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第90号 2014年12月発行
「今年も本当にありがとうございました!」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

「あっっっっ!!!」  という間に、
月めくりカレンダーの最後のページ、12月となりました。

この手作り新聞で、新年のご挨拶をさせて頂いたのがつい先日のことのようですが、
もう、最後の月!そして、あと数日もすれば ・・    2015年!
本当に月日の経つのは早いですね、

この2014年は、私どもにとりまして、本当に感謝の一年だったように思います。
といいますのは、昨年2013年の夏は、記録的な酷暑で、
一生懸命に育てた自慢の「 どくだみ」が、大きなダメージを受けました。
(記録的な酷暑は、春の収穫後でしたので、製品作りに は問題はありませんでした。)

その影響で、今年の収穫量の心配をしておりましたが、
農家さんの並々ならぬ多大なご尽力で、
今年もお陰様で豊作の一年となりました。
心から感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
そして、製品作りも万全で無事に進み、安心をしております。

それから何といいましても、今年も多くの皆様に、
十黒梅をご愛飲頂きました事が、何よりの大大大感謝でございます。
また、皆様から頂く嬉しいメッセージに、心を励まされました。

思い起こせば、十黒梅の開発から発売まで、本当に大変な事がたくさんありました。
まず、「どくだみ」を栽培して頂く農家さんに、
なかなか巡り合う事ができませんでし た。

考えてみれば、当り前の事ですが、農家さんにしてみたら、
「どくだみ」を栽培するなんて聞いた事がなかったと思いますし、
売れるか売れないか?全く分からない農作物を大切な農地で、
そうやすやすと栽培して頂ける訳がありません。

そもそも、どこの馬の骨か分からない私のお願いですし、
まったく過去に栽培の経験の ない未知なものに、
一年間をかけて栽培するなんて、ありえない話なのだと思います。

その私のお願いに、積極応援をして頂きました農家の皆様に、
改めて感謝申し上げます。

それから、機械設備も困難を極めました。
何しろ、どくだみを搾る機械なんて世の中に ありません。一般的な農作物なら、
その作物の特性を考えた専用の加工機械はたくさんあるのですが 、、、

機械屋さんと、何度も何度も打ち合わせをして、 やっと操業までこぎつけました。
ご尽力を頂きました皆様、本当にありがとうございました。

その他、農地法や酒造免許等、許可や認可が必要なものがあり、
それらの壁は、私の熱苦しい熱意だけではどうにもならないものでしたが、
ご協力を頂きました多くの皆様のお陰で、
その壁もなんとかお腹をこすりながら越える 事ができました。
改めて、ご協力頂きました皆様に感謝申し上げます。

そんなこんなのたくさんの大きな壁がありましたが、 頂いた嬉しいメッセージで、
大変だったことをすっかり、からっと、忘れてしまうくら いです。
重ねて、ご愛飲の皆様に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

2015年も、皆様のお役に立てるよう、社員全員で頑張って参ります。
何卒、どうぞよろしくお願いします。

さて、今年2014年のこの手作り新聞!
どんな話題で始まったかといいますと・・・
私の趣味の一つであります「魚釣り」の話題でスタートさせて頂きました。

ということでっ、最後の12月号も「魚釣り」の話題で
2014年を締めくくりたいと 思います。

私にとりまして、魚釣りは、自然との会話の一つと思っていて、
いろいろな気付きや教えを頂いております。

今回は、冬場の釣りの代名詞の「グレ釣り」を通じて感じた事をお話させて頂きます。
(グレは、関東ではメジナと呼ばれています。)

実は、こちら高知は、大型の尾長グレを狙える名磯が多数あり、
休みの日となりますと 、 高知県内・四国の釣り人はもちろん、
関西からのグレ釣りファンで、名磯が大賑わいを しております。

私も類に違わず、この季節は、グレ釣りに駆け足勇み足で出かけますが、
私の釣りのスタイルは、磯釣りではなく、船からの釣りとなります。

なぜ?船からの釣りかと言いますと
妻:「磯は、絶対に転んで怪我をする!大事な体やから!」
確かに、自分でも俊敏性が欠けている事は自覚をしておりますが、
まぁ~、私の事を心配してくれているので・・・・

それで先日、台風のシーズンになると、必ずといっていいほど、
テレビ中継の入る室戸岬の沖で、 その尾長グレを狙って竿を出した時の事。

一投目から、ウキが「ぎゅぃぃぃ~~~!」 と海の中へ!
竿は、きれいな弧を描き、竿先は海中に突き刺さりそうです!
グレ釣りの醍醐味は、何と言っても、その引きの強さ!
そしてその引きは、他の魚では味わえない独特のものがあります。

まず、底の方に潜ろうとする事。
横に向かって走る青物とは違った面白さがあります。

そして、海面近くに上がってきても抵抗力が衰えない事。
底にいる鯛などは、海面近くになると、体内の浮き袋に空気が入り、
抵抗力はダウンし ます。

他にも、歯が鋭く、針を飲み込まれていたら、糸が切られてしまいますし、
磯場の魚ですから、磯で糸を痛めて、切られる事も多々あり、
釣り上げるまでの難易度は、かなり高い相手でもあります。

なんとか無事にやりとりをして、網に取り込んだ一投目の相手は、30cmそこそこ、
意気揚々と、二投目・三投目・・・、
それら全て、ウキが「ぎゅぃぃぃ~~~!」と海 の中へ!
ものの、小一時間で、今夜の水炊きには十分な釣果です。

しかしその後、状況は一変します。潮の流れ方が逆方向に変わったのです。
そうしたら、まったくウキがピクリともしません。
針につけたエサも、ノータッチで、まったく世界が変わったかのようです。

潮の流れ方一つで、ここまで変わるのも、この釣りの難しさなのかもしれません。
その後、4時間程、いろいろな事を試してみましたが、竿は曲がる事が無く納竿へ。

私は、この状況からある事を感じました。
それは、何にでも「良い時」と「悪い時」があり、
トータルでみた時に、少しプラスになっている。
と考えればいいのではないか、 ということです。

後の4時間だけみると、本当につまらない時間だったかもしれませんが、
最初の小1時間は、十分以上に楽しむ事ができました。

考えてみたら、もしかしたら、1日中ダメだった可能性もありましたし、
実際に、今まで、一匹も釣れずに1日が終わった事は何度もありました。
(釣れない時の方が、いろんな事を試す事ができるので、それはそれで・・・)

また、天候が悪く、出船できない可能性もありましたので、
広い太平洋の上で、室戸の絶景を目の前にして竿を出せただけで、
それだけで、大満足と考えるべきなのかもしれません。

以前、あるテレビ番組で、ある野球解説者が、 審判の判定に対し、
確かこのようなコメントをしていたと記憶しています。

「審判も人間なので間違う事もあるでしょう。
間違ってストライクと判定された時もあれば、ボールと判定された時もある。
トータルで考えて半々、ちょっと自分にとってプラスだと思えばいいじゃないですか 」
(記憶が不確かで申し訳ありません。)

