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第114号 2016年12月発行
「出会いに感謝」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

2016年も、あとわずかっ!月日が経つのは、本当に早いですね。
この手作り新聞で新年の挨拶をさせて頂いたのが、
つい最近の事のように思えてしょうがありません。
「光陰矢のごとし」、残りの1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

さて先日の事、十黒梅の自社製造開始の際にアドバイスを頂いた先生が
高知にお越しになられるという事で、少しの時間、お時間を頂きお会いする事ができました。

今年で71歳になる先生、7年前と全く変わらず元気そのもの、
今でも日本全国にとどまらず海外にも、
学会や講演やコンサルティングに飛び回っているとの事。
そのバイタリティーに驚くばかりです。

私と先生との出会いは、2009年にさかのぼります。
当時、十黒梅の自社製造を目指した私は、
インターネットでいろいろと調べておりました。

その中で、これはっ!!と思うホームページを見つけました。

ホームページを詳しく拝見させて頂くうちに、
「この先生に相談しよう!」と強く思い、ご縁を頂きました。

今回7年ぶりにお会いした先生は、今までの事を面白おかしくお話下さいました。
その中で、
「私が講演で、『情熱は人を動かす』という話をする時には、
 必ず細川社長の話をするんですよ」とおっしゃるのです。

どんな話かといいますと、先生への依頼は公的機関や大学を通じてや
人を通じてががほとんどで、いきなり直接の依頼は、
ごくごくまれなケースだというのです。

先生はさらにこうおっしゃいました。
「細川社長の直接の依頼は、情熱と本気さを感じましたよ
 その本気度合いが人を動かすんでしょうね、
 ボクもしっかり応えなきゃと思いましたよ」と。
私としたら、何やら嬉しいやら恥ずかしいやらです。

以前、別の方から
「本気ですれば大抵のことができる。
 本気ですれば何でもおもしろい。
 本気でしていると誰かが助けてくれる」
という名言を教えて頂いた事があります。
これからも何事にも本気で取り組んでいこうと、改めて感じた次第です。

それからしばらく先生との楽しい話の中で、
「細川社長、会社を設立して何年になります?」と聞かれました。
弊社は2006年2月8日設立ですからちょうど、設立10年目の年にあたります。
その事を伝えますと、先生は驚いた様子で
「それは凄い事ですよ、一般的に起業して10年存続する会社は10%未満と言われてます。
 御社は、お客様のお役に立っている証拠ですよ。」とおっしゃって頂きました。

この10年を振り返ってみますと、小さな事務所を借りて妻と二人で起業し、
どくだみ酒の開発、販売、自社工場の設立、自社農地の所有、農業生産法人の取得、
酒造免許の取得、自社事務所の設立、・・・・いろいろな事が思い出されます。

この10年こうして続けてこれたのは、どくだみを栽培して頂いている農家さん、
どくだみの事を詳しく教えて頂いた大学の先生、製造に関してご指導を頂いた先生、
工場の整備にご尽力を頂いた皆様、ご協力を頂いている取引業者の皆様、・・・
そして何より、十黒梅を永くご愛飲頂いております皆様のお陰でございます。
本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

そして、皆様から頂いた嬉しいお便りは、十黒梅を作って本当に良かったと
心嬉しく励まされる思いで、いつも目頭を熱くさせ拝読させて頂いております。
重ねて重ねて重ねて感謝申し上げます。

先生を車で空港までお送りし、帰りの車中で妻と二人
妻:「私たち、本当に運がいいね、あんなすばらしい先生と出会えて」と話になりました。
私:「そうやね、先生だけやない、どくだみを教えてくれた大学の先生
   それから、黒潮町にご縁をいただいたあの方、どくだみを植えてくれた農家さん
   インターネットを教えてくれたあの方々、数えたら本当にきりがない、本当に運がえい」
人との出会い、そして運の良さについて話をし、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

これからも、その時、その時の出会いに感謝しながら、
また、お一人お一人のお客様との出会いを大切に、
皆様のお役に立てるよう精一杯頑張って参ります。

今年も本当にありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

季節は冬本番、寒い毎日が続いております。
北の方は、雪が多いと聞いております。
お風邪などお召しにならぬよう、体調を崩されませんよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。
それでは、失礼します。

細川泰伸

第113号 2016年11月発行
「魂を込めた一手」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

やっぱり11月ですね、こちら南国高知も、めっきり寒くなってきました。
急に冬の到来!という感じで、いったい「秋」はどこにいったのか?
今年はそんな寂しい思いさえ致します。

しかし、その寂しさを吹き飛ばす、非常に楽しみな事があります。
それは、私の愛読書の一冊、将棋棋士・村山聖の実話を描いた作品、
「聖の青春」大崎善生著が映画化され11月19日(土)に公開を予定しているのです。

私の趣味の一つに将棋がありまして、日曜日のNHKの将棋の番組は
録画をして欠かさず観戦しております。

私と将棋の出会いは、小学生の時に祖父に教わったのが最初です。
ただその時は、特に夢中になった訳ではなく、中学・高校・大学・社会人の間、
駒に一度も触れる事はありませんでした。

将棋の魅力に魅せられたのは、社会人になり27歳の時でした。
当時、私は椎間板ヘルニアを患い、長期入院をしておりまして、
隣のベッドのおじさんに「将棋できる?」と誘われして
駒を並べたのがそのきっかけです。

それで、そのおじさん、やたら強いのです!「飛車・角の2枚落とし」
(飛車・角という強力な駒を最初から外してのハンデ戦)でも、
瞬殺のごとく、あっという間に、私の王が詰んでいます。

いやぁ~、悔しいのなんの! その悔しさが私に火をつけました!
将棋の本を取り寄せ、盤に駒を並べ、そのおじさんがよく仕掛けてくる
棒銀戦法という戦法の対策を立てます。

そして対策バッチリと、そのおじさんに挑戦!
おじさん、いつものように、棒銀戦法でやってきました。
本に載っていた対策の一手を放った瞬間!
「うっ!」と、おじさんから一言(勉強してきたなっ!)と無言です。
そこから、数手はわりといい手をさせた思うのですが・・・
しかし、本とは違う手が出てくると、どう対応していいかわかりません。
ご想像通り、またしても完膚なきまでの完敗!

