投稿者「Yasunobu Hosokawa」のアーカイブ

第122号 2017年8月発行
「感謝」と「感服」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

今年の夏は、本当に「暑っっっ~~~い!」いや「暑すぎっっっ~~~!」
去年までは、夜就寝時は、エアコンにタイマーをかけ、
朝には止まるようにしておりましたが、
今年は、朝までエアコンをかけっぱなしです。
いや、本当に「暑すぎっっっ~~~!」

その暑すぎる中、「感謝」と「感服」を感じました。

まず、「感謝」は、
先日、この炎天下の中、どくだみ畑に立ちますと・・・・
もう一瞬で、全身から汗がダラッダラッ! もうクラクラしそうです。

なんとかなんとか、その場をしのぎ、急いで畑近くの単身アパートに帰り、
いの一番でエアコンのリモコンに手を伸ばし、「冷房」ボタンを必死の思いで押しました!
冷たい風を求めて、風口に体を近づけ、今か今かと涼を待ちます!

ところがっ!がっ!がっ!がっ!がっ!
一向に、冷風はやってきません。生温かい風が汗びっしょりの私に吹き付けるだけです。
そうです!「故障」という二文字が、私の心をズタズタにしました。

簡単な装置なら、何とか直せるのですが、ことにいたって相手はエアコンです。
下手にいじって、修理不可能となっては、高いものにつきます。

ひとまず、湯船に水を張り、水風呂に入り、汗を流し頭を冷やし、次の一手を考えます。
そして「修理屋さんを呼ぶしかない!!!」と、当り前の名案に我ながら感心し、
早速、水風呂からあがり、扇風機全開の前に仁王立ちして、修理屋さんに電話します。

ところがっ!がっ!がっ!がっ!がっ!
その日は、修理屋さん、仕事がビッシリ入っていて、翌日になるとか・・・

このまま、エアコン無しのこの部屋で、どうやって一晩を過ごすのか?
頭をフル回転させて、その方法を考えます。

「暑くて寝苦しくなったら、水風呂に入りに行く」
「近くの漁港から、氷を買ってきて、部屋の真ん中に置く」
         (氷は10kg:200円で販売してます)
「2時間半かけて高知市内の自宅に帰り、明日の早朝、もう一度ここに戻る」
・・・・・・・等々
どれも、あまりいい手には見えません。というよりどれも悪手です。
(将棋の藤井聡太四段なら、簡単に好手が浮かぶものの、さすがに私では・・・・)

「下手な長考、休むに似たり」といったところでしょうか?
ここは、第三者の意見を聞くべく、妻に電話をします。

妻:「二階事務所で泊まったら?」(最善手!)

おっと、その手がありました。幸い、工場の上にある二階事務所のエアコンは正常に動いてくれています。
ソファで寝る分、ゆっくりはできないものの、一晩だけなら・・・
それに工場の操業当時は、非常時のために、二階事務所に寝泊りをしておりました。

そんなこんなで、その夜は、2009年以来の事務所泊りとなり、
月日の流れの早さ、そして、今までの記憶に思いを馳せ、
心地よい冷風に包まれ、静かに眠りにつきました。

しかしそれにしても、本当に機械の故障は困ったものです。
当り前に動いている時は、その機械のありがたさを感じる事はありませんが、
動かなくなって、はじめてそのありがたさを感じます。

そういえば、私は中学一年から、親元を離れ寮生活を送りました。
離れて、初めての親のありがたさに気づいたことを記憶しております。

それから、最近では、大阪で生活している長女のところに妻が滞在する際は、
家は私と長男だけになりますので、掃除・炊事・洗濯・ゴミ出し、etc
いやぁ~~~、もう本当に大変です。妻のありがたさを再認識します。

また、椎間板ヘルニアで腰を痛めた時、
機械に右手人差し指が挟まり、切断事故があった時、etc
体を痛めて入院した時には、本当に健康のありがたさを実感しました。

改めて、日々当り前の事に感謝しなければならない、そう心に感じました。

次に「感服」は、 ズバリ!・・・・「どくだみ」です。
この炎天下の下、めげず、へこたれず、しっかりとその葉を広げています!

どくだみは、時には薬草として重宝がられるものの、
そもそも一般的には、嫌われ者の雑草の一種です。
引いても引いても引いても、どんどん生えてくる・・・
何とかならないか?と多くの方は思っているはずです。

どくだみは、中国から伝わってきたと言われ、
中国の古典『名医別録(483~496)』に記されています。
つまり、1500年間も嫌われ続けてきた雑草です。

嫌われて1500年間! その間、想像できない気象状況もあった事でしょう、
もしかしたら、今年の炎天下などは、すでに経験済みで
「どくだみ」からしたら大した事のない事かもしれません。

実際、4年前の2013年8月、どくだみ畑のある黒潮町の隣町の四万十市で、
10日~12日まで3日連続で40度を超える暑さで、
12日には、観測史上最高の「41.0度」を記録しております。

今年は、そこまで暑くならないとしても、
30度を超える毎日が続いていて、
実際、この炎天下の畑にちょっと立っているだけでも、
全身から汗がダラッダラッ!です。
どくだみのその逞しさに、ただただ「感服」しました!

