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第56号 2012年2月発行
「ハッピー☆メッセージ、私の釣り自慢」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

季節は冬!冬!冬!真冬のど真ん中!
冷たい冷たい冷たい毎日が続いております。
こちら南国高知でも、氷点下の朝を迎える日もあり、
今年は寒さは特に厳しいようです。

こう寒いと、何をするにも消極的になってしまいがちです。
毎月、たくさんの皆様から頂く「ハッピーメッセージ」、

今月は・・・・・・・    いつもより少なめ なのです!

そこでっ!今月は、
私の「ハッピーメッセージ」をバババァ~~ンとご紹介します!

それは、1月のよく晴れた休日の事でした。
友人から「釣りに行こう!」と誘われ、
私の体は太平洋の上で船に揺られていました。

釣りを覚えたのは小学生の時で、
他界した祖父がよく船に乗せてくれたのを覚えています。

釣りは私の唯一の趣味でして、ゴルフや他の趣味はありません。
というより、あまり器用な方ではありませんので、
いろいろできないのかもしれません。

釣りの楽しいところは、
●広い海の中に体を置くだけで、心が大きくなるような気持ちにさせてくれます。
●前の日の仕掛け作りが非常に楽しい。
●魚とのやりとりは最高!
この楽しさは釣りをする人でなければ、きっと分らないと思います。
●釣った魚を家族に自慢! そして家族でおいしく、いただきまぁ~す♪
などなど、あげればきりがない程、楽しさがあります。

その日の狙いの魚は、、、、、「ヒラメ」

この時期のヒラメは「寒ビラメ」ともいい、
身が締まって、その味はまさに絶品です。

昨年、私が初めて釣り上げたヒラメの味に、
家族全員が黙って無言のまま、その刺身に飛びついていました。

こちら高知では、冬のこの時期になると、産卵のために浅瀬に寄ってきますので、
まさに、この時期だけの釣りものと言っても過言ではないと思います。

しかし・・・・ この魚は、なかなか釣れないのです。

場所にもよると思いますが、こちら高知の方では、
狙ってバンバン釣れるような魚ではありません。
1日中竿を出して、一枚釣れたら上等。そんな魚なのです。

前日、家族から「お父さん、本当にヒラメを釣ってくるがぁ~?」とからかわれながら、
あの強烈な引きに対応できるよう、しっかりと仕掛けを作ります。
この仕掛け作りが前述しましたが、釣りの楽しさの一つ!
この仕掛けにヒラメが食いついた時の事を考えるだけでワクワクします。

そして当日、朝7時出船というのに、
6時には全員が集合し、7時前に船は港から滑り出しました。
しばらく船は走り、朝一番目のポイントに到着、
船長の合図でエサをつけた仕掛けを海に入れます。

その日のエサは、活きたアジ! アジの泳がせ釣りでヒラメを狙いました。

この釣りの醍醐味は、活きたアジをエサにしますので、
ヒラメやカンパチ・ハタ類などの大型の捕食系の魚が狙える事です。
また場合によっては、アオリイカもこのアジに食らいついてきますので、
釣り上げた獲物は、家族に大自慢する事ができます。

ヒラメやカンパチ等の大きな魚が、活きたエサのアジを食べようと近づくと、
アジは必死に逃げ回りますので、竿先にククッククッとその動きがでます。
この動きがたまりません。体中の血液が竿先に集中していくような感じさえします。

そして、そのエサに魚が食らいつくと・・・・
竿は一気に海に突き刺さるように絞り込まれていくのです。

この絞り込まれた瞬間っっ! 体中のアドレナリンが一気に大爆発!
竿はきれいな弧を描き、その竿から伝わる強烈な魚の引きに、
心臓はバクバクものです。

そんな期待いっぱいに投入した朝一番目は・・・・「何も動きなし」

船長さんの「上げて下さい」の合図に、仕掛けを上げてみると、
アジは元気ハツラツ!そのまんま!
大きな魚に追いかけられた気配さえ、全く感じられません。

2番目のポイントへ行き、再チャレンジ!
っが! 期待ばかりで、全く竿に動きはありません。

エサの位置を底からギリギリにしてみたり、
1m上げてみたり、1.5m上げてみたりと
いろいろ工夫をしてみましたが、全く変わりなし。
その後、いろんなポイントでチャレンジしてみますが、
アジが大きな魚に追いかけられるような動きは「ゼロ」、皆無!