こんな毎日が数日続き、、、、、
ある日とうとう一勝をあげる日がやってきました。

私が一手さして、おじさんが一手さして、私が一手さすと詰む!
いわゆる3手詰みが目前なのですが、読みが間違ってないか?
何度も何度も何度も読み直します。(それまで、読み違いで何度も負けています)

間違いないはず!とさした一手に 「負けました」と、おじさん
念願の一勝の瞬間です。椎間板ヘルニアの痛さなどどこへやらっ!
相手の王を詰ました瞬間、その瞬間のドキドキ感は忘れる事ができません。
もう、完璧に将棋の魅力にとりつかれました。

それでその当時に、大活躍をしていたのが将棋棋士・村山聖八段(当時)です。
東の羽生・西の村山と称され、将来を嘱望されてました。

村山聖八段は1969年6月15日の生まれですから、私と同じ学年ということになります。
ちなみに、1969年~1971年生まれの棋士は「羽生世代」と呼ばれ
強豪棋士ばかりでしたので、同じ年代の棋士たちが棋界を牽引する姿に大きな刺激を受け、
私も頑張らねばっ!と励まされました。

村山聖八段は、5歳のとき、腎臓の難病「ネフローゼ症候群」にかかっていることが発覚。
5年生まで病院に入院し院内学級で過ごしたそうです。
入院中に父から教わった将棋に没頭し、中国こども名人戦で4大会連続優勝し、
中学一年生の1982年にプロ棋士を目指し、1986年11月5日にプロデビューを果たします。

難病と戦い、時には、血尿にも悩まされながら、それでも渾身の一手を繰り出す村山八段、
その後、驚異的な快進撃で順位戦を駆け上がり、
1995年4月、A級八段まで登りつめ、名人位が射程圏となります。

しかし1997年、進行性膀胱癌が見つかります。
その年のNHK杯では、決勝戦まで勝ち上がる活躍、当時、私はテレビ観戦をしておりまして、
息詰まる熱戦に夢中になった事を昨日の事のように覚えています。

さらに1998年には、癌の再発・転移が見つかり、同年8月8日、29歳で死去。
薄れていく意識の中で「……2七銀」が最後の言葉であったそうです。

病魔に侵され、いつ死ぬか分からない状況、
まさに命を削り魂を込めた一手をさし続けた壮絶な姿は、
2000年に「聖の青春」大崎善生著の小説で発表され、今年、映画化となりました。

今回、私は、「聖の青春」をもう一度読み直し、
「どんな苦境の中でも、夢は諦めない」
「いつ死ぬかわからない、一分一秒を大切に使う」
「魂を込めて、自分自身をしっかり持つ」
改めて、自分に言い聞かせました。

今回の映画の主演は、松山ケンイチさんで、この役のために、20kgも体重を増やしたそうです。
「命を削り魂を込めた一手」 映画館に足を運び、スクリーンでの鑑賞を楽しみたいと思います。

季節は、冬に向かってまっしぐら、
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。 

細川泰伸

第112号 2016年10月発行
「ロングヒット・・・?」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

カレンダーは10月に入りました、南国高知といえども、やっぱり10月何と言っても10月、
少しは寒さを感じる頃かと思いきや、最高気温が30℃を超える日が続き、
いつまで、この残暑がどれだけ続くのか?予想できない状況です。

そして「どれだけ続くのか?予想できない」といえば・・・
現在絶賛公開中の映画「君の名は」のロングロングロングヒット!

弊社スタッフの西内は、3回も映画館に足を運んだとのこと、
4回目も計画しているようで、とにかく、いい!!と。

彼女がいうには、ストーリーもさる事ながら、映像が今までにないくらい美しいそうで、
この映画の話になると目をキラキラと光らせています。

確かに、テレビの情報番組等々で、この映画の事は高評価されてますし、
なんでも、映画の中で描かれた実際に場所に足を運ぶという、
「聖地巡礼」ともいわれる社会現象まで起こっているようです。

それでっ! 私ども家族は・・・といいますと、
まず、中学2年の長男は、友達グループで観にいきました。
長男:「お父さん!これは、DVDじゃなく、ブルーレイを買わんといかん」と・・・
   DVDとブルーレイの画像の違いが分かるのか分からないのか?
次に、高校一年の長女は、妻と二人で観にいきました。
長女:「お父さん!すっごい良かった、もう1回観に行きたいくらい」と・・・
妻:「お父さん!なかなか良かった、私は2回目は遠慮するけど・・・」

でっ! 私は・・・
一緒に行く相手がいなくなったので、観に行くチャンスがありません。とほほ。。。
さすがに、46歳にもなったおっさんが、一人でこの映画を観に行くというのは辛いものがあります。

そしてテレビの情報番組では、入場者数の傾向について
今までの映画とこの映画「君の名は」の違いをこのように解説していました。

『今までの映画は、公開前の宣伝力で入場者数を増やし、公開初旬は多く動員をし、
そこから入場者数は下降曲線を辿り、上映終了となる。
しかし、「君の名は」は、下降曲線を取る傾向は見られない。
むしろ、上昇傾向にもあるようだ、それは、同じ人が何回も観たり、
SNSや口コミ等々で映画の良さが広がり、観に行く方が増えているせいではないか』と、

なるほどなるほど! ロングヒットの理由は、口コミなんですね!