少々、嫌な事があっても、思い通りにならない事があっても、
腐らず、腹を立てず、へこたれず、辛抱強く、感謝の気持ちを忘れず
前向きに逞しく頑張っていきたいと強く思いました。

季節は、真夏の真っ只中!暑さ対策としっかり水分補給!
熱中症等で体調を崩されませんよう、
うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第121号 2017年7月発行
「将棋フィーバー!」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

いやぁ~~~、本当に凄い中学生が現れました!
そうです。デビューから公式戦29連勝を記録した将棋の藤井聡太四段です。

それにしても強い!強すぎ!連勝は29でストップしましたが、
いつかは連勝は止まるもの、それに、相手の佐々木五段は相当な実力者です。
これからの大活躍に大いに期待したいです。

そしてそしてそして、もの凄い将棋熱!将棋フィーバー!将棋旋風!
長年、将棋の駒に触れてきましたが、ここまでの熱狂ぶりは久しぶりの事。

何を隠そう、私は下手な横好きの将棋ファンで、
毎週日曜日NHK-Eテレの「将棋の時間」は、
欠かさず録画をして熱戦を楽しんでおります。

また、東京や大阪に出向く際、時間がある時は、
将棋会館に足を運び、道場で猛者と対局を楽しんでいます。
(道場では、料金を払えば誰でも将棋を指す事ができます。)

以前のこの手作り新聞でも紹介しましたが、
私が将棋の魅力に魅せられたのは27歳の時でした。
(駒に触れたのは小学生の時、祖父に教わったのですが、
ただその時は、夢中になる事はありませんでした。)

当時、私は椎間板ヘルニアを患い、長期入院をしておりました。
その時、隣のベッドのおじさんが「将棋できる?」と誘われして
駒を並べたのがそのきっかけです。

最初は、全く歯が立たたず、悔しさだけが盤面に残っていましたが、
駒の種類も数も配置も全く同じ形から、つまり全く同じ戦力で指し始めて、
あっさり負けてしまう事に対し、妙に納得できないものがあって、
将棋の本を取り寄せ、戦法や詰め方を勉強しました。

しかし、なかなかそのおじさんに勝てません。
最初はリードしていても、一手の悪手でひっくり返され、
返り討ちに合う日々が続きます。

そうなんです。将棋の怖いところは、一手の悪手、一手の緩手で、
もうそこまで手中にあった「勝利」の果実が、ボロッと手から落ちてしまいます。

そんな連戦連敗の日が続く中、とうとう初勝利を迎える瞬間がきます。
何度も何度も何度も、相手の王を詰ます手順を頭をフル回転させ確認し、
最後の一手を指した瞬間、「負けました」のおじさんの一声!

どう表現したらいいでしょうか?
ドーパミン、アドレナリン等、脳内細胞といいましょうか、何かそんなものが、
頭の中で、一気に溢れてくるような、そんな感覚に包まれ、
私が将棋に魅了された、まさにその瞬間でした。

将棋の起源は、古代インドの「チャトランガ」という盤上遊戯と言われ、
日本にどのようにして伝わったのかは、
「遣唐使として派遣された吉備真備が持ち帰った」という説が最有力と言われています。

つまり、奈良時代もしくは、奈良時代以前に日本に伝わり、
永く悠久な年月を経て形を変え、今の日本の将棋の形になったと言われています。

昨今、いろいろなゲームが生まれては消えて行ってます。
私が小学生の頃は、「インベーダー」というゲームが一世を風靡しました。
その後、大ヒットしたゲームに思いを馳せればきりがありません。
そして、そのいずれもブームが去ると過去のものとなってしまっています。

将棋をそれらと比べるとどうか?という思いはありますが、
奈良時代から現代まで、永く永く永く愛されつづけています。

その魅力は・・・? と
下手な将棋好きの私には、とてもとてもとても解説できませんが、
強いていえば、「魅了し続ける事」かと想像しております。

どくだみも歴史は古く、中国から伝わってきたと言われています。
平安時代前期の書物、『本草和名』に「蕺(しゅう)」という名前で記され、
和名として「之布岐(しぶき)」として使われています。
その後、多くの呼び名が登場し、「毒を矯(た)める」⇒「どくだめ」⇒「どくだみ」が
一般的な呼び名となったと言われています。

私は、妻の体調不良がきっかけで、この「どくだみ」を知り、
大学教授の教えで、どくだみの搾り汁を醗酵させて作る「どくだみ酒」に巡り合いました。

2007年に「どくだみ酒・十黒梅(じゅこくばい)」を開発・発売してから、
お陰様で、今年で10年目となります。これも偏に、
永くご愛飲頂いております皆様のお陰と心より厚く厚く厚く感謝申し上げます。

これからも、「どくだみ酒・十黒梅(じゅこくばい)」が
皆様に愛され続けますよう、お役に立て続けますよう、
畑の管理、酒造、販売、お届けまで、社員全員で真心込めて頑張って参ります。

季節は、いよいよ夏本番、暑い暑い暑い夏がやってきました。
熱中症等で体調を崩されませんよう、しっかり水分補給!
うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第120号 2017年6月発行
「どくだみ畑の元気な笑顔♪」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら南国高知、幡多郡黒潮町では、まだまだ絶好調の「どくだみの季節」!
6月5日現在、私どもに取りまして、一番大忙しのどくだみの収穫が現在進行中です!
(この新聞が皆様のお手元に届く今月末頃には、無事に終了していると思います。)

今年は、晴れの日が多く、収穫作業も順調そのもの、
しっかり畑の手入れをした甲斐があり、例年以上の収穫量となりました。

 どくだみ  どくだみ

そして、栽培開始の2008年から毎年この収穫期に手伝いにきて頂く、
通称:「さくおんちゃん(86歳)」「かっちゃん(80歳)」、
今年も元気モリモリで頑張って頂いております。

さくおんちゃん かっちゃん

お二人とも異口同音「今年は、ように育って、良かったね」とニコニコ笑顔で話してくれます。
思い起こせば、過去には、季節はずれの霜にやられたり、長い日照りにやられたり
イノシシに畑を荒らされたり(どくだみが目当てではなく、土中のミミズを狙いに)等々
栽培当初から、この畑の事を良く熟知して頂いているお二人、そう言って頂き本当に嬉しく思います。