何にでも「良い時」と「悪い時」、「良い面」と「悪い面」、「良い所」と「悪い所」 ・・・
両方が必ずあって、一喜一憂せず、慌てず、騒がず、トータルで少しプラスと考える。

今までの事を振り返った時、こらえきれない程のつらい思いや嫌な思いをした事は、
数え切れないくらいありましたが、嬉しい事や良かった事もたくさんありました。

そして現在、十黒梅を通じ、
どくだみを一生懸命に生産して頂いている農家さんや機械屋さん、
頑張ってくれている社員、いつも支えてくれる家族、
大切なご愛飲者の皆様とご縁を頂き、この上なく、幸せに思っております。
トータルでみたら、大きく大きく大きくプラスだと思います。

これからも、いろいろなことがあると思いますが、
そのように考えて頑張っていきます 。
今年一年、十黒梅をご愛飲頂きまして、本当にありがとうございました。
心より熱く熱く厚く感謝申し上げます。
皆様にとりまして、2015年が良き年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

細川 泰伸

第89号 2014年11月発行
「新システム・スタート」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

11月5日6日とで、システムメンテナンスを行い、
11月7日より、新ホームページ、新システムで運営をさせて頂いております。

システムリニューアル後は、ホームページでの記載やボタン等、
分かりずらい点も多く、ご不便をお掛けしまして、大変申し訳ございませんでした。
日ごとにわかりやすい表記、ホームページとなるよう、改善を進めておりますので、
ご了承の程、どうぞよろしくお願いいたします。

今までのホームページとは、見え方が異なる為、
ご不安に思われるかもしれませ んが、
(特に最初に表示されるログイン画面は、 これまでと異なる画面の為、
戸惑うこともあろうかと思いますが)
これまでのメールアドレスとパスワードでログインをお願いします。
もし、ご不明な点などございましたら、遠慮なく、お問い合わせ、
ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。
お慣れ頂くとより便利に快適に、ご利用頂けると思いますので、
何卒どうぞよろしくお願い致します。

そこで今回の、この手作り新聞では、
その以前よりも、より便利に快適に、
そしてお得になった機能をご紹介させて頂きます。

●定期購入のお届け日が一目で分かる

トップページにアクセスして頂くと、左側のご案内部分に、
定期購入でご購入のお客様には、次のお届け日をご案内しております。

お客様から、「次はいつ届くのかしら?」というお問合せを度々頂いておりまして、
大変、ご不便をお掛けしておりました。
今回、トップページに明記するように致しましたので、一目でご確認を頂けると思います。

●定期購入の変更期日が一目で分かる

同じくトップページの、左側のご案内部分に、
定期購入でご購入のお客様には、お届け内容の変更期日をご案内しております。

こちらもお客様から、「まだ変更できるのかしら?」という
お問合せを度々頂いておりまして、
同じく大変、ご不便をお掛けしておりました。

変更期日もトップページに明記するように致しましたので、
こちらも一目でご確認を頂けると思います。
ご変更がある場合には、この変更期日までに、ご変更をお願いします。

●イキイキ定期ポイント制度の導入

さらにこれからも、皆様にご愛飲頂けるよう喜んで頂けるようにと、
弊社のオリジナルポイント特典「イキイキ定期ポイント」を始めさせていただきます。

この「イキイキ定期ポイント」は、ポイントでの値引き、割引き、などではなく、
ポイントステージがアップする際に、私どもが選んだささやかな品を
お礼の気持ちでプレゼントさせて頂く、ポイント特典となっております。

プレゼントの品は、私ども食いしん坊スタッフが選んだお気に入りの
『食』がメインになると思います。何が届くかはお楽しみにして頂ければ幸いです。
下記に詳細をご案内いたしますので、ぜひ、ご確認くださいませ。
定期購入の商品をまとめてお買い求め頂くと、ポイントが貯まりやすくなります。

※尚、こちらのイキイキ定期ポイント、ポイントステージアップの際のプレゼン
トは、ステージアップした後の定期購入の商品お届けの際に、同封とさせて頂き
ますので、どうぞよろしくお願いいたします。

※通常購入(=その都度購入)では、
ポイントは対象外となっておりますので、ご了承くださいませ。

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新ホームページ、新システム、何卒どうぞよろしくお願いします。

話は大きく変わり・・・ 2014年も残り2ヶ月を切りました。
ということは・・・2015年まで2ヶ月足らずということで、
恒例となりました【食援隊オリジナル卓上カレンダー】を
ご愛飲の皆様に感謝の気持ちを込めて、プレゼントさせて頂きます。
同封させて頂きましたので、是非是非ご活用下さいませ。

【食援隊オリジナル卓上カレンダー】は、使いやすいスタンド式で、
前月も翌月も一目瞭然、12ヶ月分のめくりタイプです。
皆様の大切なご予定を、ドンドンご記入頂き、机の上や食卓の上、電話台の横等、
さりげないちょっとしたところで、きっと大活躍して頂けると思います。
是非、十黒梅(じゅっこくばい)共々、お役立て頂ければ幸いです。

季節は、冬に向かってまっしぐら、
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第88号 2014年10月発行
「円の不思議」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

この度の御嶽山の噴火には、体の芯から驚きという言葉を通り越す思いがしました。
そして、ただただ何もできない自分の無力さを感じました。
戦後最大の火山災害という大惨事、本当に心が痛む思いがしております。
心から心からご冥福をお祈り申し上げます。

ここ数年の天災の多さに、今年小学6年の長男が
「お父さん、ボクが大人になった時は、地球は大丈夫やろうか?」と心配そうです。
何でも、数日前に学校で恐竜の本を読んだそうで、
恐竜が絶滅したように、人間も絶滅するのではないか、と思ったそうなのです。

「大丈夫!大丈夫!西暦で数えたら今年は2014年、
2014年間いろいろあったけど、人間が絶滅することはなかった」と
答えになっているのか? なっていないのか?

そんな長男、先にも触れましたが、今年小学6年という事で来年は中学生。
行きたい中学があるようで、微力ながら受験勉強に一生懸命、励んでおります。
ときには、解らなかった算数の問題を広げ、
私にどのように解くのか聞いてくるのですが・・・
そこには、「旅人算」「流水算」「植木算」「時計算」「つるかめ算」etc
30数年前に習った事が、問題用紙いっぱいに大騒ぎで踊っています。

今から8年前、十黒梅(じゅっこくばい)の発売間近、
「どくだみが、うれますように!」と
初詣で手を合わせてくれた長男(当時4歳)が、
「つるかめ算」を習ってくるとは、時の早さに驚かずにいられません。

私は、子供の頃から算数を苦手にはしていませんでした。
というより、どちらかというと得意としておりました。
(自分で言うと、何の値打ちもありませんね、、、)
また一昨年、長女の中学受験がありまして、父親として恥ずかしくないよう、
自画自賛、バッチリとしっかり教える事はできましたので、
(はいっ、自分で何度も言うと、さらに何の値打ちもありませんね、、、)
今回もっ、任せなさいっ!とばかり、自信満々で挑みましたっ! はい、自信満々でっ!