それで、口コミといえば・・・ (今回は、やたら・・・が多い新聞になっております。)
「君の名は」を「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅」と重ね合わすには、
大変大変大変、身の程をわきまえず、おこがましい事とは思いますが・・・

十黒梅もご愛飲者様の口コミのお陰で発売以来10年目のロングヒットとなっております。
皆様、本当にありがとうございます。

初めて「お試し品」を購入される方の中には、
「○○さんから、薦められて」という方は少なくありません。
新しい商品がどんどん生まれ、そして消えていく中、
10年のロングヒットは、皆様のお陰でございます。
本当にありがたく、心より感謝申し上げます。

毎日のように頂く皆様からの嬉しいお声は、社員一同、心を熱くして拝読させて頂いております。
そして、インターネット上の「十黒梅体験談フォーラム」には、
10月7日現在で、のべ1,63 4件のお声を頂いております。

これからも、皆様のお役に立てますよう、
誠実に、真心込めて、社員一同、精一杯頑張って参ります。
これからも末永くよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、まだまだ残暑厳しいとはいえ、寒暖の激しい季節となりました。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第111号 2016年9月発行
「一つになる」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

9月に入り、こちら南国高知も急に朝夕がグッと涼しくなってきました。
あの暑すぎた今年の夏は、もうすっかり忘れてしまいそうです。

ただっ! 熱すぎたリオ五輪だけは、まだまだ忘れるわけにはいきません。
(この手作り新聞は9/5現在執筆中で、パラリンピックは、
 これから開幕しますので、 こちらにも期待したいです。)

今回は、「日本初」とか「○○年ぶり」等々、
なかなか獲得できなかった競技でのメダルに興奮を致しました。
土壇場からの大逆転劇にも心を奪われました。

中学・高校とバドミントンに打ち込んだ妻は、
(一応、インターハイには出場したと自慢しております。)
タカマツペアの決勝戦を夢中になって応援していました。

テレビにかぶりついた妻は、「テレビで見たら、スピードが遅く見えるっ!」と言い放ちます。
実際のスマッシュなどは、見えないほど速いというのです。
確かに、男子トップ選手が打つスマッシュの初速は時速350kmと言われてますし、
女子選手でも初速は時速200kmは超えているそうです。

時速200kmを打ち返す! ありえないです!超人技です!

それから私は、中学から高校1年まで、卓球に汗を流してましたので、
今回の卓球のメダル獲得の快挙に胸を熱くしました。

それこそ、テレビで見たら簡単そうに打ってますが、
超高速で回転の掛かったボールを、瞬時にその回転を見極め
それに合わせて打ち返すのは、常人のできる技ではありません。

私は中学の時に、中国のトップ選手の講習会で、サーブを受けるチャンスがありました。
そのサーブが凄いのなんの!実際に受けたらビックリです。
ボールがネットを越えて私の手元でバウンドした瞬間、
ボールの軌道が左90度に曲がったのです!!!!!
まさしくノータッチッ! ボールに触る事さえできません!

2球目、同じサーブがやってきました。
最初の軌道を予想し、ラケットをサッとボールに!
次の瞬間っ! ボールは隣の卓球台へっ! ものすごい回転なのです。

その他、多種多様な競技で最高のパフォーマンスで数々の感動を与えてくれた選手全員に
感謝の気持ち込めて熱い拍手を心から送りたいと思います。

その数々の感動の中で、その精神は、しっかり見習わなければならない
と心に強く感じた選手達がいました。

それは、「一つになる」という日本人らしい精神で
一気にゴールを駆け抜けた「陸上男子・4×100mリレー」の
山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の4選手です。

もう、私がここでお話することではないでしょう。
この4選手、個人では誰も100mの決勝に残れてないのです。
誰も10秒を切っていないのです。
(もしからしたら、このリレーで切れていたかもです。)

世界が驚いたあのバトンパスは見事としかいいようがありません。
個々の持っている力では勝てないけれど、力を合わせ一つになる、
仲間を信じきって、ただ前だけを見つめて戦えば勝機がある!
という事をまざまざと教えてくれました。

私も一経営者ですから、仕事柄、いろいろな方とお話をさせて頂く事があります。
その中で、「製造部門」と「営業部門」の間に軋轢がある、という話を聞いた事があります。
どういうことかといいますと、製造部門からすれば営業部門がもっと売ればいい、
営業部門からすると製造部門がもっと売れる商品を作ればいい、というのです。

それから、「インターネット担当者」と「その他の担当者」間の話もよく耳にします。
「インターネット担当者」は一日中、パソコンの前にいますので、
他の者からしたら、仕事をしていないように見られるというのです。

その他にも、年齢差で「最近の若いものは・・・」「昔のやり方では・・・」等々
同じ会社内で一つにまとまりきれていない、というのです。

確かに、一つの会社には、いろいろな担当部署があって、
その立場立場で、いろいろな考え方や見方があって当たり前といえば当り前です。
しかし、それらの力がバラバラでは、力を存分に発揮する事はできないと思います。

今回のオリンピックは、
自分の役割をしっかりと果たし、それぞれがお互いを尊重しながら、
一つになることの大切さを教えてくれたような気がします。

私たち、食援隊は、
「人を良くする食を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します」という旗の下、
どくだみの栽培、搾り加工、製品製造、衛生管理、販売、アフターフォロー等々
全員の力を一つに「お客様のお役に立つこと」という強いベクトルに結集して、
これまで以上に頑張って参ります。