しかし、こうやって海の上にいる事が釣りの楽しみの一つです。
大きな海の上にいると、日頃心を悩めるような出来事が小さく思えて、
大きな気持ち、前向きな気持ち、晴れ晴れとした気持ちになってきます。
そして、こうやって朝早くから休日を満喫できる事がありがたく思え、
よおし、明日からまた頑張るぞぉ~と、気持ちが強くなってきます。

時間はどんどん過ぎ、海から登った太陽は南の空まで上がり、
風も収まり、冬の厳しい寒さがいくぶん和らいできました。
今回は、午前中の釣りという事でしたので、
そろそろ納竿の時間が近づいてきたようです。

船長が「このポイントを最後にします」の声に、
最後の望みをかけ、エサの活きアジを海に投入します。

シュルシュルっとリールが勢いよく滑り出し、
エサのアジが錘と一緒に底に着くと、フワッとリールが止りました。
軽く巻き上げ、底を確かめ、1m程上げて様子をみます。

するとっ!
竿先がククッククッ!!!と、アジが何者かに追われているようです。
そして、竿が一気に海に突き刺さるようにギュィィィィーーーーンと!

待望のヒラメでしょうか?

私はその大きな当りに竿を力強く合わせました。
手元には、かなりの力を感じます。これはなかなかのサイズでしょう。
この力強い魚の引きに心臓はバクバクです。

しかし、ここからが大変です。
竿をしっかりと立て、魚が緩むとリールを巻き上げる、魚が力強く引くと、グッとこらえる。
この魚とのやりとり一つ間違えば、「ああああぁぁぁぁあ!!!!!」と残念な結果に、

数秒間の大格闘、竿先がフワッと軽くなりました。
もしやっ!最悪の残念な結果に・・・と気持ちがグラッときた瞬間!

横で竿を出している友人が、「うわぁ~!きたぁ~!」と大きな声をあげ、
必死にリールを巻いているのです。そして、その竿は、きれいな弧を描いています。

私は、その友人が釣っている魚が走り、
私の仕掛けに絡んで、邪魔になってはいけないと
魚をバラした残念な気持ちをグッとこらえ、リールを巻き上げました。

すると、予想していた最悪の事が起こりました。
私の仕掛けは、友人の方に引っ張られているのです。
魚をバラした上に、友人に絡まったようです。
なるべく、友人の邪魔にならないよう、
リールをフリーにしてそのやりとりを応援します。

しばらくすると、海から座布団のような物体が上がってきました。

ヒラメです! 正真正銘のヒラメです!

友人は慎重にリールをゆっくり巻き上げます。
ヒラメの姿がハッキリ見え、海面まで上がってきました。

そして、よくよく、よく見てみると・・・・

ヒラメが食らいついていたのは、私の仕掛けの方なのです!
その私の仕掛けに、友人の仕掛けが絡んでいるではありませんか!
私が食わせ、友人が釣り上げた、なんとも不恰好な形です。

最後に船長が網を入れ、見事ヒラメを船上に上げた時は、船中が大喝采!
後で寸法を測ってみると、62cmの大きなヒラメでした。

っで! ヒラメは誰のものになったかといいますと・・・
やはり、食わせた私の物に落ち着きました。
「あの引きを味わいたかった」という残念な思いは残りましたが、
上等のヒラメに大満足です。

その晩、ヒラメをさばく妻の手は軽快そのもの、ササっと3枚におろし、
刺身にしてその味を家族全員で楽しみました。

家族全員「おいしぃ~」と異口同音に、
「また釣ってきてよぉ~」の子供の声に
「そうは言うても、そうそう釣れる魚やないきねぇ~」と自慢の魚にご満悦の私。

そこで、娘が
「お父さん、大物釣って、ビール飲み」と一句

妻は・・・
「ヒラメだと、さばくのごきげん、お母さん (^^)Vv」

そんなわけで、家族全員が喜んでくれ、
とても楽しく嬉しい休日となりました。

私のハッピーメッセージは、
私の釣り自慢!!でした!!が、、、、、

皆さんも、ご自分のこと、ご家族のこと、ペット自慢、などなど・・・
こんなことがありました☆、こんなことあったらいいな☆ などなど・・
どんなことでも結構です。同封の「ハッピーメッセージ」のピンクの用紙に
お書きいただき、どしどしお寄せくださいませ。
最近、いいことあったかな?と思い返してみるのも楽しいですよ!!

また、お寄せいただき、掲載させていただきました方々には、
ささやかながら、高知のお菓子をプレゼントさせて頂いております。
(場合によっては、プレゼントの品物が変わる場合もあります。)
さぁ、今すぐお寄せくださいませ。

弊社スタッフも楽しみにお待ちしております。

まだまだ寒い毎日が続いております。
今年はインフルエンザが猛威をふるっているニュースも聞いております。
季節は冬本番、お風邪など召さぬよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第55号 2012年1月発行
「年始のご挨拶を申し上げます。」

第55号 2012年1月発行
「年始のご挨拶を申し上げます。」

あけましておめでとうございます。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

旧年中は、十黒梅をご愛飲頂きまして、本当にありがとうございました。
今年も、一生懸命、皆様のお役に立てるよう頑張って参ります。
何卒どうぞよろしくお願い致します。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

