました。
熱中症には、十分にお気をつけくださいませ。
そして、新型コロナウィルスの流行が収まりを見せません。
くれぐれもご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。
それでは、失礼します。

細川泰伸

第157号 2020年7月発行
「どくだみの収穫は、無事に終了しました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

この度の九州地方の豪雨により、被災されました皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。酷暑の毎日が続いております。
どうぞ、ご自愛くださいますよう、そして復興を心よりお祈り申し上げます。

改めまして、いつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

お蔭様で今年度のどくだみの収穫と搾り加工は、無事に終了しました。

今年も、十黒梅をご愛飲の皆様に、安心してお飲み頂けるよう、しっかりと
「どくだみの搾り汁」を作る事ができました事をご報告申し上げます。

収穫作業、選別作業や搾り加工に汗を流して励んでくれたメンバー、
また、期間中、食援隊の留守をしっかり守ってくれたスタッフに、
そして何より、いつも十黒梅をご愛飲を頂いている皆様に、
厚く感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

収穫と選別、搾り加工の期間は、いつも以上に
メンバー同士の連携や一人一人の気持ちがとても重要になってきます。
よりよい製品を作るべく、そして、メンバー全員が同じベクトルに向かうために、
私が特に心掛けて、実行した事があります。

それは、毎朝の朝礼で、
ご愛飲の皆様から頂いたお声を読み上げる事です。

作業メンバーは、30歳代~70歳代まで、
地元出身の者もいれば、遠く東北や都心で生ま育ち、
高知に来たという者もいます。

生まれも育ちも、性別も年齢も違えば、
それぞれの考え方、物事の進め方、いや常識さえ違ってきます。

私が一番、心に留めているのは、
「お飲み頂いている大切なお客様のお役に立つ」という一点です。
丁寧に、確実に、しっかりとしたものづくりを心掛けています。

どんな状況でも、お客様のお役に立つという思考に全員が向かうためには、
ご愛飲の皆様から頂きました嬉しいお声、ありがとうのお声、
貴重なお声が一番だと考えました。

実際、毎日朝礼で読み上げましたら、新しいメンバーからは、
「自分たちが作ったものが、こんなに喜んで頂けてるなんて」と涙ぐむ者や
「今までの仕事では、お客様のお声を聞いた事がなかった」と驚く者もおりました。

確かに、畑作業などの仕事では、
直接お客様のお声を聞く事はなかったのかもしれません。
メンバー全員で嬉しい気持ち、頑張ろうの気持ち、
そして、お客様にお役に立てる、ものづくりへの気持ちを
一つにできたのではないかと感じています。

改めて、十黒梅をご愛飲の皆様に心より感謝申し上げます。
この後のコーナーでもさまざまなお声をご紹介いたします。

また、今まで頂いたお声をインターネットのホームページでもご紹介しております。
GoogleやYahoo!などで「十黒梅 体験談」のキーワードで、検索して下さい。
2020年7月6日現在、のべ1,834件のお声を頂いております。

皆様から頂いた「ありがとう」のお言葉を、
さらに皆様に喜んで頂けるよう力に変え、
「ありがとう」の輪が広がるよう、励んでいきたいと思います。

季節は、暑い暑い暑い夏がやってきました。
熱中症には、十分お気を付け下さいませ。
そして、まだ新型コロナウィルスの流行が終息しておりません。
どうか、体調管理には十二分に、お気を付け下さいませ。
それでは、失礼します。

細川泰伸

どくだみ どくだみ

第156号 2020年6月発行
「どくだみ収穫の最盛期」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

緊急事態宣言が解除され少し日が経ちました。
こちら高知県黒潮町でも、営業を自粛していたお店が再開し、
少しずつ活気を取り戻しています。
とはいえ、新型コロナウィルスの蔓延が終息したわけではありませんので、
引き続き、うがい・手洗い等をしっかりと心がけたいと思います。
どうか皆様、健康管理には十二分にお気をつけ下さいませ。

さて、カレンダーは6月に入りました。
6月といえば・・・  そうです! どくだみの季節です!