最後になりましたが、まだまだ残暑厳しい毎日が続いております。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第110号 2016年8月発行
「鍛える、極める。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

季節は、暑い!暑い!暑い!夏本番がやってきました。
こう暑いと、「熱い」の漢字の方が適切ではないかと思える程です。

そして、この暑い夏をさらに熱くさせてくれるのが
4年に一度のスポーツの祭典、リオ・オリンピック、パラリンピック!
この日のこの舞台を夢見、鍛えに鍛えぬかれた、その競技を極めに極めた超人達が、
想像をはるかに超える熱いパフォーマンスを繰り広げる事でしょう。

(この手作り新聞は、8月4日に作成しておりまして
皆様のお手元に届くのが、8月後半になると思います。
もうほとんどの競技が終わっている頃と思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。)

各メディアから流れてくる報道を見ると、
現地の会場施設建設の遅れや、治安、ジカ熱、等や
ドーピング問題で、心配事は多々あるようですが、
大成功で開催される事を心より祈っております。

先月より大会前ともなりますとテレビ放送では、
連日のように注目選手にスポットを当てた特別番組が放映されるようになりました。
どの番組で紹介されるどの選手のその超人ぶり、
そして、その競技に対する姿勢、鍛え方、極め方に圧倒されましたが、

特にそれらの特別番組の中から、私が体全身から驚愕の感を抱いた番組と選手の事を
今月の手作り新聞で、お話させて頂きます。

それは、7月16日(土)にNHKで放映された
「NHKスペシャル ミラクルボディー」
第1回「世界最強の人魚たち」イシェンコ&ロマーシナペア(ロシア)です。

競技は、シンクロナイズドスイミングで、このペアは向かうところ敵無し!
オリンピックと世界選手権で合計44個もの金メダルを獲得し続け、
今回も、優勝候補の筆頭に上げられているペアです。

シンクロナイズドスイミングの競技は、一見華やかに見えますが、
水中は格闘技そのもの!次の息継ぎまでの間、
無呼吸の状態で演技を続けなければならない過酷な競技です。

番組の中で、スポーツ生理学者によると、
「シンクロナイズドスイミングは、陸上競技で言えば3分間のダッシュを
息を停めて行うようなものでしかもそれを笑顔で行うのは信じられない。」
と解説していました。

番組は、この最強ペアを日本に招き、国立スポーツ科学センターにて
最新鋭の特殊機械を使い、二人の身体能力を調べるものでした。

調査が進むにつれ、驚愕の事実が明らかになります。
このペアは肺だけではなく、脾臓(ひぞう)にも酸素タンクを持っているというのです。
(特にイシェンコ選手の方が、その能力が高いというで結果が出てました。)

つまり、通常の人間の場合、肺の酸素タンク分しか息を止めることができないのに対し
このペア、脾臓にも酸素タンク機能を持っているので、演技の後半などで他の選手を圧倒する足技演技が可能であるというのです。

どうして彼女達は、この特別な脾臓を手に入れる事ができたのたか?
番組では、こう解説をしていました。

水中で息を止め逆さ倒立をする「パッドカーチカ」という練習法を
8歳の時から毎日、年間2,000時間を16年間続けており、
この気の遠くなるような地道な練習によって体が適応した結果、
脾臓という補助タンクを手に入れたのだと。

子供の頃に習った「ダーウィンの進化論」が頭をよぎりましたが、
それにしても、それにしても、それにしても!
プールで鍛錬に鍛錬に鍛錬を重ねたら、脾臓から酸素が送られるようになった、
つまり、内臓が進化し、水中での長い潜水時間が可能になった
鍛えれば、脾臓に酸素タンク機能を持てるというのは驚きの一言では語れません。
まさしく人を超えた超人の中の超人、恐るべし!

私事、昨年より運動不足解消にと、近くのプールにしげしげと通っておりまして
クロール1000m 背泳500m あとは気分次第で追加のメニューに取り組んでおります。
今年になって、最初のクロール1000m、昨年のそれより息は持つようになったと感じ、
少しは努力の甲斐があったと自己満足をしておりましたが、、、
どうやら、そんなレベルではないようです。
(すみません、私を引き合いに出すべきではなかったようです。)

改めて、一つの事を「鍛える」「極める」その凄さ、そして深さを痛感いたしました。

そして、このことを自分に当てはめてみた時、「どくだみ」といえば「食援隊」
「どくだみ酒」といえば「十黒梅」と即答されるよう
さらにさらにさらに「どくだみ」に対し今まで以上に、
深く深く深く接する事が大切だと心に誓いました。

8月に入り、どくだみ畑は手入れの時期になりました。
しっかりと手入れをして、来期の収穫に繋げたいと思います。

今年も、猛暑の夏がやってきました。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第109号 2016年7月発行
「私の日めくりカレンダー」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

2016年、あっという間にっ、はっ半分が過ぎてしまいましたぁ~~~!
「光陰矢の如し」とは、昔の方はよく言ったものです。
そうです。6月が過ぎ去り、今月は、もう!もう!もう!もう!7月
私の卓上にある「月別カレンダー」は、もう半分が用済みで
残り7~12月の6枚となり、何だか寂しい気持ちがしております。

ただっ! 私にとりまして今年2016年はいつもの年とは、ちょっと違います。
ちょっとどころか、かなり違います! その理由は・・・

「月別カレンダー」の横に、ひときわ存在感をかもし出している
心底お気に入りの「日めくりカレンダー」あるからです。

「日めくりカレンダー」、皆様ご存知だと思います。
1日ずつ、いろんなメッセージや写真があり
1年間毎月オールマイティーで使えるカレンダーです。

最近では、「相田みつを日めくり(ひとりしずか)」や
松岡修造氏の「(日めくり)まいにち、修造!」
「(日めくり)スティーブ・ジョブズ」等々、
心温まるメッセージやポジティブなメッセージを綴ったもの、
犬や猫の写真の日めくりカレンダー、視力アップやヨガ等、
多種多様な日めくりカレンダーがあるようです。