そしてそしてそしてっ!同じく2008年から毎年皆勤賞の
「れいこさん(83歳)」「みちこさん(71歳)」

れいこさん みちこさん

「毎年、どくだみの季節が楽しみ」と言って頂いています。
何でも、「どくだみを触ると、お肌がスベスベになるもん」と
本心とも冗談とも取れる笑顔で答えてくれます。(あくまでも個人のご感想です。)

2008年スタート当初をご存知のお二人は、
「社長さんは、工場の事務所に寝泊りしよったけんねぇ~
一人で、ご飯、大丈夫やろうか、心配しよった」と懐かしく話してくれます。

工場操業当時は、想定外の事も多いだろうし不測の事態にも対応するためにも、
工場の二階の事務所に寝泊りした方がいいと判断し、そうしておりました。
ただ、風呂も台所もありませんので、
車で20分先の日帰り入浴施設に汗を流しに行き、
近くのスーパーで、出来合いのお惣菜で食事をすませておりました。

現在は、近くのアパートを借り、
できるだけ、出来合いのお惣菜に頼らないように
男料理ではありますが、簡単なおかずを作っております。
(おつまみ料理が多いようです。)

それから皆さん、「どくだみ、頑張らないかんけん、ずっと元気でおらないかん」と、
早くも来年に向けて意気揚々です。
本当にいつまでもいつまでも元気でいて欲しいと心から切に切に願っております。

こうして地元のご年配の方々に、ニコニコ笑顔で応援頂き、
そのどくだみで作った「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)」が
多くのご愛飲者様に喜んで頂き、本当に本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
どくだみ

水面に投げた石で出来た輪が、また一つまた一つだんだん大きく広がっていくように、
どくだみ畑から始まったイキイキの輪、幸せの輪、そして喜びの輪が
少しずつ少しずつ大きな輪となって広がっていけるように。

一緒に働くみんなと、十黒梅ご愛飲の皆様から頂く嬉しいお声を糧に、
真心を込めて頑張って参ります。

季節は、雨の多い梅雨の6月となりました。
この季節が過ぎれば、一気に暑い夏に向かってギアチェンジ!
体調を崩されませんよう、うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第119号 2017年5月発行
「誇らしいどくだみ畑」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

いよいよ始まりました! どくだみの季節!
そうです。どくだみの収穫期がやってきました。
青々と繁ったどくだみ達、今年もしっかりとその背を伸ばしてくれました。

この日のために、寒い日も暑い日も他の草を引きしっかり手をかけてくれた農家さん
そして、弊社の社員にありがとうの感謝の気持ちでいっぱいです。

どくだみ畑 どくだみ畑
どくだみ どくだみ

思い起こせば、2008年のどくだみ栽培スタート当初、
誰もが異口同音に「どくだみは、なんぼでも生えるけん、簡単じゃろ」とおっしゃってました。

ところがところがところが! 実際に栽培してみると、草引き作業が労を極めます。
中には、どくだみの栽培をあきらめてしまう農家さんもいらっしゃる程です。

予想では、どくだみがすぐに畑を埋め尽くし、他の草が出てこないのでは?と考えてましたが、
無農薬で栽培しているので尚更の事。そうは問屋がおろしてくれません。
他の草も負けていないのです!すごいのなんの!雑草恐るべし!

引いても引いても、別の種類の雑草が次々に引いた後に出没し
しっかり引けたと晴れやかな満々の気持ちは、
数日後には、どんよりとした気持ちになります。

そんな大変な草引きの仕事ですが、励みになるといいますか、報われるといいますか
心晴れ晴れとした、良かったぁ~!と思う時があります。

それは、十黒梅をご愛飲頂く方々からの嬉しい嬉しい嬉しいお声です。
皆様に喜んで頂いて本当に良かったぁ~!
このどくだみの仕事に携わっていて、本当に良かったぁ~!と
心の底から嬉しい気持ちいっぱいになります。

仕事は気持ちの持ちようといいましょうか、
大変な仕事も、喜んで頂ける方々がいると、みなぎる活力が沸いてきます。

以前、お世話になっている方から、
「細川さんの仕事は、3人のレンガ職人の3人目ですね」と言われた事があります。

「3人のレンガ職人」とは、イソップ童話のお話で、
レンガを積むという同じ仕事でも
1人目は、親方に言われてイヤイヤ、レンガを積んでいる職人
2人目は、収入のためにと気持ちをこらえながら、レンガを積んでいる職人
3人目は、歴史に残る大聖堂を作って、多くの人に喜んで貰う。
という思いを持ってレンガを積んでいる職人  のお話です。

そして、「細川さんの畑は、幸せ発信基地ですね」とおっしゃって頂きました。
嬉しさ半面、恥ずかしさ半面の思いで、そんな大げさな事をと思って
その言葉を頂きましたが、しっかり手入れし、しっかり育ったどくだみの畑の上に立ちますと、
自分でも誇らしく思え、その幸せ発信基地の言葉がとても好きになった事を覚えています。

これから6月末頃まで、収穫そして搾り作業が続きます。
私もゴールデンウィーク真っ只中より現場に入り、
自宅のある高知市から、工場・畑のある黒潮町へ単身赴任中です。

皆様から頂く嬉しいお声を糧に、
誠心誠意心を込めて頑張って参ります。

季節は晴れやかな陽気が続く5月です。
ただ、まだまだ朝夕は肌寒い日も予想されます。
体調を崩されませんよう、うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第118号 2017年4月発行
「自然のスケール」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