私どものどくだみ畑では、
どくだみがつぼみや花(実際には、花ではなくガクです)をつけ、
太平洋からの気持ちの良い風に、葉を大きく揺らしています。

どくだみ畑 どくだみ

そして、そのどくだみの収穫は最盛期を迎えています。
全てはこの収穫期のために
一年間、強い日差しが照り付ける日も
寒風吹き抜ける寒い日も、他の雑草を手で抜き続けました。

どくだみの収穫 どくだみの収穫

どくだみの収穫は、丁寧に手刈りで行います。
この時期は、人手がどうしてもかかるため、

地元のシルバーさんにもご協力を頂いています。

刈ったどくだみは、通称「コモ」と呼んでいる収穫袋で包み、、
工場に軽トラックで運びます。

工場に運び込まれたどくだみは、
手作業によって、洗いながらきれいなどくだみだけを選別します。

メンバーは工場のすぐ近くに住む方が応援に駆けつけてくれます。

どくだみの収穫作業 どくだみ

中には、創業以来、毎年来ていただいている方もいらっしゃり、
本当に助かっています。

そして、いよいよ「丁寧な水洗い」「カッティング」「搾り作業」となり
どくだみの搾り汁(青汁)が出来上がります。

どくだみは、臭いイメージがありますが、
この新鮮な搾り汁(青汁)は、あの独特な臭さは全くなく、
それどころか、心地よいさわやかな香りがして、
一年間の頑張りが報われた思いと
携わって下さる方に感謝の気持ちでいっぱいになります。

皆様にご愛飲頂いております。
「十黒梅」は、このどくだみの搾り汁(青汁)が主原料となり、
黒糖、梅肉エキスを合わせ、アルコール醗酵させたものです。
水やアルコール液等を一切足さず薄めずに、
原料そのものを醗酵させることによって、お酒となっております。

自然の産物が醗酵して製品になる。
自然の恵みに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

昨今は、技術の進歩で
「●●成分だけを抽出した」
「特殊製法で有効成分●●を●●個分、凝縮した」等と
手軽にいいものだけを取り入れる事ができます。
本当に素晴らしい事だと思います。

私たちには、そのような特殊技術はありませんが、
大切に大切に手間暇かけて、どくだみを育てて、
人の力と、自然の恵みを大切にする事。
昔からある醗酵という方法を大事にしながら、
皆様のお役に立てれば幸せです。

季節は、6月の梅雨の季節ですが、
日差しの強い日もあり、夏を思わせます。

気温差の激しい毎日、体調を崩されませんよう、
そして、まだまだ新型コロナウイルスにも注意しながら、
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
体調管理には、十二分に、お気をつけてお過ごしくださいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第155号 2020年5月発行
「どくだみの収穫期」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

連日、テレビ・ラジオ・新聞等のメディアでは、
新型コロナウィルスのニュースが流れています。
罹患された皆様、および、感染拡大により様々な影響を受けている皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。
どうか皆様、健康管理には十二分にお気をつけ下さいませ。

そして現在(5月6日)、こちら、高知の黒潮町でも、
緊急事態宣言発令中で、これまでにない光景が広がっております。

例年のゴールデンウィークは、さまざまなイベントはもとより、
県内外から多くのサーファーが集う浜辺なのですが
駐車場も閉鎖、海でサーフィンを楽しんでいる人がゼロなのです。

黒潮町海岸 黒潮町海岸

町内の飲食店も営業自粛で、こんな寂しいゴールデンウィークは初めてですが、
皆それぞれが不要不急の外出を控えているということでしょう。
本当に1日でも早い終息を心より願っております。