がっ! ひっかけ問題に、
うまく見事に、ストライクでぴったりとどんぴしゃに完璧にパーフェクトでひっかかり、、、、、

長男:「お父さん、大丈夫ぅぅぅ?」と首を傾げられる始末に。
小学生の問題と思って、甘く見ていたらいけませんね、本当に。

そんなこんな、ドタバタしながらも、
それぞれの○○算の考え方を身振り手振りを交えて大講習を!
(どうして、身振り手振りか、自分でもよく解りませんが・・・。)

そんな中、長男が目をキラキラさせた事がありました。
それは、「円周率は、どうして3.14・・・になるのか?」の求め方です。

実は、私も小学生の時に、この事に強い疑問を持ち、先生に質問した事がありました。
円周率は割り切れない無理数というところが神秘的に思えたからです。
円周率を求める方法は、たくさんいろいろとあるようですが、
その時に先生から教えてもらった方法は、「正多角形の面積」から求める方法でした。

それは、半径1の円に内接する正多角形と外接する正多角形の面積から
円周率を求めようという方法です。

具体的に説明しますと、
半径1の円の中に、円に接するように正四角形を書きます。
その時の面積は「2」となります。
次に、同じ半径の1の円の外に、円に接するように正四角形を書きます。
その時の面積は「4」となります。

同じように、内接と外接するする正六角形、正十角形、・・・・正千角形と、
どんどん増やしていきます。
多角形の数を増やせば、角の角度が大きくなり、限りなく円に近づくという考え方です。
確かに、正一万角形ぐらいになると、限りなく円に近いように思います。

それで、正一万角形だと
内接する正一万角形の面積は 3.141592447・・・
外接する正一万角形の面積は 3.1415927569・・・になるようで、
ここから、3.14・・・が導き出されるというのです。

聞くところによりますと、別の方法になると思いますが、
近年はコンピュターの発達で昨年2013年に、
小数点12.1兆桁まで計算されているようです。
12.1兆桁とは本当に驚きですし、そこまで計算したことも驚きです。

そんなこんなで今回、長男が持って帰ってきた算数の問題から、
改めてこの「円」を考えてみましたらっ、らっ、らっ
身の回りには、この丸い「円」の形状の物、
「3.14・・・」が限りなく存在しているように思えます。

私どもが皆様にお届けをしております、生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅も
丸い「円」の形状のビンでのお届けになりますし、
キャップや「きょうもいちにちありがとうおちょこ」も丸い「円」の形状です。

お届けにあがる配送業者様のトラックのタイヤも丸い「円」の形状ですし、
荷物の受け取りのサインをするボールペンや印鑑も丸い「円」の形状の物が多いようです。

誰もが手にするペットボトルや缶ジュースの缶、スプレー缶、
私の愛用の釣竿やリールのスプール、etc
私達の身の周りには、丸い「円」の形状の物、「3.14・・・」が溢れているようです。

がっ!がっ!がっ!

その「3.14・・・」の「・・・・」の数字が限りなくあって、
12.1兆桁まで計算しても、まだまだ先があって、
人間が使っている数字では表現しきれないという事が、
何か不思議に思えて、神秘的に思えてしょうがありません。

近年は、多種多様、さまざまな分野で研究が進み、
今まで解明できてなかった事が明るみになる時代となりましたし、
人間は地球のみならず、宇宙まで手を伸ばし、はるかかなた小惑星「イトカワ」まで、
無人探査機「ハヤブサ」を往復させる事も可能としました。

そんな超先進的な現代に、身の回りに必ずあると思われる「円」の形状の物の円周率を
人間が使っている数字では表現しきれないという事は、
身近なものでも解らない事が無数にあって、人間は未熟で不完全で、
何か、「謙虚な姿勢を忘れてはいけない!」というメッセージのように思えたりもします。

「お父さん、そんな難しい話はもうえいき、お腹がすいたぁ~、ご飯してぇ~」と長男。
おっと、今日は私が夕飯を作る事になっておりました。

あっ! 今から使う「お鍋」・・・・
これも、丸い「円」の形状の「3.14・・・」のようです。
きっと、今日の私の料理も未熟で不完全なものになる事でしょう。

とにもかくにも、「謙虚な姿勢を忘れてはいけない!」
そう強く心に感じた我が家の一幕でした。

10月に入り、少し厚めの掛け布団が必要となりましたが、
日中は、まだ半袖で大丈夫な日もあるように思います。

朝夕と日中の気温の変化が激しく、体調管理が難しい季節となりました。
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第87号 2014年9月発行
「ちょっとだけ、片付ける」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

皆様、雨の被害は大丈夫だったでしょうか?
今年の夏は全国的に、雨の被害が多かったと聞いております。
特に、広島の土砂災害の被害は甚大で、そのニュースに心を痛めております。
被害に遭われました皆様、心よりお見舞い申し上げます。
そして、お亡くなりになられました方々、心からご冥福をお祈り申し上げます。

こちら高知はどうだったかといいますと、
この8月は本当に雨の日が多かったように思います。
というより、晴れ間が見えた日がほとんどありませんでした。
「私の記憶」では、、、

「私の記憶」はあてにならないと、良く言われていますので、
記憶より記録ということで、 実際どうだったか、
インターネットで調べてみますと、、、、、、、今は本当に便利です。
(私が小学生の時は、宿題の日記の天気欄を埋めるために、
31日に友達に電話して教えてもらったものです。)

午前・午後とも晴れマークを記録しているのは8月26日の1日だけ!
他にも晴れマークを記録しているのは、
11日12日17日19日27日30日とありますが、
全て、午前・午後どちらか片方だけで
、一日中「晴れ」というのは26日だけでした。

私の記憶も、まんざらではないようですが、一日だけとは驚きです。
本当にこんな異常な夏は今までなかったように思います。

そして今年の8月、特に記憶に残っている「雨」は、
台風12号11号の「雨」です。 高知は、台風銀座ともいわれ、
昔から台風の影響を毎年のように受けてきたところです。

私も今まで何度も台風を経験してきました。
不謹慎な言い方かと思いますが、慣れっこといいますか、
また今年も来たか、という感じで、それほど重く深く考えてませんでした。

しかし、今回の台風は違いました。本当に怖さを感じました。
今までの経験をはるかに超えていました。
打ちつける雨の音、吹き荒れる風の音、
これほどの事は今までありませんでした。
「想定外」とかう言葉は、今後は使ってはいけない、
経験した事のない事、予想以上の事は、
起きることがある!そう心しておかなければならない、と強く思いました。

そして、自然の力の大きさ、そして脅威を感じ、
人間はその力の前では無力である事を改めて、
痛感し肝に銘じ、 日頃から、
防災の意識をしっかり持っていなければいけないと深く感じました。