それでっ!私のお気に入りの「日めくりカレンダー」は、

「ゴルゴ13 日めくりカレンダー」です。

日めくりカレンダー

「ゴルゴ13」は、ご存知の方も多いと多いと思います。
著者さいとう・たかを氏により1968年11月にで連載を開始し、
今現在も連載中という、ロングロングロングヒットの漫画です。
(しかも今まで一度も休載がないのが凄すぎです。)

主人公の超A級スナイパー(狙撃手)「ゴルゴ13」は、不可能を可能にする男で、
どんな困難な狙撃も顔色一つ変えずに完璧に任務を全う!
作品中には、現実におきた事件や実在の国名や組織・個人名まで登場し
ゴルゴを読めば、世界情勢が分かるともいれています。
(作品は、あくまでもフィクションなのがゴルゴ13です。)

この「ゴルゴ13 日めくりカレンダー」は、私の誕生日プレゼントにと、
社員みんなが相談して厳選してくれたものです。

私は何を隠そう、ゴルゴ13の大ファンで、家の書棚には全巻揃っております。
(別に隠しているワケではありませんが・・・)

不可能を可能にする男「ゴルゴ13」の何が私をそうかき立てるのか?
これを話せば、1週間は軽くかかるでしょう、
いろいろなゴルゴ13の魅力のエッセンスは、語っても語っても語りつくせません。

そこでっ!ゴルゴ13の魅力のエッセンスの1つ 「仕事感」について
「ゴルゴ13 日めくりカレンダー」より抜粋して、紹介させて頂きます。

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1日 「オレの仕事だ!」

仕事は、しかたなくするものではない。
会社や上司にほめられたり、クライアントに礼を言われたくてするものでもない。
仕事をパーフェクトにこなすのは当然のことであり、
礼を言われたり、賞賛されたりする筋合いのものではないのだ。
仕事をするということは、生きることそのものである。
自分の生き方に合わない仕事なら、最初からしなければよい。
しかし、一度選択して仕事に入ったなら、それは誰のものでもない、自分の仕事なのだ。
愚痴などこぼすのは最低である。そして、どんなことがあっても、それをやり通す。
そんなゴルゴの仕事に対する姿勢を、是非見習いたいものである。

14日 「俺は、ただ依頼者が絶対的に求める、
技量と価値観を身につけるよう心がけているだけだ」

ゴルゴはきわめてマイペースな男である。自分のルールに合わない仕事は引き受けないし、
ルールに従わない依頼人も受け付けない。
しかし、ひとたび納得して仕事を引き受ければ、どんな事があっても、
たとえ依頼人が死んでも、必ず遂行する。ゴルゴは、実は依頼人との信頼関係を重視する。
ほとんどの場合、依頼人との関係はたったの一度だけのものなのだが、
自分を信頼してくれる相手には、全身全霊で応える。
それが、本当のプロフェッショナルの流儀と言えるだろう。

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以上 ゴルゴ13 日めくりカレンダーより抜粋

私は、2006年2月に起業し、この食援隊を立ち上げました。
お陰様で10年が過ぎ11年目に突入しております。

これも偏に、永く十黒梅をご愛飲の皆様、そしてご縁を頂いた皆様のお陰と
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

起業した時は、どんな仕事をするか、選ぶ事ができました。
私は、「食」に携わる両親の元に生まれ、
「毎日の元気は食べたり飲んだりすることから」
といつも「食」の仕事にニコニコ顔で励んでいる2人を見て
大きくなったら、同じ「食」の仕事をしたいと幼な心に思ってました。

また、両親より事あるごとに
「食という漢字は人に良いと書く」 と教わりました。

ですから、「食」に携わる仕事を選びました。

妻が体調を崩した事がきっかけで「どくだみ酒」を知り、
この「どくだみ酒・十黒梅」を生業として選びました。

どくだみ酒・十黒梅を開発し発売に至った時、
お世話になった方から「天職だと信じて頑張りなさい」と
アドバイスを頂いた事を今でもハッキリと覚えております。

そして、ご愛飲の皆様に喜んで頂けるよう、ご期待に応える事ができるよう、
誰からも「それは無理だろう」と言われた「農業生産法人」「酒造免許」を取得し、
自社で、どくだみを栽培し、搾り加工し、酒造(製品化)そして販売までできるようになりました。

規制緩和がずいぶんと進んできたとはいえ、一般の会社が「農業生産法人」になり、
農業に参入する事はまだまだハードルが高く、難しい事ですし、
「酒造免許」の取得の難易度は、想像をはるかに超えるものでした。

これからも、さらにさらに皆様のご期待に応える事ができるよう
強い思いで仕事に接せねばならない!
そう、不可能を可能にする男「ゴルゴ13」に、教えられているような気がします。

2016年の残り半分の7月から12月、この日めくりカレンダーしっかりめくって、
強い思いを持ち続け、充実した2016年にしたいと思います。
そしてもちろん、「きょうもいちにちありがとう・当店オリジナル月別カレンダー」も
毎月めくって、しっかりと頑張っていきたいと思います(^^♪

今年も、大変暑い夏がやってきました。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第108号 2016年6月発行
「2016年のどくだみ収穫♪」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

先日、単身赴任中の約100km離れた黒潮町の工場から自宅に向かっての移動中の事。
車のラジオから、こんな話題が流れてきました。 それは、「五月晴れ」とは・・・?