いやぁ~~~、今年は例年になく、寒い季節が長かったように思います。
通年でしたら、春を告げる桜の開花は、こちら高知は3月20日前後で、
全国一番を争っているのですが、今年は、なんと3月29日!
私の記憶の中でも、かなり遅い方だと思います。
3月いっぱいいっぱいまで、厚手のソックスを手放す事ができませんでした。

しかし、季節はちゃんとやってきます。
4月に入り、暖かくなり、やっとやっとやっと春めいてきたように感じます。

私どものどくだみ畑のどくだみも、この暖かさを感じ始めたのか、
元気に顔を出してくれました。どくだみに感謝の気持ちでいっぱいです。

どくだみ畑 どくだみ

今年は人数を増やし、しっかりと草引きをしましたので、雑草はほとんどありません。
これから元気モリモリに、どくだみが育つ事でしょう。
(寒風吹き抜けるところで、しっかり草引きをしてくれたみんなに感謝です。)

元来、私は心配性なのでしょうか?必ず、どくだみは顔を出すと分かっていても、
もし万一、何らかの影響で顔を出してくれなかったら、
十黒梅をご愛飲の皆様に大変なご迷惑をお掛けしてしまいます。
毎年この季節にどくだみの顔を見ると、本当にホッとします。

ここ数年の出来事を振り返りますと、何が起こっても不思議ではないように感じています。
特に個人的には、AIの進歩には驚きを隠せません。
4月1日の事、将棋の佐藤天彦名人が人口頭脳「PONANZA」に敗れるというニュースが駆け巡り、
エイプリルフールではないか?と耳を疑いました。

そして、チェスや将棋などトップ棋士を負かすAIが登場しても、
囲碁だけは人間を越える事ができないと言われていましたが、
昨年末の事、ネット対局サイトに突然現れた「Master」は、連戦連勝の30連勝、勝率100%!

あまりの強さから、大人気マンガ「ヒカルの碁」の登場人物・サイ(藤原佐為)ではないのか?
と噂されるようになります。
その後、トッププロが参戦するものも、現在60連勝中(勝率100%!)
そして今年1月5日に、グーグルが「Master」の正体をAI「アルファ碁(AlphaGo)」の
進化系であることを公表しました。

身近なところでは、手元にあるスマートフォンの進化も恐るべきです。
先日、出張先での事「焼肉を食べに行こう」という話になりました。
地元なら、どこにどのお店があるか、頭の中にインプットしてるのですが、
何分、不慣れな土地ですから、勝手が違います。

そこで登場したのが、手元のスマートフォン、
土地の名前と焼肉というキーワードを入力すれば・・・パッとお店が出てきました。
さらに、スマートフォン内のナビアプリにお店の位置情報を入力すれば・・・
お店までの道を案内してくれました。

書店にいけば、「数年後にはAIに仕事を奪われる」ような書籍も目立ち、
私たちを取り巻く環境がどんどん変化する事は間違いない事だと感じています。

そうした中、どくだみは、寒い冬の間は根だけで土の中でしっかりと体力を蓄え、
暖かくなると茎を伸ばし葉を出し、また寒くなると、茎と葉を枯らし、根だけで土の中へ・・・

おそらく、どんなにAIが発達しようとも、この自然の営みは変わる事はないと思います。
自然のスケールの大きさを感じえずにいられません。

目の前に太平洋が広がる、このどくだみ畑に立ち、
数年後、環境が変わっても変わらない事とは・・・とふと考えました。

それで、あくまでも私なりの現時点での答えは、
「永くお役に立つ」という事ではないか?と思っています。

手元のスマートフォンも、便利で役に立つから使っている訳で、
これが、あまり役に立たないようでは、別の物を選択していると思います。

目先の短いスパンではなく永いスパンで物事を考え、
日頃ちょっとした事にイライラしたり、悩んだり、心を痛めたりせず
「大きな気持ち、大きな心を心掛けよう」
そう、どくだみに教えられたように思います。

季節はこれから一気に春にノークラッチでギアチェンジ!
気温の変化に体調を合わせる事が難しい季節です。
お風邪など召さぬよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第117号 2017年3月発行
「3月といえば・・・」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

3月に入り、夜明けの時刻も早くなり、寒さはずいぶんと和らいできました。
どくだみ畑のどくだみ達も、ちらりちらりと顔をのぞかせ、
心躍る陽気な春は、もう目の前のような気がします。

そして3月といえば・・・桃の節句、ホワイトデー、卒業式、春のセンバツ高校野球、
大相撲春場所、土佐のおきゃく、etc イベントが目白押し!

●補足説明:土佐のおきゃく ——————————————–
「おきゃく」とは、土佐弁で宴会のことで、今年は3/4~12の間、
高知の街を会場とした大きな大きな大きな宴会が開催されます。
酒飲み高知ならではの酒飲みメインのビッグイベントです。
—————————————————————————

その目白押しの中、個人的に大注目をしておりますのが・・・
3月18日(土)公開予定、映画「3月のライオン」です!!!!!