今回の2つの台風で、高知県内地域によっては、
浸水、土砂災害、堤防の決壊、橋の崩落等々、
大変な被害を受けたところもあったようですが、

私どもの「どくだみ畑」「工場」「事務所」とも幸い被害から免れ無事でした。
どうぞご安心くださいませ。ご心配のお電話やメールを頂きまし皆様、
本当にありがとうございました。

そんな大変な8月、雨の8月を振り返りまして、
防災の意識はもちろんですが、
その他に一つ気づいた事があります。
それは、「ちょっとだけ、片付ける」の重要性です。

台風11号が去った当日、
私の自宅そして周辺の道路は、緑の海と化してました。
台風の強風が、裏山の木の葉をちぎり取り吹き飛ばしていたのです。
近所の方はもちろん、町内の方総出で、緑の落ち葉の大掃除です。
「こんなに、飛ばされたのは、見たことがない」と異口同音に、
箒を持って汗を流しました。

数時間後、緑の落ち葉がぎっしり詰まったビニール袋の山に、驚くと同時に、
きれいになった道路や家の周りが微笑ましく見えてきました。
きれいになると爽快感といいましょうか、本当に気持ちのいいものです。

その晴れやかな気持ちで、家に入ってみると、、、、
それまで、それほど気にならなかった、
とりあえず置いていたカバンや小物が、
妙に気になってきまして、その場所を片付ける事に、、、

そうすると、今度は気がつかなかった目立たなかった別の棚が、
気になるようになってきまして整理整頓、さらには雑巾の登場と、、、、

「ちょっとだけ、片付ける」→「その場所がきれいになる」
→「気持ちが晴れ晴れとする」 →「別の場所が気になってくる」
→「片付ける。掃除する」→「さらに気持ちが晴れ晴れとする」

という、晴れ晴れしく気持ちのいいスパイラルに、
心が動いている事に気づきました。

私の経験から、身のまわりが散らかっていれば、気持ちもどんよりとして、
いい気分になれず、それでは、いい発想もできませんし、
いい時間を過ごす事はできません。

数年前にお世話になった経営者の勉強会でも、
「これは全てではないが、業績の悪い会社のほとんどは、
社内が散らかっていたり汚れていて
業績の良い会社は、社内が整理整頓され、掃除が行き届き、きれいな事が多い。」
と、教えて頂いた事があります。

やはり社内がきれいだと、気持ちも晴れ晴れとしますので、
気持ち良く働く事ができますし、
いい製品も作れますし、いいサービスもできると思います。

弊社でも、全員で毎朝の掃除は欠かさず行っており、
より良い製品作り、より良いサービスができるよう努めております。

自宅の方はといいますと、この春より、長女が大阪に進学した為、
妻も大阪に付き添っており、 長男と私の男2人の生活が続いております。

炊事・洗濯と家事は私が何とかこなし、
毎日きれいにする事は心がけているものの、何かと時間に追われ、
つい、物が置いたままになってしまったりし、
片付けが後回しになっていたりしています。

今まで、私の気が付かないところで、
妻が整理整頓・掃除をしてくれていたんだと
改めて、妻の存在の大きさを感じております。

それで、片付けは時間がかかるから、
つい後で時間のある時に。。。と考えてしまっていましたが
「ちょっとだけ、片付ける」と思えば、気軽にすぐに片付けることができます。

この気軽にすぐに!ということで、気持ちが楽になるといいましょうか、
取り掛かりやすくなるように思えますし、
「ちょっとだけ、片付ける」の積み重ねが、
全体を片付ける事につながると思います。
まずは、とりあえず気軽にすぐにやってみるという事が大事だと感じました。

あっ!そうです。あと、こんな事がありました。
「ちょっとだけ、片付ける」と・・・・

●失くしていたモノが出てきました!
●置きっぱなしが少なくなりました。
●子供がすすんで玄関を片付けるようになりました
(履物を全て下駄箱に入れてくれるようになりました)

「ちょっとだけ、片付ける」 これを習慣にしていきたいと思います。

9月に入り、朝夕は少し肌寒さを感じ、
日中もずいぶんと過ごしやすくはなってきておりますが、
まだまだ残暑厳しい毎日が続いております。
これから、秋に向かって急な気温の変化が予想されます。
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第86号 2014年8月発行
「どくだみの逞しさ」と「まじめにやる事の大切さ」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら高知は、8月に入るなり台風12号の影響で、
記録的な大雨が続いております。
私の記憶でも、これだけ強い雨が長く続いた事は、
今までなかったように思います。
ニュース等でご存じかと思いますが、一部の地域では、
浸水等の大きな被害が出ております。

知人で、浸水の被害に遭われた方がいらっしゃいまして、その方がおっしゃるには、
「水がどんどん上がってくる、その恐怖は言葉で言い表せない」との事。
改めて、自然の怖さを感じざるを得ません。

この新聞を執筆しているのが、8月5日でして、次の台風(11号)が
8月8日もしくは9日頃に、高知に接近しそうで、
被害がさらに広がらないよう祈っております。

8月5日現在ですが、私どもの本社・工場・畑等は、
無事で特に被害は出ておりません。
どうぞ、ご安心下さいませ。ご心配を頂きました皆様、
本当にありがとうございました。

今回の大雨で、自然の力の前では、
人間は無力だという事が改めて身に染みました。
と同時に「どくだみの逞しさ」と「まじめにやる事の大切さ」という事も感じました。

まず、「どくだみの逞しさ」ですが、、、、、
今回の大雨の被害から免れた「どくだみ畑」は、
7月の暑い中、社員達のがんばりで雑草退治が無事に終わり、
元気にどくだみが葉を広げています。

農薬は使わずに栽培しておりますので、
雑草退治は、1本1本手で抜いていく作業になります。
陽射しも強く、30℃を超える気温の中、みんな、本当によく頑張ってくれました。
お陰で、来年の収穫も期待が持てそうで、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

そのどくだみ達を見て改めてその逞しさを感じました。

ちょうど、長男が小学6年生ということで、日本の歴史の勉強をしており、
私も時々ではありますが、テスト問題の出題者としてその勉強に付き合っております。
小さい頃に覚えたはずの年号や、事件は、遠い遠い遠い記憶の中で、
「大化の改新」「六波羅探題」「建武の新政」「御成敗式目」「参勤交代」等々
そういえば、そんな事も習ったなぁ~と、
聞き覚えのあるキーワードに心を躍らせています。

どくだみの歴史は古く、中国から伝わってきたと言われ、
中国の古典『名医別録(483~496)』に記されています。

2014年ー483年=1531年! 少なく見積もって、1500年もの間、
途中、想像を絶する自然災害があったことでしょう。
途中、想像を絶する人的災害もあったことでしょう。
それでも、力強く生き抜いてきた「どくだみ」達、
永い永い永い歴史を生き抜いてきたその逞しさを考えると、
非常に感慨深いものがあります。