そんな心寂しい中、ほっこりと心を温めてくれるアイドルが登場しております。

  そのアイドルとは・・・・ ヤマガラ(野鳥) です。

私どもの工場は、山に囲まれた自然豊かなところにあり、
たくさんの野鳥のさえずり、鳴き声が心を和ませてくれます。

そんな中、先月から聞きなれない
可愛らしいさえずりに気がつきました。

外にでて、耳をすますと、、、、いました!
電線に、お腹が山吹色したなんとも愛らしいヤマガラです。

ヤマガラ ヤマガラ
ちょっと高いところで止まっているため、
私のカメラ(スマートフォン)では、
鮮明に撮影ができなくて申し訳ございません。
(参照:ウィキペディアより)

「ヤマガラ」とはどんな鳥か?少し調べてみますと、、
野鳥にしては人懐っこいことで知られるようです。
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学習能力が高いため芸を仕込むこともでき、特におみくじを引かせる芸が、
1980年ごろまでは神社の境内などの日本各地で見られた。
しかし鳥獣保護法制定による捕獲の禁止、自然保護運動の高まりなどにより、
これらの芸は次第に姿を消していった。
食性は雑食で、昆虫、クモ、果実などを食べる。
主に樹上で採食し夏季は主に動物質を、冬季は主に果実を食べる。
3-6月に皿状の巣を作り、3-8個の卵を産む。メスが抱卵し、抱卵期間は12-14日。
雛は孵化してから18-20日で巣立つ。
(参照:ウィキペディアより)
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よく見てみると、口に何かをくわえています。
ヒナに食べさせる餌のようです。
どうやら、近くに巣を作ったのでしょう、子育て奮闘中のようです。

新しい命の誕生という希望と、
ヤマガラの愛らしいさえずりをしばらく楽しみたいと思います。

さて、冒頭でこちら黒潮町とサラッと書かさせていただきました。
そうなのです。毎年この季節は、高知市の自宅から約100km離れた
どくだみ畑と工場のある黒潮町で単身赴任をしております。

なぜかといますと・・・・ どくだみの収穫期!

いよいよ、収穫の季節がやってきました。
今年も無事に元気にどくだみが育っております。

どくだみ どくだみ

どくだみの栽培は、農薬を使用していないため、
熱い日差しが照り付ける真夏の中、寒風吹き抜ける真冬の中、
ひたすらに、他の雑草を抜くという地道な作業が主となります。
言葉にすれば簡単ですが、広い畑の地道な草引きは本当に本当に大変です。

ここまで立派に育ててくれたスタッフ達を本当に誇らしく思います。
今年は、栽培面積を増やしたので、本当に大変だったと思います。

そんな中、スタッフ達に励みを頂いているのが、
十黒梅ご愛飲の皆様から届く嬉しいお声の数々です。

皆様に喜んで頂けるという事は、私どもにとりまして何よりの励みです。
本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。

何か、「ありがとう」が「ありがとう」で繋がり、
その輪が広がってるようで、本当に嬉しく思います。

これから夏に向けて、しっかりとどくだみの収穫ができるよう、
全員一致団結で精一杯頑張って参ります。

季節は、徐々に夏に向かってギアが変わっていきます。
気温の変化が著しく、服装選びにもご注意下さいませ。

重ね重ねとなりますが、
どうか、体調管理には十二分に、お気をつけくださいませ。

一日も早くこの事態が終息し、平穏な生活を取り戻せるよう心から願っております。

細川泰伸

第154号 2020年4月発行
「どくだみが顔をみせてくれました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

現在、連日連夜、新型コロナウィルスのニュースが流れています。
どうか皆様、健康管理には十二分にご注意くださいませ。
そして、1日でも早い終息を心より願っております。

さて、いよいよ4月、春がやって参りました。
こちら高知は、満開の桜の見頃を迎えております。(4月6日現在)
今年は、新型コロナウィルスの影響で、いわゆる「お花見」は自粛しておりますが、
弊社事務所の窓から見える、隣の公園の桜をガラス越しに見て、
昼食は「お花見弁当」(普段のお弁当)を楽しんでおります。