「3月のライオン」とは、原作:羽海野チカによる将棋を題材にした漫画で、
現在、アニメ化され、毎週土曜23:00~NHK総合テレビにて好評放送中です。
今回、その漫画が実写化され、スクリーンにて公開されることになりました。

まだアニメを見た段階なのですが、この作品は、なかなかなかなかです。
元来、私が将棋好きというのもありますが、いろいろなキャラクターを通じ、
生きる理由、闘う理由、人を思う理由・・・何か心が動かされるストーリーなのです。
(すみません、私のボキャブラー不足で、これぐらいしか表現できません。)

それで・・・
私の「将棋」に対する思いを少しだけ、お話させて頂きたいと思います。

未熟な私が物申すのも、はなはだ恥ずかしいのですが、
「将棋」には、さまざまな能力が必要だと思います。

具体的にいえば、いろいろな戦い方を知る「知識力」、過去の戦いを記憶している「記憶力」
どんな戦い方に持ち込むか「想像力」、先を読み切る「思考力」、研ぎ澄まされた「集中力」、
一手一手を決める「決断力」、ここぞっ!と覚悟・肚(ハラ)を決める「肚力・胆力」・・・等々

今回、この手作り新聞では、ここぞっ!と覚悟・肚(ハラ)を決める「肚力・胆力」について
少しだけ掘り下げたいと思います。

皆様もご存知の羽生善治三冠(王位・王座・棋聖)2017.3.3現在、
ここぞっ!という大事な一手(おそらく、勝ちを意識した一手だと思います)では、
駒を掴んだ指がブルブルッと大きく震え、盤上にゴリゴリッと指すシーンが有名です。

大事な大事な大事な一局、第一線のトップ中のトップでも、ここぞっ!という一手は、
私には、想像すらできないくらい、とてつもなく心を震わせる瞬間だと想像します。

私も、時々将棋を指しますが、ここぞっ!という場面、勝負を分けるギリギリの場面、
どの手を指すか、本当に本当に本当に迷いに迷います。
なかなか、肚(ハラ)を決める事ができません。

しかし、将棋は必ず一手を指さなければなりません。
「待った」はありませんし、誰のアドバイスも誰の指示もありません。
自分で考え抜き、自分で覚悟を決め、自分で指す、
自分で決断した一手には全て自分が責任を持つ、
「想定外でした」は通用しませんし、他人のせいにする事もできません。

そして、このことを、私の未熟なこれまでの人生の歩みに照らし合わすと、
さまざま場面場面で、一手(選択)を迫られ、
その都度、数ある選択肢の中から一手を選んで、これまでの道を歩いてきました。

両親をはじめ、先生、先輩、お世話を頂いたいろいろな方々の
アドバイスや指針の元に選んできた選択もあれば、
自分で覚悟を決め、肚をくくって決断した選択もありました。

振り返ってみますと、前者の方が大部分を占めており、
その選択のほとんどは間違いがなく、導いて頂き、感謝の気持ちで一杯です。
そして、後者の中で一番、肚(ハラ)を決めたのは、「どくだみ」でした。

妻が体調を崩したのがきっかけで、何とかせねば!と思い、「どくだみ」に辿き、
十黒梅に肚(ハラ)を決めた時は、相当な「肚力・胆力」でした。
しかし今思えば、その決断は本当に良かったのだと心の底から感じます。

なぜならば、2007年の発売以来、永くに渡り多くの方にご愛飲頂いており、
毎日のように頂く皆様からの嬉しいお声に、いつも励まされているからです。
(GoogleやYahoo!などで「十黒梅 体験談」のキーワードで、検索して下さい。
 2017年3月3日現在、のべ 1,651件のお声を頂いております。)

毎日流れてくるテレビショッピングや、新聞の折込チラシ等には、
次から次に新しい商品が紹介されています。
そして、その裏側には、消えてなくなる商品も次々と・・・・

こうして、発売以来、今年で10年を迎える事ができたのは
偏に、毎日、十黒梅をご愛飲頂いていらっしゃる皆様のお陰でございます。
本当に感謝の気持ちで一杯です、心よりお礼申し上げます。

これからも、自分が選んだ「十黒梅」
しっかりと責任を持って、皆様のお役に立てるよう
どくだみの栽培、青汁の加工、酒造、販売、お届けまで
社員一同、気持ちを込めて頑張って参ります。

季節はこれから陽気な春に向かって、寒暖の変化が大きな毎日が続き
衣服選びに頭を悩まされると思います。
お風邪など召さぬよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第116号 2017年2月発行
「寒い冬の盛り上がり」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら南国高知も、まだまだ寒い真冬のど真ん中、
工場のある黒潮町では、先月下旬には雪が舞い、
ダウンジャケットが手放せない毎日が続いております。

そんな寒風吹き抜ける中、あっちちち!に
熱く熱く盛り上がっている所が2ヶ所あります。

まず、1つ目は・・・
           黒潮町のお隣の四万十市!

四万十市は、2005年に、中村市と幡多郡西土佐村が合併して成立、
四万十川の下流域にある市です。

なぜ?大盛り上がりかといいますと、
40年ぶりに地元の中村高校が、春の甲子園、
選抜高校野球大会に21世紀枠で出場するからなのです。

21世紀枠と言っても、力がないわけじゃありません。
高知県予選で、甲子園常連校の明徳義塾に、
決勝戦で勝って優勝して四国大会に出場!

四国大会では、準々決勝で敗退し、順位での甲子園出場はなりませんでしたが、
堂々の21世紀枠での出場と言ってもいいでしょう。

そして40年前といえば、プロ野球阪急で活躍した山沖投手を擁し
部員12人で「二十四の瞳」と呼ばれ、準優勝して以来の事。
今年は部員16人、高知県外の中学校出身者は一人もおらず、
四万十市内、もしくは近隣の中学校出身です。

いやぁ~、地元は盛り上がってますよぉ~!
先日、地元の居酒屋に行きましたら、店内は、この話題で持ちきり!

「あの子は、親戚の子じゃ」「あの子は近所の子じゃ」
「あの子の親父と同級じゃ」「応援しにいかんといかん」等々
テーブルの向こうからこっちから、ワイワイガヤガヤ!