そして、そのどくだみ達は、時には薬草として重宝がられながらも、
概ね、常に嫌われ者の雑草として扱われてきました。

嫌われて1500年!!!!
嫌な事もグッと堪え、へこたれずに生き抜いたその精神力の強さ、
その逞しさには、ただただ頭が下がる思いです。

私の身に時々降りかかる不快な思いは、その「どくだみ」からすれば、
ミクロいやナノ、いやいやピコ、フェムト、アト、それよりも小さい話でしょう。

少々、嫌な事があっても、思い通りにならない事があっても、
腐らず、腹を立てず、へこたれず、辛抱強く、
前向きに逞しく頑張っていきたいと強く思いました。

次に、「まじめにやる事の大切さ」は、、、、
大雨で、高知市に避難勧告が出た8月3日(日)は、
亡き祖父の一周忌にあたる日でした。
祖父は、戦争をそしてシベリア抑留をも経験し、
あの極寒の地の強制労働を逞しく生き抜いた人でした。

もし、祖父が極寒の不毛の地で、力尽きていたならば、
私は、この世に生を受ける事などありません。
祖父のお蔭で、そして、祖母、両親のお蔭で、、
今の私があると心より感謝しております。

その祖父が、私が小さい頃によく教えてくれた事があります。
「まじめにやらんといかん」と、、、

まじめにやっていたら、いつか誰かが認めてくれる。
まじめにやってなかったら、みんなが遠のいていく。というのです。

昨今のニュースを見ますと、「偽装」「捏造」「改ざん」・・・
耳をそして目を疑うような話ばかり出てきます。
最近では、チキンナゲットの賞味期限切れ肉の再使用問題で、
同じ製造業者として憤りを感じております。

祖父の教えの「まじめにやることの大切さ」を礎にし、
これからも辛抱強く、逞しく、前向きに、
何事にも取り組んでいきたいと思いました。

季節は夏本番! 今年の夏も、猛暑、酷暑のようです。
水分補給や暑さ対策をしっかりと取り、
体調管理には、くれぐれもお気をつけくださいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第85号 2014年7月発行
「木の上に立って見る」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

7月に入り、こちら高知は、いつ梅雨が明けるのか?
晴れ間が待ち遠しい毎日が続いております。
とはいえ、その梅雨が明けると・・・
本格的な夏!夏!夏!夏!の到来っっっっつ♪
私は根っからの「汗かき男っ!」 (自慢してもしょうがないのですが、、、)
この暑い夏の季節が大の苦手です。

しかしっ!今年の夏は、いつもの夏と違います♪
今年の夏は、非常に楽しみな夏なのですっ♪♪♪
なぜならっ、長男が今年、小学6年生となり、
2年生から始めた「少年野球」では、 主力の学年となり、
グランドで頑張っている姿に、一喜一憂っ!
思いっきり楽しんでおります。

私は根っからの野球オンチ!(またまた自慢してもしょうがないのですが、、、)
中学高校時代、クラブ対抗のソフトボール大会でメンバーが足らず、
強制的に駆り出されて外野の守備についても外野フライすら取ることができません。
私のそのプレーのせいで、何度負けたことか、、、
(そのせいで、何度ボコボコにされた事か、、、、)

弁解する訳ではありませんが、球勘がないというか、
ピッチャーの投げたボールをバッターが打って、
そのボールがどの辺りに落ちてるくるか?
その判断能力、運動能力に欠けているのだと思います。

幼い頃より、目が極端に悪く、
動体視力が全く無いことも原因の一つでもあったかとは思いますが。。。
ただ、1回だけ、大まぐれで取った事があります。
(ここだけ、まじめに自慢させて下さい)

1学年先輩の大レフトフライを、たまたま走って行った方向が良く、
たまたま上に差し出したグラブの中に、たまたまスッポリ収まり、ゲームセット!
今でも、鮮明に覚えている、私の今までの人生の中での大大大ファインプレーでした。
(その夜は、その先輩に、ボコボコにされましたが、、、、)

先日、たまたま、子供たちのバッティング練習に、
外野の守備が不足していましたので、 形だけ左手にグラブを!
そして、心は「私の所に飛んでくるなっ!」でポジションにつきました。

そんな時は、飛んで来るんです。私のところに・・・・・
、、、っで!、、、っで!、、、っで!、、、っで!
どうだったかといいますと、、、、
やっぱり、取れません。ホント野球って、やっぱり難しいです。

そんな私の息子ですから、野球ができるのか?心配をしておりましたが、
私がダメでも、妻のほうが良かったようです!
はいっ!守備はショートで上位打線で頑張っております。
練習や試合で、悔しくて泣いて家に帰ってくる時もありましたが、
長男を含め、子供たちのハツラツとしたプレーをスタンドから見ると
手に汗握る思いで、本当に楽しませてもらっています。

長男が、小学2年の時に「野球部に入りたい!」と言い出した時は、
本当にどうしようか?と思いました。
なぜなら、その時はまだスイミングで競泳をやっていましたし、
野球部にまだ2年生が誰も入っていなかったこともあります。
そして、私が野球オンチ。

それから、保護者のお手伝いが父母共に非常に大変、
という事を伝え聞いた事があったからです。
練習や試合のお茶当番、試合会場への送迎や、 グランドの設営等々、
(特に大変なのは、雨でグランドの水たまりをスポンジで吸い取る整備です。)
どうしても大人の協力がないと少年野球は成り立たないそうで、
土日祝日は全て、子供の野球一色になってしまうということでした。。。。。。

しかし、子供のやりたい意思を私達親の都合でやめさせるのもどうか?
親は、書いて字のように「木の上に立って見る」と。
そして、息子の意思を再度確認し、
子供がやりたい事は子供のやりたいタイミングでやらせようと、
野球部に入部させることにしました。

振り返ってみて、大変な事はたくさんありました。
しかし、野球をやらせて本当に良かったと思っております。
息子の引退まであとわずかですが、
今現在、思った事をご紹介させて頂きます。

●助け合う精神が育った
野球は、チームプレーではじめて成り立ちます。
ワンマンプレーでは通用しません。
大人になり、社会に出たとき、ここで育んだ助け合う精神は、
必ずモノをいうと思います。

●やればできる!向上心が育った
取れなかった打球が取れたり、届かなかった所に投げれるようになったり、
打てなかったボールを打てるようになったり、
できなかった事ができるようになるということを体感できたと思います。
このやればできるという向上心は、大人になった時、
必ずぶつかる壁に対し 乗り越える事のできる大きな要素だと思います。
大切な心が身についたと思います。

●逃げない精神が育った
野球は、どんな大ピンチの時でも、その場を逃げる訳にはいきません。
それから、ヒットが打てて、いい結果が出る時もあれば、
凡打で悪い結果になる時もあります。
どんな結果であれ、自分の出した結果、その結果から逃げる訳にはいきません。
大人になり、社会にでると、いい結果を出さないといけないと思い、
時には悪い結果を恐れるあまり、チャレンジするべき時にチャレンジしなかったり、
悪い結果には責任回避したり、隠れたり、逃げたり、
(そんな嫌なニュースをよく耳にします)
この少年野球で培った逃げない精神は、大きな財産になると思います。