私は生まれて46年間、5月の雲ひとつない気持ちのいい快晴の天気だとばかり思って、
その話を聞いておりましたら、どうやら・・・6月の梅雨の合間の晴れの天気との事。

解説によれば、「五月(さつき)」は旧暦・陰暦の呼称で、旧暦5月(今の6月)が
梅雨のころにあたるところから、「五月晴れ」は「梅雨の晴れ間」の事を言ってたそうです。
それが、現代では「新暦の5月の晴れ」の意味でも使われるよう定着したとの事です。

そこで今回!現代版「五月晴れ」の下のどくだみ畑をご紹介致します!

どくだみ畑 どくだみ畑
弊社のどくだみ畑 太平洋が望めます。

はいっ! 5月の連休明けからスタートの2016年度のどくだみの収穫・搾り作業は、
誰も怪我をする事なく、無事に大収穫で終了致しました。
そして単身赴任生活も無事に終了しました。
(毎年どくだみの収穫期は、現地に単身泊り込みで、収穫作業・搾り加工に従事しております。)

そして今年も、多くの地元の方にご協力を頂きました。

どくだみ収穫 どくだみ選別
大忙しの収穫作業 選別作業は手作業です

どくだみの栽培を始めた2008年から、お世話を頂いている「さくおんちゃん」は、
今年で86歳になるそうで、「どくだみを世話せないかんけん、長生きせんといかん」と
ニコニコ笑顔で収穫作業に汗を流して頂きました。

どくだみ収穫 2016dokudami1k
今年86歳になる「さくおんちゃん」 通称:どくだみシスターズ
左から、たずさん、れいこさん、みちこさん
持っているどくだみは1kg
十黒梅900、1本で約1kgの
どくだみを使っております。

そして「さくおんちゃん」は、栽培を始めた当時の事をいつもこう振返ります。
「どくだみは、なんぼでも生えるけん、簡単やと思いよった」と、

どくだみの栽培を、縁があってこの地・黒潮町の農家さんにお願いした際、
「どくだみの栽培は簡単やろ」と異口同音。どくだみの繁殖力は皆様もご存知の通りで、
勝手にどんどん生えるものとたかをくくっておりました。

しかし、実際に栽培を始めてみると、他の草が黙っていません。
どの世界にも、上には上がいるものです。
農薬を使わず栽培しているものですから尚更のことです。

どくだみ以外の草を一つ一つ丁寧に抜いていく作業は過酷を極めます。
中には、栽培を断念する農家さんもいらっしゃいました。

2016年今年、こうしてどくだみが大豊作であるのは、
頑張って頂いた農家さん、弊社の畑の手入れをしてくれた社員、
その他、携わって頂いた多くの皆様のお陰です。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

どくだみの収穫作業が終わった日、栽培開始の2008年から
毎年欠かさず来て頂いている「れいこさん」(80歳)は、
「来年も、また呼んでよぉ~、どくだみが励みやけん」とおっしゃってくれました。
地元の方に、このように言って頂き本当に嬉しい限りです。

そして何より、私どもがどくだみに携わる事ができるは、
十黒梅のご愛飲者様皆様のお陰でございます。本当にありがとうございます。
皆様が十黒梅をご愛飲頂き、イキイキした毎日を送って頂く事が私たちの何よりの喜びでございます。
毎日、お寄せ頂く皆様からのお喜びのメッセージに、
どくだみに携わって本当に良かったと、心底感じるものがあります。

こうして、いくつもの喜びの輪が、幾重にも幾重にも重なる幸せを感じ
これからも、皆様に愛されお役に立てる十黒梅をお届けできるよう、
どくだみの栽培、搾り加工・酒造・サポート・出荷まで、社員一同、
誠心誠意心を込めて頑張って参ります。

季節は、曇り空の多い梅雨の季節となりました。
体調管理が難しい毎日が続きます。
皆様の健康管理に「十黒梅」がお役に立てれば幸いです。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第107号 2016年5月発行
「喜びの多重奏」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

先月14日に発生しました熊本地震は、本当に驚きました。
そして、テレビや新聞等々で伝えられる現地の様子に、
ただただ、心が痛む思いがしております。
被害に遭われました皆様、謹んで心よりお見舞い申し上げます。
一日でも早い復興と皆様のご無事とご健康を心よりお祈り申し上げます。

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季節は、新緑の5月を迎えました。こちら高知は真夏を思わせる陽気の日もあり、
長袖にしようか?半袖にしようか? 服装選びに頭を悩ませております。

そして、5月といえば・・・私達にとりまして、一番大切な季節!
そうです! どくだみの収穫期がやってきました。

一年間、農家さんが畑のお世話をしっかりとして頂いたお陰で、
今年も元気にどくだみが育ってくれました。今年も豊作と言っていいでしょう!