きっと、大応援団ツアーも企画され、
甲子園のアルプススタンドが大賑わいすることでしょう。
中村高校の大活躍を心から楽しみにしております。

ちなみに、私の母校・明徳義塾も出場しますので、
こちらも楽しみにしたいと思います。

次に、2つ目は・・・

      弊社のどくだみ畑!

現在、新たに「どくだみ」を植えるべく、栽培面積を広げております。
今年は、ご愛飲の皆様のお陰で、十黒梅発売から十年の年となります。

どくだみの栽培は、2006年にさかのぼります。
十黒梅の開発、発売開始に向けて奔走する中、
原料のどくだみの搾り汁の入手に困難を極めました。

どくだみの乾燥葉や、乾燥葉を煮出したエキスは、原料メーカーが所有し販売して、
そこから入手する事はできるのですが、生の搾り汁となるとそうはいきません。

世の中に無いのなら、自分で植えるしかない!と思ったのですが、
普通の者が畑を有する事は、農地法で禁じられています。
そうなると、誰か農家さんに栽培して頂くしかない!
そう決心した私は、近隣の市町村にお願いにあがりました。

しかし、私のお願いは空を切るばかり、それも、そうでしょう!

断られるのが当り前といえば当り前です。
農家さんにしてみたら「どくだみ」を栽培するなんて聞いた事がなかったと思います。
それから、発売前で売れるかどうか?全く分からない段階です。
そもそも、どこの馬の骨とも分からない男のために、
先祖代々の大切な畑を使う訳がありません。

それでも、思いは通じるものです。
高知市から約100km離れた黒潮町に住む私の大切な知人いや大恩人から
「どくだみの話を聞いてもいい!という農家さんがおる」と電話がありました。

その方、この黒潮町で人望が厚すぎて、
その方の頼みだったら、無下に断れないそうなのです。
その方が、農家さんに「会うだけも会うちゃって」とセッティングして頂きました。

それで農家さんは、といいますと・・・(もちろん随分後になって聞いた話ですが・・)
当初は「てんくろうの顔だけみて、追い返そう」と思っていたそうなのです。
(てんくろう=口先上手な、腹黒な等の意味の土佐弁)

しかし、「会うてみたら、真面目そうな男やったけん」と、
実際の私の印象が好印象(?)だったそうで、
どくだみを栽培して頂く事がその場で決まり、
それだったら、そのどくだみを搾る工場が近くに必要という事になり、

2008年に、栽培と搾り加工をする株式会社どくだみ農園を
新たに自ら立ち上げ、2009年に畑や工場を所有しました。

太平洋が見える、この「どくだみ畑」に立ち、
この畑で元気に育った「どくだみ」が十黒梅となり、
ご愛飲の皆様のお役に立つ事ができると想像しますと
本当に幸せな気持ちいっぱいに包まれます。

しっかりとどくだみを育て、そして、誠実に真心込めて製品づくりをし、
皆様のお役に立てるよう頑張って参ります。

季節はまだまだ冬本番、寒い毎日が続いております。
インフルエンザは猛威を振るっているようです。
お風邪などお召しにならぬよう、体調を崩されませんよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第115号 2017年1月発行
「あけましておめでとうございます。」

あけましておめでとうございます。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
旧年中は、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
本年も、皆様のお役に立てますよう、どくだみの栽培から十黒梅の製品作り、
そしてお届けまで、社員一同、一丸となって精一杯頑張って参ります。
何卒どうぞよろしくお願い致します。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら南国高知は、例年にないくらい、暖かく穏やかな新年を迎えました。
初詣、お墓参りを家族4人で無事にすませ、母が作ってくれたおせち料理を食べながら
コタツに入ってお正月番組を楽しみ、まさしく絵に描いたような寝正月。
2017年をゆったりのスタートを切る事ができました。

今年2017年は、私ども食援隊にとりまして、特別な意味を持つ一年です。
それは、生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅の発売が2007年5月ですから、
発売から、まるまる10年となる節目の年となります。

この10年間、たくさんのお客様とご縁を頂きました。本当にありがとうございます。
中には、発売当初からずっとずっとずっとご愛飲頂いてらっしゃる方もいらして、
ただただ感謝感謝の気持ちでいっぱいです。重ねて重ねてお礼申し上げます。

テレビや新聞広告、折込チラシを見ると、次から次へといろいろな新しい商品で賑わっています。
新しく生まれてくる商品もあれば、見かけなくなった商品もあります。

この10年を振り返りまして、こうして続けてこれたのは、
どくだみを栽培して頂いている農家の皆様、十黒梅開発のアドバイスを頂いた先生、
製品作りに携わって頂いた先生、インターネットを教えて頂いた方々、
工場設備に関わって頂いた方々、会社を支えてくれる社員、私をサポートしてくれる家族、
そして、何よりも十黒梅を永く永く永くご愛飲の皆様のお蔭でございます。
心から熱く熱く厚く感謝申し上げます。

新年を迎えるにあたり、社内で3つの事について話し合いました。その3つは、

「感謝の気持ちを常に持つ」
「力をひとつに合わせる」
「どんな壁にも臆せず慌てず」

どれもシンプルであたりまえのことですが、
あたりまえのことを常にしっかりと心に刻んで励んでいきたいと思います。

まず、「感謝の気持ちを常に持つ」については、
繰り返しになりますが、この10年間、こうしてこれたのは、
皆様のお陰でございます。
この感謝の気持ちを常に、常に忘れないようにしたいと思います。

次に、「力をひとつに合わせる」については、
2016年を振り返った時、特に鮮明に記憶に残っているシーンがあります。
それは、リオオリンピックの男子陸上100m×4リレーの「バトンパス」です。
一人一人の能力は少し劣っていても、力を一つに合わせれば、世界を驚かせる事ができる!
力を合わせる事の大切さをまざまざと痛感しました。
「お客様にお役立てする事」という使命に、社員一同、
これまで以上に力を一つに合わせて参ります。