●心が強くなった
現代の子供は、近所のおじさんに叱られた事がないとよく聞きます。
そのせいか、大人になった時に、打たれ強くないともよく聞きます。
また、大人になり、社会にでると、理不尽な事で心を悩ませる事が多々あります。
監督、コーチに叱られ、思いっきり家で泣いていた事も何度かありました。
その分、必ず心が数段強くなったと思います。

●感謝の心が育った
先日、試合が終わった時、長男から
「お父さん、野球をやらせてくれてありがとう」と言われました。
私は、思わずジーンときてしまいました。
ほとんどの部員のお父さんは、野球経験者という方ばかりです。
長男なりに、野球ができないにもかかわらず、
毎回手伝いに来てくれ、見に来てくれ、保護者会長を務めてくれ、
私の協力を心にしっかりと受け止めているのだと思いました。
(こっちこそ、ありがとう)

かくいう私も、長男の少年野球のお陰で、成長した事もあると思います。
今の6年生で、一番早く入部したのは、私の長男ということもあり、
一番お世話を頂いている事で、
今年度の保護者会の会長を務めさせて頂いています。

考え方や性格、環境が違う人達が集う一つの会をまとめるというのは、
本当に大変な事で、毎年の事、保護者会の会長はなかなか決まらない、
というのが常のようでした。

しかし、前述しましたように、
長男が一番お世話を頂いているという気持ちもありましたので、
昨年のこの時期に、私は野球は全くできませんが、
役を快く引き受けさせて頂きました。

この一年を振り返ってみて、会長の大役は確かに大変ではありましたが、
私は、本当に運のいい男だと思います。
ほとんど全員の保護者の方々にいつも積極参加して頂き、本当に助かりました。
多くの皆さんのご協力で、この大役が無事にこなせそうです。

ともあれ、今年の夏は、長男の少年野球の最後の夏!
8月で引退ですので、残りわずか一ヶ月となりました。
現在進行中の試合では、順調に勝ち進んでいます。
長男には思いっきりプレーしてもらいたいのと同時に、
妻と私、思いっきり親バカになって、楽しみたいと思います。

季節はこれから、夏に向けてギアをトップに上げ、エンジンフルスロットル!
暑い暑い暑い夏は、もう目の前です。
体調管理には、くれぐれもお気をつけくださいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第84号 2014年6月発行
「どくだみが喜ぶ雨の季節」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら高知は、どくだみが喜ぶ「雨」の季節となっております。
先日は、思わぬ大雨となり、翌日の全国版のニュース番組を見ておりましたら、
私どもの工場のある黒潮町やお隣の四万十市の大雨の被害の映像が放送され、
改めて、その日の大雨が全国ニュースになるくらいの凄さだったかを実感しました。
(工場の方は、お蔭様で無事で、何の被害も出ておりません。どうぞご安心下さいませ。)

さぁ~、そのどくだみが喜ぶ「雨」の季節、
5月の初旬から始まった収穫は、いよいよラストスパートに入りました。
今年も、農家さんが一生懸命育てて頂いたお蔭で、
豊作といっていい程の収穫ができました。

どくだみの栽培は、簡単そうに思えますが、実はそれがなかなかのモノです。
農薬を使わずに栽培しておりますので、ちょっとでもほんの少しでも気を許したら、
他の雑草がどくだみを押し分けるように生えてきて、大変な状態になります。
毎日欠かさず、雑草を丁寧に抜いていく非常に根気がいる仕事です。
現に、栽培をあきらめた方もいらっしゃる程です。
改めて、農家さんの頑張りに心から感服致します。ありがとうございます。

私どもの畑も、若い社員が頑張ってくれたお蔭で、豊作の年となりました。
収穫作業に、初年度の2009年より、毎年お手伝いを頂いている方は、
「今年も、えいどくだみが育ったねぇ~、良かったねぇ~」と
ニコニコ顔で収穫に汗を流して頂きました。

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収穫されたどくだみは、「選り分けと下葉取りの作業」を経て、搾り工場に持ち込まれます。
この「選り分けと下葉取りの作業」が毎年の課題で、いろいろな機械を試してみましたが、

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結局、落ち着いたところは、今のところ人の手による手作業が効率がよく、
今年も、たくさんの方にお手伝いを頂くことになりました。来て頂いた方々からは、
「どくだみの仕事をしたら、鼻の通りがえい!」とか「手がスベスベになる」とか、
「美人になるけんねぇ~」(これは冗談で言ってました)
皆さん、明るく和やかに働いて頂いて、今年もいい方に来て頂いて
本当に嬉しく思っております。

そして、何より嬉しく思っているのが、今年も誰も怪我をする事がなかったという事です。
搾り作業には、どくだみをみじん切りにする大きなカッターや
どくだみから汁を搾りとるプレス機等、とても危険な機械が並んでいます。

私事になりますが、以前の職場で、機械に指が挟まり、
人差し指の第一関節から先を切断する大怪我をした経験がありますので、
毎朝の朝礼では、欠かさず機械の危険性を伝えてきました。

搾った汁は、これから十黒梅となり、皆様にお届けができると思います。
みんなで明るく和やかに作った十黒梅をどうぞ楽しみにしていてください。

さて、「雨」の話題で、もう一つ
この「雨」の季節、今年は例年以上に気になって気になって気になって、
しょうがありません。

皆様もたぶん・きっと・おそらく、同じ思いだと思います。
そうなんです! 洗濯物です!

今年は、中学2年生の長女が夢を叶えたいという理由で、大阪の学校に転校しました。
その為、妻も大阪に出向く機会が多くなり、私と長男の二人暮らしが続いております。

妻不在となりますと、家事は私の担当となり、洗濯物を外に干すか、中に干すか、
毎朝必ず天気予報をチェックしております。

先日、雨が降りそうになかったもので、外にデデデデぇ~~んと干しておりました。
感のいい方は、ご想像がつくと思います。私の予想が大きく外れ、
せっかく干したのに、雨に濡れて、服も心もぐっちょりです。
また別の日は、安全策をとって、部屋干しすると・・・  天気が良かったり、、、、

洗濯物一つとっても、なかなか一筋縄ではいきませんね、
改めて、家事の大変さを実感しております。お母さんは本当に大変ですね。

何でもそうですが、実際にやってみたら、大変な事がたくさんあるように改めて感じました。
また、他の人がやっている事が、いとも簡単そうに見えるのですが、
いざ、自分でやってみると意外と大変だったりします。

昔から「隣の芝生は青い」とか「隣の花は赤い」と言われるように、
なんでも、他の人のものは良く見えたり、簡単そうに見えたり、羨ましく思えたりします。

実際はそうではない、他の人の大変さを理解できるようになりたいと、
長男のドロまみれの野球のユニフォームを洗いながら、そう感じました。

季節は「雨」の季節。雨の日が多く体調管理が難しい毎日が続いております。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第83号 2014年5月発行
「それぞれの個性」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