農家さんのお一人、酒井さんは、
「社長ぉ~~~、どうぜ、ばっちり育っちょおうろう」と誇らしげです。

NL5_001 NL5_004
酒井さんと酒井さんのどくだみ畑 弊社のどくだみ畑

どくだみの収穫作業は手刈りで行います。
刈り取ったどくだみは、「こも」と呼ばれる袋に包んで
畑から選別の作業場に運ばれます。

選別作業も、もちろん手作業です。
他の草や弱った葉が混ざらないよう、丁寧に選り分けていきます。

どくだみ収穫 どくだみ選別
収穫の様子 手作業の選別作業

こうして、多くの方に丁寧に丹精込めて作って頂いたどくだみをみると、
「しっかりと製品作りに励まなければ!」と強い思いがこみ上げ、
昨年あった、ある出来事を思い出しました。

その出来事とは・・・
昨年の事、高知大学で平成27年4月1日に
38年ぶりに新設された新学部「地域協働学部」から、
「6次産業について学生に講義をして欲しい」とのご依頼を頂きました。

「高知大学の地域協働学部」とは・・・・ 以下、高知大学HPより抜粋
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地域協働学部は、地域力を学生の学びと成長に活かし、
学生力を地域の再生と発展に活かす教育研究を推進することで、
「地域活性化の中核的拠点」としての役割を果たすことを目的としています。
高知県全域を中心的な教育研究フィールドとし、
地域との「協働」というアプローチによって、地域とともに課題解決を図っていきます。
人材養成では、産業振興を担う「地域協働型産業人材」を育成し、地域社会の発展に貢献します。
特に、第一次産業、第二次産業、第三次産業の協働により地域資源を活かした6次産業化を推進して
ニュービジネスを創造できる「6次産業化人」、「産業、行政、生活・文化の各分野における
地域協働リーダー」を「地域協働」の教育を通じて育成します。
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大学の先生がおっしゃるには、私どもの事業スタイルがまさに6次産業で、
是非、学生に事業を起こした経緯や現状を話して欲しいとの事でした。

通常でしたら、私のような者がそんな大それた事をと、お断りするところでしたが、
少しでもお世話になった地域のお役に立てれば、若い学生さんのためになれば、と思い
引き受ける事にしました。

私は、学生さんに6次産業化について、どう話せばいいか?ずいぶん頭を悩ませました。

まず、インターネットで6次産業を調べてみますと
農業・水産業の1次産業、食品加工の2次産業、流通・販売の3次産業
これらを全て行う事で1+2+3=6で6次産業との事です。

確かに私どもは、どくだみを栽培し、搾った搾り汁をお酒に加工、そして販売をしております。
6次産業といわれば、その通りなのですが、
最初から6次産業化を考えたものではありません。

最初は、妻が体調を崩した事がきっかけで、十黒梅を開発しました。

そして、皆様に安心して永くご愛飲頂きたいという思いで、
当時、原料のどくだみの確保が難しかったので、
農業の経験など全くありませんでしたが、自分達で栽培を始めました。

また、より良い商品を作りたいという思いで酒造りを学び、
酒造免許を取得して、最終商品まで私どもで作るようになりました。

つまり、すべてご愛飲の皆様のお陰なのです。

私は、この事をありのまま正直に話す事にしました。

そして、確かに、1+2+3=6で6次産業なのですが、
単純にそれだけではないように思えてしょうがありません。

しばらく考えておりましたが、なかなか明快な答えが思い浮かびません。
「下手の考え休むに似たり」、まずは1日の仕事を済ませてから、
それからゆっくり考えようと、パソコンを立ち上げメールをチェックすると・・・

十黒梅をご愛飲の方から、嬉しい嬉しい嬉しいメールが届いておりました。
この嬉しいメールは何よりの私ども宝物です。
どくだみを栽培して本当に良かった!十黒梅を作って本当に良かった!
心の底からそう思えて、感謝の気持ちでいっぱいになります。

その時、はっ!としました!
6次産業とは・・・「喜びの多重奏」ではないか?

皆様の喜びは、私どもの何よりの喜びです。
「栽培」「商品加工」「販売」が一緒だからこそ、
私達、そして携わるすべてのスタッフが、
お客様から直接、嬉しいお声をお聞きすることができます。
(もちろん、改善への厳しいお声も聞くこともできます。)

皆様に喜んで頂けるからこそ、しっかり栽培しなければならない
しっかり、製品を作らなければならないと、強く固く思えます。
誠実に、そして、関わるすべての人、一人一人との出会いに感謝。
そのようなことを、ありのまま学生達に話させて頂きました。

昨今、「偽装問題」「データ改ざん」等、
信頼を裏切る絶対にあってはならない出来事がニュースを賑わせております。
同じ作り手として信じられません。そして「身勝手な独奏」としか思えてなりません。

今回、農家さんが一生懸命育ててくれたどくだみを手に取り、
ご愛飲の皆様、農家さん、そして私どもスタッフ全員で、
「喜びの多重奏」を奏でていけるよう、しっかりと製品作りに励んでいきたい、
そう改めて感じることができました。

朝夕、肌寒い日もありますが、季節はこれから、夏に向かってまっしぐら!
上手に服装をお選び頂き、体調管理には、十分お気をつけ下さいませ。
それでは、失礼します。

第106号 2016年4月発行
「弊社移転のご案内」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら南国高知は、厳しい寒い冬の季節から、春爛漫の桜の季節を迎えております。
(桜の季節は、あっという間ですから、この新聞がお届けの頃は、終わっているかもしれませんね)
休日ともなると桜の下で昼間っから飲めや歌え、お花見を楽しむ方々で大賑わい、
高知の人って、本当によくお酒を飲むんですよ。

かく言う私も、お酒は好きな方ですので、今からお花見の段取りをしており、
場所はしっかりと決まっております。

その場所とは・・・
弊社移転先の裏の公園、桜の木を眺めながら・・です。

こちら高知では、南海トラフ地震による津波の心配が深刻です。
そのため以前より、高台に十黒梅を保管する倉庫の必要性を考えておりました。

十黒梅は、永く続けてこそ、の健康酒だと信じております。
もし、なんらかの外的要因で、長年、ご愛飲頂いていらっしゃる皆様に、
十黒梅をお届けできなくなる事だけは、絶対にあってはならないと強く感じております。