窓から桜 窓から桜

この先、厳しい冬の寒さに終わりを告げ、
陽気で暖かな春に季節は移っていくことでしょう。

そんな陽気に包まれ、高知県黒潮町のどくだみ畑のどくだみは、
少しずつ、元気な顔を見せてくれるようになりました。

どくだみ栽培 どくだみ栽培

今年は、暖冬のせいもあり、どくだみの生育は順調そのものです。
ですがっ! 他の雑草の生育も順調そのもの!というより、順調過ぎです。

2008年に、自社の畑を所有し、どくだみを今まで育ててきました。
その中で、今年ほど、雑草が元気な年はありません。

何しろ、農薬を使わず栽培をしておりますので、
その勢いは、絶好調をキープし続けておりまして。。。

この雑草達に、毎日毎日、ただひたすら、
立ち向かっております、我が草引きメンバー達を
本当に本当に心から誇りに思っております。

どくだみ栽培 どくだみ栽培

雑草の中で特に、威張っているのが・・・・「たんぽぽ」
あの可愛らしい「たんぽぽ」が、どくだみを押しのけるかのように、
大きな葉をいっぱいに広げて、居座っています。
そして、根を大きくしっかりと土中に張っているので、
抜くのに、大変な労力を要します。

それから、「よもぎ」 これもなかなかのやっかいもの、
地中で増える性質があるため、根をしっかり取らないと、
また次から次へと・・・

それから、それから「はこべ(はこべら)」
「春の七草」の一つの「はこべ(はこべら)」で、
七草がゆの時には、重宝がられる草なのですが、
「はびこる」が語源ではないかと言われる程、生命力が強く、
この雑草も、一度抜き、二度抜き、三度抜き、抜いても抜いても・・・と、
大変、厄介な雑草です。

・・・・と、主な雑草の名前を列挙しましたが、
「たんぽぽ」は、ハーブティーにしてみたり
「よもぎ」は、よもぎ餅等に、「はこべ(はこべら)」は、七草がゆ等に、
どれも薬草として、昔から親しまれてきているものばかりです。

そう視点を変えると、
私どもの畑は、薬草がいっぱい!
私どもの畑は、なかなかのものではないか?
視点を変えれば、気持ちの持ちようも、
ポジティブに明るくなってくるような気もします。

以前、お世話になった方が、この畑をご覧頂いた時に
「細川さん、ここは、幸せ発信基地ですね!」と、
身に余る、嬉しいお言葉を頂いた事があります。

その言葉を頂いた時、
「そうだ!ここから、この地から
皆様のお役に立つ事ができる『どくだみ』が育ってくれているんだ」
そう、強く心に感じました。

これから、収穫期に向けて、どくだみが元気に育つためのお世話を
スタッフ一同、ポジティブな明るい気持ちで、元気に取り組んで参ります。

季節は、桜満開の明るい春ですが、
前述しました通り、今年は不穏なウィルスが流行しております。
重ね重ねとなりますが、
どうか、体調管理には十二分に、お気をつけくださいませ。


細川泰伸

第153号 2020年3月発行
「走りに涙しました」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつも十黒梅をご愛飲頂きまして、本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

世間では、新型コロナウィルスのニュースが連日続いております。
一日でも早い終息を心から、ただただ願うばかりです。

さて、そんな暗いニュースが多い中、
やってくれました! 大迫傑選手! 日本新記録!