ゴールデンウィークが明け、こちら高知は、朝夕はまだ肌寒さを感じるものの、
日中はTシャツ一枚になりたいくらいのポカポカ陽気に一気になりました。
そして、毎年この季節になりますと、私たちの一番の繁忙期の
「どくだみの収穫」が始まりました。

冬の間、じっと土の中で力を蓄えていた「どくだみ」がこのポカポカ陽気に顔を出し始め、
中には、早くも蕾をだしているものもいます。

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このどくだみ達が、搾り汁になり、アルコール醗酵して「十黒梅」となり、
そして皆様のお役に立てようになるかと思うと、とても幸せな気持ちになり、
心弾み、心強くもなります。

今年もお陰様で、農家さんが冬の間にしっかりと手入れをして頂いたので、
豊作間違いなし!連日、工場には、新鮮などくだみが、山のように運ばれ、
工場はフル稼働!私も額に汗を流し、搾汁メンバーと一緒に頑張っています。

その工場も早いもので、2009年に操業開始した搾汁工場も、今年で6年目となりました。
これも、ご協力頂いている農家の皆様、そして何よりも「十黒梅」を
永くご愛飲頂いている皆様のお陰と 心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。

立ち上げた当時は、必ず「どくだみ」は皆様のお役に立てるはず!の一心で、
清水の舞台から飛び降りる思いで、工場を設立しました。
6年目の今年、その思いが形になってきた幸せを心に深くしっかりと感謝し、
今シーズンの搾汁作業に励んで参ります。

今回の手作り新聞の話題は、そのどくだみ達を見て感じた事をお話させて頂きます。

本当に当たり前の事なのですが、一つ一つ、どくだみが違うという事を改めて感じました。
毎日たくさん運ばれくる「どくだみ達」、人にもそれぞれ個性があり違いがあるように、
どくだみ達にも、それぞれ個性があり違いあります。
茎の太いもの細いもの、茎が長いもの短いもの、葉が大きいもの小さいもの、
微妙にそれぞれに違いがあり、同じものが二つにないように思えてしょうがありません。
自然の生き物なので、それが当たり前といえば当たり前なのですが、、、、

先日の事、我家の長男(小学校6年)が、しょぼくれて家に帰ってきました。
何でも、同じ少年野球の同級生ができる事を、自分はできなかったとか。。。。

私は、とっさにこの「どくだみ」の事を思い出し、
違っていて当たり前、同じだったら大変な事になる。
逆に、同級生ができない事が、自分はできたりする事もあるだろう。
と言い聞かせたところ、
気分を取り戻し、次の日はグランドで元気いっぱいハツラツプレーをしていました。

私の個人的な感じ方かもしれませんが、
何かと「皆と同じ方がいい」といいましょうか?
「はみ出さない方がいい」といいましょうか?
せっかくの個性を「型にはめる」といいましょうか?
同じようにしてしまう傾向があるように思います。

違っていて当たり前、自分の得意な事をどんどん伸ばす
胸を張って、自信を持って逞しく元気に成長して欲しい、と
ボールに飛びつき、一塁に力投する息子を見て、強く感じました。

(話が急に飛びまして、申し訳ありません。どくだみに話を戻します。)

皆様にご愛飲頂いている「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)」は
この「自然のどくだみ」の生の葉を搾った青汁に、黒糖と梅肉エキスを加え、
酵母菌で醗酵させた自然素材の健康酒です。

自然素材の製品ゆえ、全く100%同じものは、作れませんが、
皆様にきっとお役に立てるお酒だと思います。

そして、自然素材のもので製品を作る事の良さを大事に
「人を良くする食を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します」という旗印の元、
皆様にご満足頂けるよう、頑張ってまいります。

季節は、これから一気に夏に向かってギアチェンジしてスピードアップする事でしょう。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第82号 2014年4月発行
「当り前の事に感謝」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

寒い寒い寒い冬が終わり、待ちに待った春爛漫の4月。
桜前線は北上を始め、桜の可憐なその姿に心和ませる季節がやってきました。

こちら高知は、桜の開花が早かったため、4月の2週目にはもう散り始め、
早くも新緑の季節を迎えようとしております。

そして春といえば、ピカピカの小学一年生!
朝の登校の時間になりますと、真新しいランドセルを一生懸命に背負い、
いっぱいいっぱいにその小さな手を上げて、横断歩道を渡る元気な姿を見ると、
本当に微笑ましく思えてしょうがありません。

と同時に、我家の子供達も初めてランドセルを背負って学校に登校した日の事を
昨日の事のように思い出し、何か懐かしく、
そして月日の経つその早さを感じざるを得ません。

我家の子供達は、お陰様で元気にすくすくと育ち、
この春から、長女は中学2年生に、長男は小学6年生に進級をしました。

長女は、夢を目指したいという事情で、この春から我家を離れ、
大阪の学校に転校する事になりました。
親としては正直、寂しくもあり、心配な気持ちもありますが、
頑張ってほしいと願っております。

それでしばらくの間、妻が長女に付き添っている関係で、
私と長男の男同士の二人暮しが続いております。

今回の手作り新聞では、手前味噌の私事のお話になりますが、
そんな男同士二人暮らしの珍生活から感じた事をお話させて頂きます。

私は、中学・高校・大学と寮生活をしておりましたので、
自分で言うのも何ですが、ある程度の身の回りの事はできる方だと思います。
しかし食事は、全て寮で作って頂いておりましたので、自炊の経験はありません。
正直、食事には困っております。

どくだみの収穫期となりますと、
自宅から離れた工場に住み込みの単身赴任を致しますので、
その時は、仕方が無く自炊をしますが、自炊と言っていいのか
野菜炒めを作って食べるか、スーパーで買ってきたお惣菜を温めて食べる程度、
ご飯を炊いたり、料理を作ったりと手の込んだ事はしておりません。

一人だったら、それはそれでもいいとは思いますが、今回は長男との二人暮しの生活。
子供の食生活、栄養バランスを考えると、そういうワケにはいきません。
野菜もしっかり、そしてカルシウムも摂らないとetc・・・
頭を捻らせながら、台所に立っております。

二人暮しを始め、妻の留守中、そこで改めて、妻の大変さを痛感しました。
これまででしたら、料理を作るのも後片付けも、洗濯も掃除も全て妻任せ、
本当にご気楽なものです。

しかし今はそうはいきません、朝食を作り(ご飯もしっかり炊いてます。)後片付けをし、
掃除をして洗濯をして、ゴミの日はゴミ出しをして、朝は本当にバタバタモード。
時間がいくらあっても足りません。

子供を学校に送り出し、自分も会社に出勤し、帰りにスーパーで買い物をして、
洗濯物を取り込んでたたんで、お風呂を入れ、夕食を作り、後片付けをして・・・
獅子奮迅の思いで、家事に仕事に励んでいる毎日です。

いやぁ~、本当に「お母さん」は大変です!体がいくつあっても足りません。

改めて、今まで当り前のようにあった存在がいなくなると、
その大変さが本当に身に沁みて感じます。
日頃から、当り前の事に感謝しなければならない、そう強く感じました。