最後に、「どんな壁にも臆せず慌てず」ついては、
昨年は、予想もできない本当に驚きの出来事がたくさんありました。

大きな話題では、アメリカの大統領選・イギリスの国民投票等々がありました。
今年も、きっと予想もできない出来事が待ち受けていると思います。
そして、まわりを見渡した時、AI等のいろいろな新しい技術が生まれ、
いろいろな業界で、世界地図が大きく変わる事もありうる事で、とてもとても予想できません。

しかし、いくら心配してもしょうがありません。自分は自分のできる事をやろう!
まずは、自分の健康管理を!
体をこわしたら何にもならないと1月3日の事、
一年の計は元旦にありと、自宅から徒歩で片道45分、
太平洋までの朝のウォーキングを再開しました。
(昨年は、結構さぼりました・・、そもそも、元旦ではないのが、どうかと・・・)

往路終点につき、大きく深呼吸した私の目の前に広がったのは、
どこまでも広い穏やかな夜明け前の太平洋でした。

ザザァ~、ザザァ~、と静かな波音が聞こえます。
何万年前、いや何億年前、いやいやもっともっと前からでしょう、
こうやって、変わらず波が打ち寄せています。
そのスケールの大きさに、自分の心配は針の先よりもまだ小さく、
ミクロいやナノ、いやいやピコの世界の話です。(もっと小さいですね)

東の方から薄っすら明るさを見せた海は、
「心配したってしょうがない、そもそも君に越えられない壁は来ないから」と
優しく教えてくれたような気がして、
復路は、明るい穏やかな気持ちで足を進めました。

どんな壁にも臆せず慌てず、
力を合わせ知恵を出し合いて乗り越えていきたいと思います。

この一年、この3つの事を心にしっかりと持ち、
社員一同、皆様のお役に立てますよう、励んでまいります。
本年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

最後になりましたが、冬本番、寒い毎日が続いております。
何やら、インフルエンザやノロウィルスも流行ってきているとのことです。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)、
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第114号 2016年12月発行
「出会いに感謝」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

2016年も、あとわずかっ!月日が経つのは、本当に早いですね。
この手作り新聞で新年の挨拶をさせて頂いたのが、
つい最近の事のように思えてしょうがありません。
「光陰矢のごとし」、残りの1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

さて先日の事、十黒梅の自社製造開始の際にアドバイスを頂いた先生が
高知にお越しになられるという事で、少しの時間、お時間を頂きお会いする事ができました。

今年で71歳になる先生、7年前と全く変わらず元気そのもの、
今でも日本全国にとどまらず海外にも、
学会や講演やコンサルティングに飛び回っているとの事。
そのバイタリティーに驚くばかりです。

私と先生との出会いは、2009年にさかのぼります。
当時、十黒梅の自社製造を目指した私は、
インターネットでいろいろと調べておりました。

その中で、これはっ!!と思うホームページを見つけました。

ホームページを詳しく拝見させて頂くうちに、
「この先生に相談しよう!」と強く思い、ご縁を頂きました。

今回7年ぶりにお会いした先生は、今までの事を面白おかしくお話下さいました。
その中で、
「私が講演で、『情熱は人を動かす』という話をする時には、
 必ず細川社長の話をするんですよ」とおっしゃるのです。

どんな話かといいますと、先生への依頼は公的機関や大学を通じてや
人を通じてががほとんどで、いきなり直接の依頼は、
ごくごくまれなケースだというのです。

先生はさらにこうおっしゃいました。
「細川社長の直接の依頼は、情熱と本気さを感じましたよ
 その本気度合いが人を動かすんでしょうね、
 ボクもしっかり応えなきゃと思いましたよ」と。
私としたら、何やら嬉しいやら恥ずかしいやらです。

以前、別の方から
「本気ですれば大抵のことができる。
 本気ですれば何でもおもしろい。
 本気でしていると誰かが助けてくれる」
という名言を教えて頂いた事があります。
これからも何事にも本気で取り組んでいこうと、改めて感じた次第です。

それからしばらく先生との楽しい話の中で、
「細川社長、会社を設立して何年になります?」と聞かれました。
弊社は2006年2月8日設立ですからちょうど、設立10年目の年にあたります。
その事を伝えますと、先生は驚いた様子で
「それは凄い事ですよ、一般的に起業して10年存続する会社は10%未満と言われてます。
 御社は、お客様のお役に立っている証拠ですよ。」とおっしゃって頂きました。

この10年を振り返ってみますと、小さな事務所を借りて妻と二人で起業し、
どくだみ酒の開発、販売、自社工場の設立、自社農地の所有、農業生産法人の取得、
酒造免許の取得、自社事務所の設立、・・・・いろいろな事が思い出されます。

この10年こうして続けてこれたのは、どくだみを栽培して頂いている農家さん、
どくだみの事を詳しく教えて頂いた大学の先生、製造に関してご指導を頂いた先生、
工場の整備にご尽力を頂いた皆様、ご協力を頂いている取引業者の皆様、・・・
そして何より、十黒梅を永くご愛飲頂いております皆様のお陰でございます。
本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

そして、皆様から頂いた嬉しいお便りは、十黒梅を作って本当に良かったと
心嬉しく励まされる思いで、いつも目頭を熱くさせ拝読させて頂いております。
重ねて重ねて重ねて感謝申し上げます。