私は、マラソンの走りを見て、生まれて初めて涙がでました。

オリンピック出場の切符は、残りたったの1枚!
その1枚を賭けた今年の「東京マラソン」は歴史に残る大会になったと思います。

大会結果等については、もう皆さまご存知のはずですから、
私の方から、いちいち申し上げるつもりはありません。

今回のレースを見て、感じた事、自分に生かそうと思った事を綴らせて頂きます。

まずは、「しっかり準備をする」です。

大迫選手は、今回のレースを見据え、単身でケニア・イテンで高地合宿を行ったそうです。
その地は、富士山6合目に匹敵する標高2400メートルもの高地。
日常生活を送るだけでも相当な疲れがでるそうです。
地道な日々の積み重ね、毎日毎日、ぶれない信念を貫きながらの過酷な練習。
そんな環境での厳しいトレーニングがあってこそ、今回の偉業を達成できたのだと思います。

準備といえば、私事にあてはめてみますと、
皆様に、お飲み頂いている「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅」。
その主原料は「どくだみ」です。どくだみは、農薬を使わず栽培しております。
地道にただひたすらに草引きをしております。

「草引き」文字にすれば、たったの3文字ですが、これがなかなかといいましょうか、
引いた後から、すぐに別の草が生えてきて、引いても引いても引いても、、、

しかも、草というものは、生命を永らえる術を持っていまして、
根がちぎれやすく、全部抜けないものや、他の草に絡まって簡単に抜かせてくれません。

しかし、ここであきらめていては、どくだみの収穫をすることができません。
しっかり、草を引いて、収穫期に向けての準備をしたいと思います。

次に、「自分を知る」です。

レース後のインタビューで、途中、第一集団より遅れた事に、
確か次のようなコメントをしたと記憶しております。

「23キロ付近から離れて行ったときはダメかなって思った。」
「自分のキャパシティ以上で走ってしまうとつぶれてしまうと思った。」
「リラックスして自分のペースで、自分のリズムを立て直す。」

私は、それを聞いて、孫氏の兵法「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」を連想しました。
周りや相手の状況を正しく知る事。そして、自分の能力を把握する事の大切さを痛感しました。

私ども食援隊は、平成18年(2006年)2月に、起業しまして、今年で15年目となります。
これも偏に、十黒梅を永くご愛飲頂いている皆様のお陰でございます。
本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。

一般論ですが、起業した会社が10年続くのは、3~5%と言われています。
その一方、創業100年以上の企業が2万社以上あるそうです。

私は運がいい事に、100年以上も続いている会社様のお話を聞くチャンスがありました。
その中で、「自分を知る」というお言葉を頂いた事を記憶しています。

話の内容は、好機の時に、まわりから規模拡大等を勧められたそうです。
その時に、チャレンジしていれば、もっと大きな企業になったかもしれないけど、
状況をしっかりと把握し、無理をしなかったから、
今があって、永く続ける事ができたとの事でした。

確かに結果論かもしれませんが、
チャンスにうまく乗れば、大きな成果が得られる事もあると思います。
しかし、無理な事をしすぎて、自滅するケースも多々見られます。

20年30年40年・・・、皆様に、十黒梅を永く安心してご愛飲頂くよう、
地に足を張った、しっかりとした歩みを続けていきたいと思います。

最後に、「為せば成る」です。

最後のゴールシーン、本当に感動しました。涙が出ました。
あの声にならない雄叫びといいましょうか、
あの感情を爆発させた表情は、私の心に大きく突き刺さりました。

レース後のインタビューで、ゴール瞬間の鬼のような形相の事を問われると
「9月に(MGCで)3番になってから非常に苦しい戦いだったけど……」と、
確か、このようなコメントをしたと思います。

私は、本当に本当に本当に苦しかったのだと想像しました。
そして、今回のレースは、何が何でも勝つんだ!
そう強く強く強く心に持っていたからこそ、勝つ事ができたと思います。

「為せば成る」 必ずやり遂げる、必ず達成する、
強く心に思う事の大切さを改めて感じました。

自分で言うのは、少々はばかりますが、
思い起こせば、起業した時、そして十黒梅を開発し発売した時、
「為せば成る」の一心で頑張っていたと思います。

これからも、いろいろな困難が待ち受けていると思いますが、
初心に立ち返り、「為せば成る」の精神で、
何事にも積極的に取り組んで参ります。

前述しましたが、「新型コロナウィルス」が猛威を奮っています。
どうか健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第152号 2020年2月発行
「デビュー40周年」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつも十黒梅をご愛飲頂きまして、本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

2020年が幕を開け、あっという間に1カ月が経ち、早や!2月っ!
「光陰矢の如ごとし」、まさにその通りだと思います。
残りの11カ月、充実した時間を過ごしたいと思っています。

2020年は、オリンピックもありますし大きな1年になると思います。
加えて、私にとりまして、思いっきり個人的に、
とても大きな1年になることに間違いない事が一つあります。

   それは、、、、、「佐野元春 デビュー40周年」!