そういえば8年程前、ある会に入会させて頂いた際、
毎朝欠かさず「写経」をされている方にご縁を頂きました。
確か、ご縁を頂いた時には、すでに3年程続けていらっしゃったので、
おそらく、もう10年程、お続けになっていると思います。
10年というと365日×10ですから、3650枚にはなります。
本当に、すごい!としかいいようがありません。
頭の下がる思いでいっぱいで、心から感服致します。

そのご縁を頂いた時に、私に確かこのような事をおっしゃって頂きました。
「朝、目が覚めると、あっ今日も無事に朝が来た。今日も写経できる。
ありがとうと感謝の気持ちでいっぱいになる」(うる覚えで失礼します。)

私は、その時はその意味があまり分らずにいましたが、
今になって「無事に朝を迎える」という当り前の事に感謝する気持ちが
その方の境地まではいきませんが、少し分るような気がしております。
この感謝の気持ちを大切にしていきたいと思います。

季節は心躍る春。日中はずいぶんと暖かい陽気ですが、
朝夕はまだまだ肌寒さを感じます。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

余談ですが、我家のお気に入りメニューをご紹介させて頂きます。

【おじゃこのネバネバ元気ご飯】
1、どんぶりにご飯を盛る
2、卵をかける(生卵or温泉卵)
3、オクラを乗せる(前日にサッと茹で約5mm間隔に刻む)
4、おじゃこをかける(ちりめんじゃこorかちりじゃこ)
5、刻み海苔をふりかける
6、醤油を適量かけ、できあがり

【レタスとオクラとカニカマとちりめんじゃこのサラダ】
1、レタスを洗ってちぎって、皿の上に広げる
2、サッと茹でたオクラを約5mm間隔に刻んでレタスの上に乗せる
3、カニカマをちぎって、ちりめんじゃこを乗せて、お好みのドレッシングをかける

【肉と長ネギのバジルソース】
1、肉をフライパンで炒める(牛肉、豚肉、鶏肉、何でもOK!)
今まで、牛タンと鶏肉(せせり肉)を試しました。
2、長ネギを約3cm間隔に切って、1に入れる。
3、キノコ類を入れる。(マイタケが評判が良かったです)
4、市販のバジルソースをかけて出来上がり。

【若鶏のトマトソース】
1、若鶏(モモ肉)をグリルで焼き、お皿に並べる
2、とろけるチーズを乗せて、レンジで温める
3、市販のトマトソースをかけて出来上がり

ど素人の簡単メニューです。

長男がオクラが大好きで、オクラのメニューが多くなっています。
また、ビタミンやカルシウム等を考え、野菜とちりめんじゃこを多用しております。

本当は、ソースも手作りのほうがいいのでしょうが、
今回の私の場合、市販のソースに頼っています。手前味噌で失礼しました。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第81号 2014年3月発行
「大丈夫!」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

「1月は行く、2月は逃げる」と昔からよく言われるように、
2014年は、あっという間の2ヶ月が過ぎ、暦は3月に入りました。
「3月は去る」とも言われていますので、きっと今月もあっという間に過ぎ去る事でしょう。

その3月!私どもにとりましては、非常に重要で大事な月になります。
と、いいますのは、この寒い冬の間、じっと土の中で力を蓄えていた「どくだみ」達が、
いよいよ、意気揚々と地上に芽を出そうとしているのです。
冬の間は、芽を出してなかった畑には、
ちらりほらり!と可愛らしい新芽が見えていました。

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(どくだみの新芽)

今年も、しっかりとちゃんと芽を出してくれた「どくだみ」達を見ると、
ほっ!と安心すると同時に、しっかりと頑張らねば!という強い気持ちになります。
これから収穫までの間、しっかりと草引き等の畑の世話をして、
昨年のように大豊作の収穫につなげたいと肚の芯に決意をしました。

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(昨年のどくだみ畑、お陰様で豊作でした。)

それから、その可愛らしい「どくだみ」の新芽は、
私にこう語ってくれたようにも感じました。
「大丈夫!」「春は必ず来るから」「ちょっとした事でくよくよするなよ」と・・・・・

振り返れば、昨年のこの時期も、どくだみの新芽に心を躍らせ、心を強く持ちました。
その時から、一年があっという間に過ぎ、この一年は、本当にいろいろな事があり、
心躍らせる嬉しい事や、心を痛める悲しい事もありました。

前者に直面した時は、楽しく迎える事ができるのですが、
後者に直面した時は、本当にどうしていいのか、心穏やかではありません。
くよくよしたり、ふさぎ込んだり、不安な気持ちでいっぱいになったり・・・

しかし、過ぎてみれば大した事ではなかったようにも思えますし、
その私の悩みなど、どくだみを育む大地の恵み、普遍の春夏秋冬の大自然の流れ、
そして、この一年間の大いなる地球の自転・公転と比べると
本当にちっぽけ過ぎて、お話にならないと思えてしょうがありません。

特に昨年は、記録的な猛暑・酷暑の夏がありましたので、
もしかしたら、この春、どくだみは芽を出してくれるのだろうか・・・?
という心配はありましたが、
そんな私の心配は、小さ過ぎ・つまらなすぎのよう、今年もしっかりと芽を出してくれました。
毎年、どんな事があっても、しっかりと逞しく新芽を出してくれる「どくだみ」達

振り返ってみて、「どくだみ」は1000年も前の平安時代からずっと、
多くの人々に永く愛されてきたという事は、
その前から、ずっと毎年毎年毎年毎年、この季節に新芽を出してきた事でしょう。
どんな事があっても、命は取られず、永い歴史を行き抜き繋いできました。

そんな大地から芽生える「どくだみ」達の逞しい姿は、
私にある大事な事を思い出させてくれました。

それは数年前、ご縁がありまして、
比叡山延暦寺の光永覚道大阿闍梨にお会いできるチャンスがありました。
その頃、私は独立・起業したばかりで、
意気揚々とした気持ちと不安な気持ちに大きく揺れ、
その不安な気持ちを掻き消したく、質問をさせて頂きました。

私:「会社を立ち上げたばかりですが、立ち行かなくなったらどうしたらいいですか?」
すると、にっこりと穏やかなお顔で
大阿闍梨:「命だけは取られんやろ」とおっしゃって頂きました。

その頂いた教えに、本当に心が救われる思いがした事を昨日の事のように覚えています。

しっかりと芽を出した「どくだみ」達は、私に
「ボク達は、どんな事があっても生き抜いてやる!命は取られないぞ!」と
力強くメッセージを発しているようにさえ感じました。

改めて、どくだみの逞しさと自然の恵みに感謝し、
何事にも、大きな心で接したいと、寒風吹き抜ける、
早春のどくだみ畑の上で心に感じました。

(どくだみ畑の上で、私一人でニンニンしている姿は、他の人から見ると・・・
きっときっと、おかしな人に見られていたと思います。)

季節はこれから春に向かって寒暖の変化の大きく、衣服の選択に困る季節です。
お風邪など召さぬよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