「1月行く、2月逃げる、3月去る」と昔からよく言われるように、
この3ヶ月が過ぎるのは、本当に早いような気がします。

特に受験生に取りましは、今まで経験をした事のないような
不安やプレッシャー、緊張感に包まれ、
この3ヶ月のスピード感は、驚くべきものだと想像しています。
という私も、思い起せば23年前、受験の経験があり、
どこにどうぶつけていいのかわからない不安な気持ちに追い込まれ、
何度も何度も何度も、心が折れそうになった事を
昨日の事のように覚えています。

そんな私の受験の思い出で、こんな出来事がありました。
それは、受験当日の朝食時の事。前の夜から心臓がバクバクで寝付けず、
もうどうしようもありませんでしたが、
「腹が減っては戦ができぬ」、よしっ!朝食をしっかり取ろうと、
宿泊先のホテルで朝食を取る事に。
(高知から東京の大学を受験したので、ホテルに宿泊しての受験でした。)

私:「和朝食をお願いします。」
お米の方がお腹に力が入ると思い、ごはんの朝食を注文。
ウェイトレスさん:「飲み物は、いかがしますか?」と質問に
(あっ、それは英語では、Would you like something to drink? と脳裏をかすめます)

そんな余計な事を考えていたので、とっさにドリンクメニューの一番下にあった
初めて目にする耳にする「ウィンナーコーヒー」を注文してしまいました。

朝食が運ばれ、コーヒーも運ばれ、食事をササッとすませ、
後はウィンナーを待つばかり、
しかしいっこうに、ウェイトレスさんはウィンナーを持って来てくれません。
これは、きっと忘れているんだと思い・・・

私:「ウィンナーをお願いします。」
ウェイトレスさん:「ウィンナーですか?」
私:「ええ、ウィンナーコーヒーのウィンナーです。」
ウェイトレスさん:「さっきのがウィンナーコーヒーですよ。」と大爆笑
私:「・・・・・・・・・」

私は意味不明のまま、受験会場に行きました。
はいっ!どうして笑われたのか、どうしてもはっきりしないので、
試験中にも気になって気になってしょうがありませんでした。

そして試験の帰り、本屋さんで調べて解りました。

ウィンナーコーヒーの正体をっ!

そこには、確かこんな風な事が書かれていたように記憶しております
「ウィンナーコーヒー:
コーヒーの上にホイップクリームを乗せたオーストリア風のコーヒー」

それ以来、「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」を肝に銘じ、
解らないメニューがあれば、必ず聞くようにしております。

ちなみに、その日に受験した大学には無事合格し、
4年間大変お世話になりました。

さて、23年前からグッと今現在に戻り、この1月2月3月は、
私どもに取りまして、非常に大切な3ヶ月になります。

といいますのは、5月6月のどくだみの収穫に向けて、
畑の整備に汗をかく大切な3ヶ月となります。

今の「どくだみ畑」は、土の上は静寂そのものです。
しかし、土を少し掘って、中を見てみると・・・・

どくだみの根が、力をギッシリと蓄えるようにビシッと生えています。
春を今か今かと待ち焦がれているようです。

今年は、自社で植え付けている面積を増やすよう計画しており、
アドバイスとご協力を頂いている農家さんが
「1月の終わり頃から、やるけんね!」と力強いエールを頂いております。

この農家のおじいさんは、今年で80歳になる方で、
どくだみを植えて頂いた一番最初の方で、
ご恩は一生かかっても返せないほどの大切な方です。
「もう年やけん!(もうとしだから)」と言いながら、
いつも先頭をきって、どくだみの栽培に力を注いでくれています。

その他のどくだみ生産組合の皆様も
「今年は、去年よりもさらにえいもんができるように、こうするがぜぇ」
と意気込んでおり、 今から収穫が本当に楽しみです。

私は、十黒梅(じゅっこくばい)を通じ
こうして、ありがたい農家の皆様に積極応援を頂き、
一生懸命頑張ってくれる大切な社員に囲まれ、
そして、大事に毎日ご愛飲頂いている大切な皆様とご縁を頂き、
感謝の言葉が見当たらないくらい、ありがたい気持ちでいっぱいです。

以前、お世話になっているある方が
「一燈照隅 (いっとうしょうぐう)」という
心に残る素敵な言葉をプレゼントしてくださいました。

私のできる事は、それ程大きくありません。
しかし、私にしかできない事、私にしか灯せない明かりがきっとあると思います。
それは、どくだみ酒・十黒梅(じゅっこくばい)だと思います。

この明かりを愛し、しっかり灯す事。
一年の始まりに、寒風吹き抜ける「どくだみ畑」の真ん中で、
心に強く刻み込みました。

今年も皆様のお役に立てるよう社員一同、頑張って参ります。
本年も何卒どうぞ、よろしくお願いします。

季節は冬本番、お風邪など召さぬよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