私が中学1年生の時から大好きなアーティストの一人で、
発売されたCDは全てコレクションとして所有しています。

初めて佐野元春さんの音楽に触れたのは、
寮生活を始めた中学1年生の時です。
当時、朝の掃除をする時間に、寮内のスピーカーから
いろいろな音楽が流れていました。
そしてその中に、佐野元春さんのデビュー曲の「アンジェリーナ」があったのです。

私は、初めて耳にした瞬間、その独創的な音楽に心を奪われました。
それ以来、佐野元春さんの音楽にすっかり夢中になりまして
そして他の曲も積極的に聴くようになり、「SOME DAY」で、
完璧に佐野元春ワールドにどっぷりと・・・・。

振り返れば、中学・高校・大学、学生生活の真横には、
佐野元春さんの音楽がありました。
東京で就職して、高知に帰ってきて、結婚して、子供が生まれ、
独立して起業し・・・ いつも、佐野元春さんの音楽がそばにありました。

嬉しい時も悲しい時も、喜んでいる時も辛い時も、
彼の音楽に励まされたり、慰められたり、勇気をもらったり、一緒に調子に乗ったり
同じ40年間、ファンの一人として、ずっとずっとずっと、、、

佐野元春さんは、いわゆるシンガーソングライターで、
歌うことはもちろん、ご自身で歌詞を書き、曲を作り、演奏します。

ただ、それだけではないのです。特筆すべきは、
ご自身でレコーディングまで・・・(ご自身だけのレーベルをお持ちなのです)

ここで、たいへん僭越なお話になりますが、、、
「生搾り青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)」
主原料のどくだみは私どもの畑で育て、私どもの工場で搾って青汁にし、
私どもの酒造設備で製品にし、
私どもがインターネットを通じ直接お客様に販売する。
私どもも、いわゆるその、シンガーソングライター的なワールドということで。。
(大変失礼しました。。少しでも共通点をと。。。)


そして、佐野元春さんのさらに驚きなのは、現在も尚、新曲を出し続けているのです。
1956年3月13日のお生まれなので、現在63歳。
このご年齢で新曲を書き続けるというのは、本当に凄い事だと思います。

佐野元春さんに惚れた40年、
数々の名曲の中から、どれか一つを選べと言われたら・・・

とてもとてもとても、それを決める事はできませんが、
どうしても、何が何でも、ということなら、

1980年にリリースされた2作目のシングル曲
「ガラスのジェネレーション」です。

この曲は、「敏感」「傷つきやすい」「繊細」な10代の思春期の世代を
「ガラスのジェネレーション」と表現し、

曲の最後に
 「♪つまらない大人には、なりたくない♪」と
力強いメッセージが込められています。

私がこの言葉を耳にしたのは、まさに多感な中学1年生の時で、
「堂々と胸を張った大人になる!」 そう決心した瞬間でした。

生搾り青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)は、今年でデビュー13年となります。
佐野元春さんの「デビュー40周年」には、まだまだ及びませんが、
一年ずつ一年ずつ、20年、30年、40年と永く愛されますよう、
皆様のお役に立てるよう、畑の手入れ、搾り工程、酒造、販売まで、
社員一丸となって、頑張って参ります。

今年は暖冬とはいえ、風の冷たい毎日が続いています。
インフルエンザも流行っているとのことです。
体調を崩されませんよう、うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけお過ごし下さいませ。


細川泰伸