先生を車で空港までお送りし、帰りの車中で妻と二人
妻:「私たち、本当に運がいいね、あんなすばらしい先生と出会えて」と話になりました。
私:「そうやね、先生だけやない、どくだみを教えてくれた大学の先生
   それから、黒潮町にご縁をいただいたあの方、どくだみを植えてくれた農家さん
   インターネットを教えてくれたあの方々、数えたら本当にきりがない、本当に運がえい」
人との出会い、そして運の良さについて話をし、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

これからも、その時、その時の出会いに感謝しながら、
また、お一人お一人のお客様との出会いを大切に、
皆様のお役に立てるよう精一杯頑張って参ります。

今年も本当にありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

季節は冬本番、寒い毎日が続いております。
北の方は、雪が多いと聞いております。
お風邪などお召しにならぬよう、体調を崩されませんよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。
それでは、失礼します。

細川泰伸

第113号 2016年11月発行
「魂を込めた一手」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

やっぱり11月ですね、こちら南国高知も、めっきり寒くなってきました。
急に冬の到来!という感じで、いったい「秋」はどこにいったのか?
今年はそんな寂しい思いさえ致します。

しかし、その寂しさを吹き飛ばす、非常に楽しみな事があります。
それは、私の愛読書の一冊、将棋棋士・村山聖の実話を描いた作品、
「聖の青春」大崎善生著が映画化され11月19日(土)に公開を予定しているのです。

私の趣味の一つに将棋がありまして、日曜日のNHKの将棋の番組は
録画をして欠かさず観戦しております。

私と将棋の出会いは、小学生の時に祖父に教わったのが最初です。
ただその時は、特に夢中になった訳ではなく、中学・高校・大学・社会人の間、
駒に一度も触れる事はありませんでした。

将棋の魅力に魅せられたのは、社会人になり27歳の時でした。
当時、私は椎間板ヘルニアを患い、長期入院をしておりまして、
隣のベッドのおじさんに「将棋できる?」と誘われして
駒を並べたのがそのきっかけです。

それで、そのおじさん、やたら強いのです!「飛車・角の2枚落とし」
(飛車・角という強力な駒を最初から外してのハンデ戦)でも、
瞬殺のごとく、あっという間に、私の王が詰んでいます。

いやぁ~、悔しいのなんの! その悔しさが私に火をつけました!
将棋の本を取り寄せ、盤に駒を並べ、そのおじさんがよく仕掛けてくる
棒銀戦法という戦法の対策を立てます。

そして対策バッチリと、そのおじさんに挑戦!
おじさん、いつものように、棒銀戦法でやってきました。
本に載っていた対策の一手を放った瞬間!
「うっ!」と、おじさんから一言(勉強してきたなっ!)と無言です。
そこから、数手はわりといい手をさせた思うのですが・・・
しかし、本とは違う手が出てくると、どう対応していいかわかりません。
ご想像通り、またしても完膚なきまでの完敗!

こんな毎日が数日続き、、、、、
ある日とうとう一勝をあげる日がやってきました。

私が一手さして、おじさんが一手さして、私が一手さすと詰む!
いわゆる3手詰みが目前なのですが、読みが間違ってないか?
何度も何度も何度も読み直します。(それまで、読み違いで何度も負けています)

間違いないはず!とさした一手に 「負けました」と、おじさん
念願の一勝の瞬間です。椎間板ヘルニアの痛さなどどこへやらっ!
相手の王を詰ました瞬間、その瞬間のドキドキ感は忘れる事ができません。
もう、完璧に将棋の魅力にとりつかれました。

それでその当時に、大活躍をしていたのが将棋棋士・村山聖八段(当時)です。
東の羽生・西の村山と称され、将来を嘱望されてました。

村山聖八段は1969年6月15日の生まれですから、私と同じ学年ということになります。
ちなみに、1969年~1971年生まれの棋士は「羽生世代」と呼ばれ
強豪棋士ばかりでしたので、同じ年代の棋士たちが棋界を牽引する姿に大きな刺激を受け、
私も頑張らねばっ!と励まされました。

村山聖八段は、5歳のとき、腎臓の難病「ネフローゼ症候群」にかかっていることが発覚。
5年生まで病院に入院し院内学級で過ごしたそうです。
入院中に父から教わった将棋に没頭し、中国こども名人戦で4大会連続優勝し、
中学一年生の1982年にプロ棋士を目指し、1986年11月5日にプロデビューを果たします。

難病と戦い、時には、血尿にも悩まされながら、それでも渾身の一手を繰り出す村山八段、
その後、驚異的な快進撃で順位戦を駆け上がり、
1995年4月、A級八段まで登りつめ、名人位が射程圏となります。

しかし1997年、進行性膀胱癌が見つかります。
その年のNHK杯では、決勝戦まで勝ち上がる活躍、当時、私はテレビ観戦をしておりまして、
息詰まる熱戦に夢中になった事を昨日の事のように覚えています。

さらに1998年には、癌の再発・転移が見つかり、同年8月8日、29歳で死去。
薄れていく意識の中で「……2七銀」が最後の言葉であったそうです。

病魔に侵され、いつ死ぬか分からない状況、
まさに命を削り魂を込めた一手をさし続けた壮絶な姿は、
2000年に「聖の青春」大崎善生著の小説で発表され、今年、映画化となりました。

今回、私は、「聖の青春」をもう一度読み直し、
「どんな苦境の中でも、夢は諦めない」
「いつ死ぬかわからない、一分一秒を大切に使う」
「魂を込めて、自分自身をしっかり持つ」
改めて、自分に言い聞かせました。

今回の映画の主演は、松山ケンイチさんで、この役のために、20kgも体重を増やしたそうです。
「命を削り魂を込めた一手」 映画館に足を運び、スクリーンでの鑑賞を楽しみたいと思います。

季節は、冬に向かってまっしぐら、
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。 

細川泰伸