昨年の事、幸いな事に、現在の弊社事務所から歩いてすぐ近くの高台に、
希望に適う物件が空きました。私は、運命を感じました。
その後、様々なことをしっかりと考え、移転することに決めました。
これにより、しっかりと十黒梅を保管可能な倉庫とそして事務所をあわせ持つことができます。

4月18日(月)より、下記住所に移転いたします。
高知県高知市瀬戸南町2丁目2-8-39
tel 088-854-5505   fax 088-854-5506

電話番号やFAX番号は変わりません。
また、フリーダイヤルも変わりありません。
なんでも返信封筒等、以前の住所のままでも、
郵送物は届くようにしておりますので、どうぞご安心くださいませ。
パンフレットやご案内などの印刷物は、随時、新しい住所に変更してまいります。

今後とも何卒どうぞよろしくお願いします。

さて、4月のどくだみ畑は・・・といいますと、
少しずつ少しずつではありますが、活気を帯びてきております。

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(4月5日現在)

おそらく、ゴールデンウィーク前あたりには、
元気いっぱいにどくだみは葉を広げ、可憐な花をいっぱいに咲かす事でしょう。
一年間、一生懸命に世話をした甲斐が報われます。

先日、農家さんの一人が
「社長ぉ~、どくだみの世話で、手がこんなになったぜぇ~」と誇らしげに嬉しげに、
その両手を見せてくれました。

十黒梅をご愛飲の方を思い、一生懸命になって雑草を引き、
どくだみの世話をして頂いた農家さんのその手を見て、
私は感謝の気持ちで目頭が熱くなりました。本当にありがとうございます。

中には、爪が無くなるまで草引きをして、
どくだみの栽培に頑張って頂いた方もいらっしゃり、
感謝の気持ちでいっぱいです。

大事に大事に大事に、どくだみを育てて頂いている農家さんがいらっしゃって
大切に大切に大切に、十黒梅をご愛飲頂いている皆様がいらっしゃって
本当に本当に本当に、私どもは幸せです。

皆様のご期待にお応えするよう、
どくだみの搾り加工、どくだみ酒の酒造、そしてサポート、お届けまで
社員一同、真心込めて一生懸命取り組んで参ります。

季節は桜前線北上中、日中はずいぶんと暖かい陽気ですが、
朝夕はまだまだ肌寒さを感じます。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第105号 2016年3月発行
「3月のどくだみ畑」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

暦は3月に入り、こちら高知は、寒さが少しずつですが和らいできたように感じます。
これから、麗らかな春に向かってギアチェンジ!
今月末には、待ちに待った桜の季節になることでしょう。
(高知の今年の開花予想は3月25日だそうです)

桜の季節が近づくと・・・  私どものどくだみ畑も、徐々に活気を帯びてきます。
そうです! 冬の間、じっと体力を土の中で蓄えていた「どくだみ」が、
土の上に、顔を出してきてくれているのです。

作物によっては、豊作の年もあれば凶作の年もあったりと、
作る者にとりましては、心配事が絶えないところがあります。

2008年よりどくだみの栽培を始めてから、毎年この時期は
「どくだみは顔を出してくれるだろうか?」「今年も、大丈夫だろうか?」と
心配ばかりしております。
しかし、今年もそんな心配は取り越し苦労のようで、「ほっ」としております。

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そして、私たちにとりまして、これからの季節が一番大事な季節です。
雑草を一つ一つ丁寧に取り除かないと、収穫ができなくなります。

栽培を始める前は、どくだみは他よりも強いので、と思っておりましたが、
実際に栽培してみると、上には上がいるんですね
どくだみを押しのけるように生える雑草!雑草!雑草!雑草!雑草!

通常の作物の栽培なら、安全が認められた農薬を使い、雑草退治をするところですが、
私たちのどくだみは、それらの農薬は一切使わずに栽培しております。
雑草退治は、忍耐強く一つ一つ丁寧に取り除く方法しかありません。

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現代において、私たちの身の回りには、「自動」との名の付く便利な物があふれています。
私が小学生の頃は、洗濯機は2層式でしたが、今では1層式の自動洗濯機です。
そして、自動食器洗浄機が数年前に電器店に登場したと思えば、
ついには自動掃除機も各社が製造するようになりました。

私の趣味の「釣り」の中にも、電動リールというものがありまして、
スイッチオン!で、巻き上げてくれます。(これは、本当に便利です。)

さらには近い将来には、自動運転で走る自動車も、きっと登場する事でしょう。
本当に、いろいろな物がどんどん便利に自動化されてきております。

しかし、この雑草退治(草引き作業)だけは、きっと自動化される事はないでしょう。
人間が、忍耐強く、辛抱強く、根気強く、雑草に向き合うしかありません。

とても手の掛かる大変な作業ですが、、、、いい事もあります。
それは、しっかり成果が出る! という事です。
雑草をしっかり取ってやると、それに応えてくれるように、どくだみは元気に育ちます。
(必ずとは言えません。大きな天候不順、天災、獣害などあれば別です。)

世の中には、しっかり成果が出る事ばかりではないと思います。
逆に、一生懸命頑張ってもなかなか成果が出ない方が多いのではないでしょうか?

そして、ここをしっかり頑張れば・・・・
十黒梅のご愛飲者様のお役に必ず立つ事ができると確信しております。

先月も、たくさんのご愛飲者様から、嬉しいお声を頂きました。
この後のページで、ご紹介させて頂いております。
また、インターネットでも、ご紹介しております。
GoogleやYahoo!などで「十黒梅 体験談」のキーワードで、検索してみて下さい。

皆様の嬉しいお声にお応えすべく、しっかりと畑の手入れに頑張っていきたいと思います。

季節はこれから春に向かって移り変わって行く事でしょう。
寒暖の大きな変化が予想されます。
お風邪など召さぬよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